寄生種族ジュエリー ゴットン熱愛を知る☆★☆★



GM : さて、ライカンスロープたちの町を出て、皆さんは商隊とともに次の町を目指しています。
商隊を率いているのはライカンスロープの商人のおじさんです。
他にもいろんな種族の商人や、商隊とともに町を巡っている踊り子さんもいる。
それから、警備のために雇われた傭兵達と、君たち。
そして、同じく客として同行しているフードのおじさんが一人いますね。
次の町までは一週間ほどかかるそうです。
セラ : セラちゃん、らくだに乗せてもらうの〜。
GM : 君たち以外はおじさんばかりだから、踊り子のお姉ちゃん達が君たちのところに遊びに来たりするよ。
ロック : こなくていい。
セラ : 武器商人さんはいない?
GM : まぁ、いないこともないけど?
セラ : 今ね、武器がひとつもないの。割引してね、おじちゃん。
エドガー : ここは、ひとつ女の子たちとお話をしなくては……。

野営中、セラは商人を捕まえてブロードソードと弓を買う。
そして、他には特になにごともなく、1日目、2日目が過ぎてゆく。そして3日目の夜。


GM : 隊長さん曰く、『行程も半ばですし、ここらで皆で酒でも出して祝いましょう。』ということです。
ロック : 俺、寝る。
セラ : 踊り子のおねえちゃんたち、踊ってくれるのね、きっと。
エドガー : ああ、見とく、見とく。
GM : 5人ほどの踊り子が、シャラシャラと踊ってます。
エドガー : もちろん、すでにチェックは済ませてあるから、きっともう話してるよ。
GM : で、宴ですが、ロックは寝るのね?エドガーは参加してると。で、他の人は?
セラ : エドガーのナンパを邪魔してみようかな。
エドガー : ……インサイトで逃げます。
セラ : お兄ちゃん、お兄ちゃん、って。……普段は呼び捨てにしてるくせに、こういう時だけお兄ちゃん。
エドガー : しっ、しっ。
セイラ : ひどい(笑)
GM : たき火を真ん中にして、売り物の酒樽をひとつ開けて、みんな盛り上がってます。
エドガー : ロック起こしに行く。
セラ : ……それって、起こしに行くんじゃなくて襲いに……。
エドガー : 違う!!『何ふてくされてんだ、遊ぼうぜ、遊ぼう。』
ロック : だって、酒飲むんでしょ?
エドガー : 飲もう。酔わせてみたい。
GM : 次の日も旅だし、そんなに強い酒じゃないよ。
ロック : でも、強くないって油断したら、たくさん飲んじゃうからダメ。
エドガー : 酔ったところ見たことないよな……酔ったところ見てみたい。
という訳で、起こしに行く。ドンドンドン!
GM : ……エドガー、酔ってるんと違う?
エドガー : ドンドンドンドン。
ロック : やかましい!物投げる。
エドガー : ……起きてるな。起きてこ〜い!ドンドンドン。
ロック : やだ。
エドガー : ……セイラさん、セイラさん。アンロックで開けて下さい。
セイラ : え?
エドガー : こいつ、引きずり出すんです。
セラ : セラちゃんはさすがにそこまではついて行かないから、パパと一緒にお酒飲んでる〜。
GM : そうこうしてる宴のすみの方では、同行してたフードの男がござを広げて、小さな宝石を売っています。
セイラ : じゃ、私、見に行って見る。
GM : フードの男は、宝石商だと名乗ってます。
『これは大きな宝石を削った時に出た屑石なので、安く売りますよ。』
エドガー : 私もくれ〜。私もください。
セラ : 買ってどうするの?
エドガー : そりゃ、もちろん。
GM : 『どこかで細工してもらえば、良いアクセサリーになりますよ?』
エドガー : え、細工してないの?
GM : うん、裸石。
ロック : なぁ、俺、起こされたの?
エドガー : 起こした。なぁ、お前、鑑定してみろよ。
ロック : 鑑定するの?(コロコロ)あ、失敗。
エドガー : ロック、どうだった?ん?どうした?お前、きらきらが好きなんじゃなかったのか?
ロック : …………。
エドガー : 何だ、この沈黙は。
ロック : ……エドガーは置いといて。
えっと、宝石商人ならちょと聞きたいことがあるんだけど。
俺の持ってる宝石はどれ位の価値がある?って見せる。
GM : 宝石?あぁ、見つけた奴ね。鑑定してみよ (コロコロ)
『おお、これはかなりの値打ち物じゃないか。どこで見つけたんだね。』
ロック : いや、それは言えないけど。俺のいた国。
いや正確には、こいつ(セラ)のいた国の塔の中の3階の角の部屋の倉庫の中。
セラ : ちょっと待て!ちょっと待て!人の家の財産を!!人の村の財産を何をしてるの!こら!
ロック : これもまた、俺の仕事。で?
GM : 『どこかで、何かアクセサリーにでも細工してみたらどうだね。かなり立派な石だぞ。』
ロック : え〜、アクセサリー?
GM : 『あなたでしたら、何か武器の柄にでも細工してみるとか。』
ロック : 俺、そういうの趣味じゃないの。
GM : 『では、女性にプレゼントするとか。』
ロック : ……お前、殺されたい?
GM : 『いえいえ、これは失礼を。』
セイラ : 宝石、売って下さい。
GM : 『はいはい、何色がよろしいですか?』
セイラ : 何色があるんですか?
GM : 何色でもあるよ。各色、取りそろえて。
エドガー : アクアマリンとね、アメジストを買う。2つ。
ゴットン : 何ですか?
セイラ : 宝石をね、買ったの。
ゴットン : なんで?
セイラ : え、きれいだったから。
ゴットン : じゃあ、俺はブラッドストーンをください。
GM : 『はいはい。』と、ざくざくと探って出してきてくれる。
セラ : ざくざく?袋にでも詰めてるの?
GM : 小さめの宝箱みたいなのに詰めてあるね。
エドガー : (こそこそと)くすねてやれ、くすねてやれ。
ロック : ……お前ねぇ……
GM : 『お嬢さんはいかがです?』
セラ : セラはね、額に水晶してるから、他にお守りみたいなの持ったら効力が薄れるから、いらないの。
GM : 『そうですか、では、お兄さんは?』
ロック : 俺もいらない。
GM : そしたら、おじさんは他の商人さんたちのところに売り込みに行った。
踊り子さんたちも買って、喜んでる。
ロック : さっさと踊れ。
セラ : おい、危ないぞ!
ロック : だって、無理やり起こされて、踊り子も踊らないし、ぼーっとしてるんだよ?
セラ : ……己に酔ってるような気がする、ロック。
GM : まあ、ピンクの妖しげな透け透けの衣装で踊ってるよ。
ロック : エドガー、興味ある?
エドガー : ん?踊りに?
ロック : いいや、透け透けの衣装に。
エドガー : ……別に……そんなもんだろ。(ぺちっ)いてっ。
いや、女性は何を着ても似合うんだ。
セラ : にょろにょろ〜。
GM : 『あら、一緒に踊る?』
エドガー : あ、さんせ〜い。セラの踊り見てみた〜い。
ロック : 俺、笛吹いてやるから。
一同 : (笑)
セラ : セラちゃん、コブラじゃないも〜ん。

そして、酒盛りは夜遅くまで続きます。皆が、程よく酔っ払ったころ……。

GM : 宴の最中も、周辺で傭兵さんたちが見張りをしてくれてたんですが、そちらの方から声がします。
『森の方から何かが来るぞ!!』と。音が聞こえるかどうか知覚判定してください。
ゴットン : (コロコロ)成功。
セイラ : (コロコロ)あ。失敗。
GM : 成功した人は、何か小さいものが森の中を集団で走ってくるようなそんな音が聞こえる。
エドガー : 教えてくれないと、剣をかまえることも出来ませんが。(どうやら失敗したらしい)
ゴットン : 剣を持って見に行って見る。
セラ : 知らせてから行って。お願い。
ゴットン : とりあえず、確認。
エドガー : 私たち、行かなくていいのか?
ゴットン : いいよ。酔ってるだろ。
ロック : 寝てま〜す。
エドガー : 私、酔ってないよ?
ゴットン : お前は女に酔っとる。
一同 : (笑)
GM : ゴットンだけ見に行くのね。
行ってみると、見張りの傭兵さん2人が森の方に剣をかまえている。
見ると、地面をざぁっと何かが走ってくる。
暗いから良く見えないけど、何か小さいものが。
ゴットン : 暗視する。あ、俺は変身しないとだめなんだった。頭だけ変身。一瞬だけ。
GM : ねずみ。ジャイアントラットの群れです。
傭兵さんたちに襲いかかり、ゴットンにも10匹ぐらい飛びかかってきます。
それでも余るので、テントの中にも飛び込んでくるよ。
みんなそれぞれ5匹くらいづつ相手してもらおう。
セイラ : え、そうなんですか?
セラ : どれくらいの大きさ?
GM : 小型犬くらい。
ロック : 俺、酔ってるからさ〜。
きっとね、エドガーの肩にもたれて寝てたのにエドガーが立ち上がって、ごてって落ちるの。
エドガー : あ〜〜!ごめん、ロック!
ゴットン : その上をねずみが走り抜けていく。
ロック : だって、俺、酔ってるってことは何にも出来んよ?
エドガー : じゃあ ロックを抱えて……重い。
セラ : ダメよ〜、一人くらい抱えて戦えるくらいの体力ないと〜。

そして、戦闘開始。
わらわらとたかってくるねずみ相手に、かたっぱしからたたき切り、魔法が飛び、セラが毒を吐く。
数が多いので、時間がかかりはしたものの、無事撃退しました。


GM : 全部かたずいて周りを見ると、他の人たちのところもかたがついたみたい。
周囲一面、ねずみの死骸ばっかり。
商人さんたちも、短剣で戦ってたらしい。
あと、 宝石商の人はどうやらソーサラーだったらしく、焼け焦げたねずみの死体が転がってる。
隊商の隊長さんが君たちのところにやってくる。
『こんなことは初めてです。一体何があったのか……』
戸惑っているようですね。
エドガー : こんなの、毎回あったらいやだよ。
ゴットン : 恒例行事だったらいやだな。
GM : 『ここではなんですので、場所を移して休みましょう。』
セラ : ともかく、誰か、火葬にして。
GM : それなら、鼠の死体を一か所に集めてもらって、例の宝石商がファイアボールで火をつけて燃やしますね。
それから場所を移して皆でテントを張り直して、休みましょうということで解散しました。
えっと、テントは男女で別れて寝るよね?翌朝、それぞれのテントで目が覚めます。
ロック : 頭いたい〜、二日酔い〜。
GM : 昨日、宝石買ったのはエドちゃんとセイラよね?(ちなみに、ゴットンもでした)
朝、起きると、どうも額のあたりに違和感を感じる。
エドガー : ゲゲ。はまってるのかもしれん。
セイラ : え、はまってるんですか?
GM : うん、さわってみたら、硬い感触がある。はまってるようだね。
セイラ : でも、ヒンディみたいでかわいいかも。
エドガー : 自分の目と同じ色買っちゃったよ。あ、でも、赤色買ってないから違うんだ。
ちょっと、おやじに殴りこみを。
GM : あとね。えーと(コロコロ)セラ。購入者とは別に、セラには少し大きめの石が額にはまってるよ?
セラ : ……や〜ね〜。ただでさえ、キチェしてるのに。
GM : カチカチ当たってるのかも。
でね、セラの頭の中に話しかけてくる声が聞こえる。
『もしもし?もしもし?』
セラ : ………し〜〜ん。
GM : 『あの〜、すみませ〜ん。』
セラ : し〜ん。事情話すまで無視。
GM : 『あの〜、聞こえてますか〜?もしも〜し。もしも〜し。』
セラ : 無視。
ロック : なぁ、エドガー。こっち向いて。ぷっ。
エドガー : すごい色だぞ。(額の石が)水色と紫だろ?で、目が赤と紫。配色悪い〜〜。
セラ : 何だか、ちょっと耽美過ぎていやだわ。変態くさい。いかにもホ〇って感じ〜。
エドガー : おい!!俺はホ〇じゃねぇ!!
GM : 『もしも〜し。もしも〜し。』
セラ : なによ?!
GM : 『あぁ、聞こえてましたか!』
セラ : 何よ、ガキ!
GM : 『ガキじゃないです!大人です!』
セラ : で?
GM : 『申し訳ありません。勝手に寄生させて頂きました。』
セラ : 何者?
ロック : 寄生?!
GM : 『我々は、ジュエリーという種族です。』
エドガー : ぶち壊す!ガンガンガン。
GM : 『あ、あの、無理にはずすと精神が傷つきますよ!』
エドガー : やかましい!外すんだ!ガンガンガン。
血、だらだら。……1個でも、外してくれ〜。
GM : 外れないね。
セラ : とすると、(宝石商の)おじさんもういないとか?
GM : さぁ。まだテントの中だからわからないね。
エドガー : おやじ、叩き切る!
ロック : まぁ、待て。
セラ : で、他には?
GM : 『私たちは、子供たちを助けにきたんです。
昨日のねずみに寄生してここまできたのですが。』
セラ : ……やだ。
GM : 『我々は、自力ではほとんど移動が出来ないのです。
それで、下等な生物に寄生して移動するのですが。』
ゴットン : ……下等ですか?
セイラ : 下等?
エドガー : ぶ〜〜〜!めっちゃ、傷ついた。
GM : 『あわわ。だ、だから!本来は!です。
我々は洞窟の奥深くで誰にも知られずひっそりと暮らしていたのですが、ある日、変な奴がやってきまして。
子供たちを根こそぎ連れて行ってしまったんです。
我々は急いでねずみに寄生して追ってきたのですが……。
私一人、何とか紛れ込むことが出来て。』
セラ : まぁ、子供さらった人のことは置いといて。
セイラを連れてきて、額差して、子供ってもしかして、これですか?
GM : 『あ、そうです!!』
セラ : つまり、あのおじさんが悪いんだね?
GM : 『我々は、成人しないと固有の意志がありません。
子供たちは、本能で寄生すること以外何も出来ないのです。
なぜ奴が子供たちを連れて行ったのか……』
エドガー : 金儲けだろ?
ゴットン : 人間にとっては宝石だもんな。
セラ : で、もしかして、寄生されると何かデメリットがあるの?
GM : 『我々は高等な生物に寄生したことがありませんので、どんなことがあるか予想もつきません。』
エドガー : やべ〜。
セラ : 精神的ダメージが来る可能性があるね。
GM : 『本来、固有の意志があまりない生物にしか寄生しませんから、人間に会うのもほとんどなくて。』
エドガー : ロック……元気でな。
ロック : え、なんだよ。
エドガー : ロック、元気でな。俺はそのうちねずみになるんだ。ちゅうちゅう。
GM : 『我々大人は、固有の意志を持ってるものは操ってはいけないという道徳教育を受けています。
決してあなたの精神に干渉したりはしないとお約束します。勝手をして申し訳ありません。』
セラ : とりあえず、子供たちを取り返せればいいのね?
その時点ではずれてくれるの?それとも、洞窟まで連れていけって?
GM : 『出来れば、洞窟まで。我々、自力では移動出来ませんので。』
セラ : そっか。とりあえず、私は踊り子のお姉ちゃんたちの様子を見に行ってみよう。
その間にエドちゃん、あのおじさん捕まえといて。
エドガー : 殺す。
セラ : おねぇちゃん〜、入るよ〜。
GM : 『どうぞ〜。』
セラ : ……やたらと明るいわね。悲壮感ないわ。
GM : うん、彼女たちにも宝石がはまってるよ。
セラ : 隊長さんのところに行ってみよう。
GM : 『おぉ、これは一体なんだと思う?』って言う隊長さんの額にも宝石が。
セラ : かくかくしかじかな事情なんで、とりあえず商隊の中の人が出て行かないようにしておいて。
それから、場所をあんまり動かないでほしいんですけど。
GM : 『わかった。訳も分からんし、まかせる。』
セラ : ということで、宝石商のおじさんは一体どこに?
エドガー : ぶち殺しに行く!
セイラ : あ、私も行きます。外したい。
エドガー : とりあえず、ターバン巻きます。
GM : じゃあ、エドガーとセイラが行くのね。
セラ : 私も、隊長さんにテントの場所聞いて、後から行きます。
GM : わかった。とりあえず2人はテントの前に来た。中にいる気配はするよ。
エドガー : ゴンゴン。あ、私、ターバン巻いてるからね。
セイラ : 私は、帽子を深くかぶります。
GM : 『どうぞ。』中から返答があるね。
エドガー : おやじ?おやじが出てるの?
GM : うん。『何か、ご用ですか?』
エドガー : おおあり。ちょっと、中にいれてもらえないかな。
GM : 『何か、ございましたか?』
エドガー : 中にいれてもらえないか!
GM : 『中ですか?散らかっておりますが……どうぞ。』
エドガー : セイラ、鍵閉めて。魔法で閉めて。
セイラ : 魔法で閉めるんですか?じゃあ、閉めました。
セラ : あ、待ってよ。私が行くまで閉めないでよ!
セイラ : あ、もう閉めちゃった。
エドガー : 剣をすっと抜き出して、ぺちぺち。私たちが何をしたいか、わかるかな?
GM : 『どうかなさいましたか?』にこにこ。
エドガー : しらを切るというのか?『知らんのか?』と聞いてみる。
GM : 『どうかなさいましたか?』にこにこにこ。
エドガー : 心当たりがないというのか!ぺちぺち。
GM : 『どうか、なさいましたか?』
エドガー : ターバンをばっとはいでから剣をかまえる!ぶち切れる!
一同 : (爆笑)
GM : そういう行動に出た瞬間、彼が『動くな。』って、ぽつりと言う。……体が動きません。
エドガー : え〜〜〜〜?!
セイラ : え〜〜〜〜〜?!
ロック : あ、操られるなぁ。
エドガー : え、抵抗とかできないの?
GM : 出来ない。
ゴットン : 脳下小垂体にはめられてるんだな。
エドガー : じゃ、じゃあ。幽霊になって取りついてやる〜。
タレント使って抜け出す〜。末代まで恨んでやる〜〜〜〜〜。
GM : でもね、精神自体に影響されてるからね、タレント使用も不可。
セイラ : 口も動かないの?
GM : そうだな。口はいいかも。命令は動くなってだけだから。
セイラ : なら、叫びます。た〜す〜け〜て〜。
一同 : (爆笑)
セラ : ちょっと待て!その間延びした叫びは何?
ゴットン : なんか、まぬけだな。
ロック : でもな。考えてもみろ?魔法の鍵かけたんだろ?
セラ : 開けられる奴が外にいないね。
ゴットン : まぁ、その声しかと聞き届けました。

セイラの助けを呼ぶ声に、ロック、ゴットン、セラがかけつける。
体当たりして破壊して飛び込む。
ハードロックではなかったのが救いですね。


GM : みんなが飛び込んできたのを見て、彼は一歩下がって一言。『私を守りなさい。』
セイラ : いや〜〜〜。
ロック : ……ちょっと待て。
GM : 宝石はまってる3人は命令に従ってください。
エドガー : ロック、すまん。
セラ : おじちゃん、何とかならない?
GM : 宝石のおじさんは呆然としてるよ。『こんな使い方があったとは!』
セラ : がぁっ!役に立たない〜。
GM : セラの額の石を見て、宝石商が……いちいち面倒だな、名前を出そう。宝石商の名前はクラーク。
クラークが、セラの額を見ながら、にこにこと笑顔を崩さないまま言う。
『おやおや、生き残りがまだいたとはね。ジュエリーの子供たちは実に素直でいい子だよ。』
セラ : ……おじさん、もしかして、世界征服とか企んでないでしょうね?
GM : 『まぁ、果てはそれもいいかもしれんな。』
セラ : すごくちゃちな奴なんだね、こいつ。
ロック : じゃあ何か。成長したジュエリーは殺して。
子供たちを人に寄生させて、自分の意志通りに操ろうとしてる訳?
GM : 『そういうことですねぇ。』にこにこ。
エドガー : 貴様……こいつが取れたら、内臓えぐり出して、それから首吊ってやる。
GM : (口悪いぞ、エドガー)エドガーに向けて『黙りなさい。』と一言。
ロック : あ、しゃべれなくなった。
エドガー : んんんんん〜〜〜〜〜。
ゴットン : この束縛はいつまで続くのでしょうか?
GM : 『いや、実に素直な子供たちでね。
一度命令を与えれば、後はコントロールする必要すらないんですよ。』にこにこ。
ロック : ちょっと待て〜〜!
GM : 『一度寄生すれば、宿主が死ぬまで離れませんし。』

誰一人動けない状況の中。
クラークは一人テントの外に出て、口笛で同じく宝石のはまったワイバーンを呼び寄せる。


GM : 『私は行くところがありますのでね。これで失礼しますよ。』で、ばさばさと飛び去ってしまった。
セイラ : 動けないんですか?
GM : 「私を守れ」っていう命令は目の前に彼がいなくなれば、とりあえずの効力は失うよ。
ただ、「黙れ」は効いたままね。
セラ : ラー!……勝手に名前つけたよ。 宝石のおじさん、ダイヤモンド・ラーね。ラー!起きた?
GM : 『あ、あぁ!はい。すみません。呆然としてました。』
セラ : あのソーサラーのおじさんとあんたとでは、ソーサラーの方が意志が強かったのね?
GM : 『……そうですね。』
セラ : あっさり言うなぁ!!
GM : 『子供たちをあんなふうに使うなんて!許せません。』
セラ : 魔法で取れないかなぁ
GM : 魔法生物の一種になるので、魔法ではちょっと無理。
『無理にはぎ取れば子供たちも傷つきます。』
って、 それしか心配してないらしい。
セイラ : 私たちはどうなってもいいと……?
ロック : お前、同じ種族なんだろ?子供たちに命令して離れてもらうとか出来ないの?
GM : 『子供たちにはまだ固有の意志がありませんから、個々の意思で寄生のコントロールは……。
……そうですね。我々は、基本的に一度寄生すると宿主が死ぬまで離れないのですが。
ひとつだけ例外があります。
我々はドラゴンを天敵としてまして、本能的に恐怖を感じるんです。
だから、ドラゴンの咆吼を聞くと、気絶して宿主から離れてしまいます。』
ロック : ……ちょっと待て……。
ゴットン : ドラゴンロアーか。
セラ : がお〜ん、って。雷鳴るとすっぽんが離れるようなものね。
GM : 『我々が住んでいた洞窟のさらに奥に、ドラゴンが住んでいることは知っています。』
ゴットン : サイレンスかければ、命令されないよな……。
GM : すぐに倒しに行く気?でも、「私を守れ」っていう命令は効いたままだからね。
セイラ : じゃあ、会わない方がいいね。
ゴットン : じゃあ、はまってないロックとセラで行ってこい。
ロック : でも、セラもラーがはまってるし。
ゴットン : なら、ロック一人で行ってこい。キーアとアモンとシバ連れて行っていいから。
ロック : ……ちょっと待て。ちょっと待てぃ!外しに行こうよ。そっちの方が手っ取り早いよ。
セラ : そっちのがいいか。どこに行ったかわからないおじさん捜すよりも。
GM : 『我々の洞窟の奥に住むドラゴンは、そんなに狂暴な性格ではないと聞きます。
でも、我々では、ドラゴンの前に出ると失神してしまうので、会話が出来ません。
そこで、皆さんにドラゴンとの交渉をお願いしたいのですが。』
ゴットン : OK。

一行は商隊にここで待機しててもらうように頼み、ジュエリーの洞窟へと向かいます。
ちなみに、「黙れ」との命令を受けたエドガー。
喋れないので、それ以来一言も言葉を口にしていません。
プレイヤー発言もまったくなし。
その代わりに持ち出されたルーズリーフ1枚。
『エドガーのメモちょう。しゃべれんけ。』
という訳で、ここから先、エドガーの台詞はすべて筆談です。


ロック : なぁ、エドガー。ひとつ言っていい?おまえ、喋らない方が色男だよ。
エドガー : 『やかましい!!』

GM : ダイヤモンド・ラーの案内で、彼らの住処であった洞窟の入口までやってきました。
ロック : ドラゴン以外に変な奴がいないか聞いてみて?
セラ : ラー、何かいる?
GM : 『ええ。何か、ごちゃごちゃと一緒にいますけど……』
セラ : 何がいる?
GM : 『我々はあまり移動しませんし、 興味もないのでくわしくは……』
ロック : さぁ、みんな、元気だしていこう〜。たいまつ持ってね。はいはいはい。並んで並んで〜。
GM : バスガイドかい!
洞窟に入って、そろそろ外の光が届かなくなり暗くなってきたあたりで道が2つに分かれています。
左が細い道で右が太い道。
セラ : どっち?
GM : 『我々の住みかは右の方です。』
ロック : ドラゴンが左?
GM : 『いえドラゴンは我々の住みかを通り過ぎた奥になります。』
ロック : じゃ、右だ。
GM : 右に行って、更に進むと、また道が分かれています。左が太い道。右が細い道。
『我々の住みかは太い道の方です。』
ロック : 細い方のぞいてみる〜。
GM : 細い道はくねくねとしばらく続いて、その先でどうやら上に向かってかなり急な坂道になってる。
セラ : ロック、行ってみる?
ロック : ……行ってみようかな。危険だったら滑り 降りてくるから、エドちゃんかかえてね。じゃあ行く。
GM : てくてくてくと行って……とりあえず、知覚判定してみて。
ロック : (コロコロ)あ、失敗。今日ダメだ……。8ばっかり出る……。
GM : てくてくと行って、坂道にかかるあたりで足元がぼこっ。
ロック : ほぉ……。で?
GM : 足元に穴が開いて……落ちるよ。
ロック : ひゅぅ〜〜〜。さよなら〜〜。
エドガー : (書きなぐり)『あ¨〜〜〜〜〜〜〜ロック〜〜〜〜〜』
一同 : (笑)
ゴットン : 玄馬さんみたいでかわいいのぉ。
GM : 穴の壁には、剣の歯が突き出してる。でも、かなり古くなってるから、切れ味は悪い。
(コロコロ)12ダメージ。あと、シーフだからアクロバットで落下ダメージ軽減可能。
成功したなら、落下ダメージが5だメージ。
エドガー : (書き書き)『だいじょーぶかーロックーーー』
ロック : 見えねえって。
セラ : 大丈夫かロック〜〜って。だって〜。上から叫んでるのに、何にも聞いてないよ?
ロック : 聞こえないって。(穴の深さが)5メートルか……タレント使えば上がれるな。
ゴットン : あ〜ロック〜、大丈夫かロック。だそうだ。
ロック : あ〜、大丈夫〜。
ゴットン : 別に俺は思ってないぞ。エドガーの台詞だからな。
ロック : 知ってるよ、それ位!タレント使う〜、ジャンプ〜。
GM : 穴の側面にまだ剣の刃が残ってるから、さらにダメージ行くよ。
ロック : それはしかたない。
ゴットン : よし、上がってくるロックをブロックだ、たたき落とそう。(笑)

穴から脱出したものの、どうしても坂の上が気になるロック。
一人坂を上って行ったロックの前に扉が現われます。
鍵を開けて入った先には天井に水晶らしきものがはめられて外の光が入ってきている部屋がある。
その光の輪の中央にひとつの棺。また、向かいの壁の暗がりに石像が一体。


ロック : ……あぶね〜な。これは、棺を開けるとやばいかな。
……ば〜っと行って、棺をやぁってあけて、だぁ〜〜っと逃げる。
GM : ……それって何か意味があるの?
ロック : いや、ないけど。だって、ガーゴイル襲ってきたら、怖いかなと。
エドガー : (書き書き)『おまえそれでもトレジャーハンターか』
ロック : うん、一応。棺を開けてみる〜。で、動き出したら走って逃げる。
タレント使っとくね。 人間×3だから。で、使っておいて、開ける。
GM : 床の光の輪の中に足を踏み入れると向こうの石像がごっと腕を上げた。
ロック : …………腕を上げたのね……?……あ、反応してる……って思う。
足を引っ込めて右足入れたら右腕あげるとか……ない?
いや、踊らせてもいいかなとか思ったんだけど。
エドガー : (書き書き)『はやくしろ』
ゴットン : 石像動けないように固めておいてから行くとかな。
ロック : どうやってだよ。いいや、そのまま行く。

スピードにまかせて、突進するロック。
そうまでして開けた棺の中には、白骨と簡単な装飾品くらいしかなかった。


ロック : それならいらない。だぁ〜〜っと走って、エドちゃんに頼んでたから、坂を滑り落ちる。
エドガ〜〜〜〜〜〜!!!!って叫ぶ。
エドガー : (書き書き)『はーーーーーーーい』
一同 : (爆笑)
GM : それって、書いてる間にロック落ちてるんじゃない?
ゴットン : プレイヤーは喋ってもいいんじゃないんか?のっぽさんじゃあるまいし。
エドガー : (書き書き)『いや、ふんいきをだすために』
GM : まぁ、受け止めるなら、運動技能で判定ね。
成功?なら受け止めた。坂の上の方では、しばらくごごごごと音がしてたけど、やがて静かになった。
ロック : じゃあ、戻って太い道を行こう。
GM : しばらく行くと、また細い道が右に分かれてる。
ロック : 君たちのところはまっすぐだよね?……どうしようかな。
右覗いてきていい?エドちゃん。
エドガー : (書き書き)『キズなおしてからな』
ロック : キーア。治して〜。さて、行くぜ。右。偵察、債察。
GM : しばらく行くとね、えっと、知覚判定して。
ロック : (コロコロ)あ、わからなかったぁ……。
GM : 道のつき当たりに、さっきのとよく似たゴーレムが座ってるのは見えた。10メートルほど先。
ロック : う〜〜〜〜。なんか悔しい〜。足元調べる。(コロコロ)成功。
GM : ゴーレムの3メートルほど前に赤い線が引いてある。
ロック : なんだ?……位置について、よーいドン!とか?
GM : あとは、ゴーレムの後ろに扉が見えるよ。
ロック : とりあえず、その赤い線の手前まで近付いてみる。
GM : 特に何も起こらない。目の前の足元に赤い線。
ロック : ……黒にしちゃえ〜。
だって、悔しいんだもん。その線の近くの壁とか調べてみる。
GM : その線のちょうど真上の天井に意味ありげな割れ目がある。
ロック : 割れ目……ねえ。やな予感がするねぇ。
何か落ちてきそう。気がついたら体がなかったらどうしよう。
……引き返す。太い道の方に行く。エドガー、変なのがあったの。
エドガー : (書き書き)『何?』
ロック : あのね、むこ〜の方にね石像があってね、その後ろに扉があったの。
でね、石像の3メートル前に赤い線があってね、上見上げたら割れ目があったの。
エドガー : (書き書き)『トレジャーハンターのけーけんからいってどーなるかそーぞーできんのか?』
ロック : ……おまえ、話し相手にならない。知覚でわからなかったから、だから聞いたのに。
もういい。太い道行く。
GM : じゃあ、太い道行くのね。しばらく行ったところで。ロック、知覚判定して。
ロック : 今日はダメだ……(コロコロ)あ〜〜〜大失敗〜〜〜!!!(泣)もうダメ〜〜〜。
GM : ごくごくふつ〜の道が連なってる。何だかすごく安全な気がした。
ロック : うん、ここは俺にどーんとまかせて、さぁ先に進もうか!
セラ : 本当?額のおじさん。
GM : 『さぁ?』
ロック : 行こうか。行く。
GM : てくてくてくてくと歩いていると……両方の壁からいきなり槍がざんっと飛び出てくる。
ロック : ひぇ〜〜!!みなさん、ごめんなさい。
セラ : 何人くらい巻き込まれた?
GM : 先頭から……そうだね、3人くらいかな。
ロック : セラ、ごめんなさい。
GM : 各々、16ダメージ。
エドガー : (書き書き)『おれも?』
ロック : ごめんな。おまえ2番目だろ?俺の後ろだろ?当たってるよ。
エドガー : (書き書き)『血べたべたでひっつく。すりすり』
ロック : ……俺もべたべただよ?
エドガー : (書き書き)『あ¨〜〜〜〜』
セラ : ロック〜。痛い。
ロック : ……ごめ〜〜ん。俺、今日ダメだ。俺、今日限りこのパーティをやめさせて頂きます。
エドガー : (書き書き)『怒ゲージ、まんたんっ!!』

槍の罠を何とか抜けて、先に進む皆の行く先にでかい扉が立ちはだかった。

ロック : まず〜罠感知〜♪(コロコロ)成功。
GM : 無理に開けようとすると、何かが吹き出してくるような仕掛けになってる。
ロック : 罠解除〜。
GM : ちょっと待って。ダイヤモンド・ラーが言うよ。
『ここはかなり強力な毒ガスが吹き出すと聞いています。どこかにここの鍵があるはずなのですが。』
セラ : そっちを捜した方がいいの?
GM : 『はい。すみません。気がつきませんで。我々は、いつも下の割れ目から出入りしますので。』
ロック : そんなものにはたよらんっ!
セラ : 鍵捜してこよう。
ロック : 捜してきて。俺、開ける。みんな離れててね。止めるな。これもトレジャーハンターの務め。
GM : 『あの……致死毒ですけれど……』
ロック : それでもいいよ。やるよ。
GM : 本当に?もし罠解除に失敗して、さらに抵抗に失敗したら、即死するよ?
エドガー : (書き書き)『ロック、信じてるから成功させてくれ』
セラ : さ〜て。シェルでもしてこもってようかな。
ロック : ……やるよ。
セラ : みんな〜。ロック残して、逃げない?
エドガー : (書き書き)『ロックの近くにおる』
ロック : おいっ、離れろ!頼むから!
エドガー : (書き書き)『死ぬときはいっしょだ。☆きらきら』
ロック : ……俺を信じてる訳ね?
エドガー : (書き書き)『しんじてないけど、こーやったらやめてくれそーかなーと。』
ロック : ………………やめないよ?
セラ : エドガー、ちょっとそこでロック押し倒しておいて。
その間にみんなで鍵さがしに行くから。
大丈夫よ。エッチしててもみんな帰ってこないから。
エドガー : (せき込む……でもダイス振ってる。)
ロック : え?何?攻撃?!

エドガーは力ずくでロックを止めようと、互いにダイスを振り合う。
けれど、2回連続でお互いに9や8を出しまくる。
何だかとってもいいコンビなふたり。
しばらくじたばたともみ合った後、3回目で。


エドガー : (書き書き)『大成功ーーーーーー!!うぃなーーー!!!』
ロック : あ〜こんな時ばっかり〜〜!(コロコロ) あ〜、失敗。止められたぁ〜〜。
喋り続けるぞ。離せ〜、俺はやるんだぁ〜〜〜!!罠解除するんだ〜〜。解除させて〜、お願い〜〜〜。
セラ : うるさい。エドガー、ロックの口ふさいで。
エドガー : (がばっと両手でロックの口を塞ぐ。)
セラ : え〜、そうじゃなくて〜。

ごめんなさい。危ない会話が続く……。
あくまでギャグですので、男性読者様、逃げないで。


GM : で、どうするの?
セラ : どうするの?
ロック : どうするって言われても……俺、離されたら、絶対罠解除しに行くから、セラ、よろしく。
セラ : エドガー、ここでロック見てて。捜してくるから。
GM : さっきの槍の罠はどうするの?
セラ : そっか。ロック、あっちの解除先にする気ない?
ロック : …………(不満げ)槍の罠解除しま〜す。(コロコロ)成功。もうでてこないよ。
あ、そういうかわりに、俺が歩く。出てこないね?
GM : うん、大丈夫だよ。
ロック : 平気だよ。で、みんなと反対方向に歩く。戻る。
セラ : エドガー。捕まえといて。
ロック : だって、罠解除してやったんだから、俺だって……(ぶつぶつ)
GM : ちなみに、さっき見た感じではかなり難しい罠だってことはわかるよ。
ロック : 命の心配なんかしてたら、トレジャーハンティングなんて出来やしね〜ぜ。
エドガー : (書き書き)『しかし、どうくつのドアで死ぬほどまぬけなことはないぞ。たからばこならともかく。』
(ちなみにこの文章には、後から、『にたよーなもんか(笑)』とつけ加えられている。)
ロック : ……その言葉にしゅんとする。しゅんとしてついて行く。
セラ : よろしい。

道を引き返した一行は、まず、例の赤い線のあった道にやってきます。
しばらく悩んで、ロックが意を決して赤い線を越える。
案の定、上から落ちてくる鉄格子。


ロック : やばいっ!!
GM : ロック一人だけ、ゴーレムと鉄格子の向こうに取り残されました。
ロック : ゴーレムはやっぱり……?
GM : うん、動きはじめてるよ。
ロック : ゴーレムの足元を通り抜けられないかな。 向こうの扉の方に。
GM : やってみる?とりあえず、ゴーレムが動くまでに1ターンはあるよ。
ロック : じゃあ、その1ターンでタレント「フルムーンストレングス」を使う。筋力増強。
GM : みんなはどうする?エドちゃんがリュンクスモーションするつもりらしいけど。
ゴットン : 定石だな。花もたせてやるよ。
ロック : かけ抜けられる?
GM : イニシアティブを取れたら0K。
ロック : 今日は大きな目が出るんだ。(コロコロ)ほら。
GM : じゃあ、ゴーレムの足元をかけ抜けた。扉の前まで来たよ。
ロック : ……罠解除とか……そんなことしてる余裕あるかな?
GM : ないでしょうね。
ロック : でもなぁ。けやぶるほどの筋力ないし……。
GM : フルムーンストレングス使ってるんでしょ?
ロック : あ。そうか。よし、けやぶる!
GM : (そう頑丈な扉でもないし……)攻撃技能で判定して。
ロック : (コロコロ)成功。
GM : では、けやぶった。その向こうに部屋。
ロック : 転がり込む!
GM : 目の前に宝箱が見えた。
ロック : キラーン!ゴーレム入ってこれないよな?
GM : うん、扉狭いから……入口のところでがこがこ詰まってる。
ゴットン : ところでそこからどうやって出るんだ?
ロック : …………みんな、頑張ってね〜〜〜。
セラ : エドちゃん、頑張ってって〜。
GM : テレポートしてきたの?なら、ゴーレム、くるりと振り向いて、エドちゃんに向かう。
ロック : よ〜し。まずは罠感知。(コロコロ)
GM : 毒針が飛び出す罠がある。
ロック : 罠解除〜。(コロコロ)ぶっ。……今日は大失敗続きだ(泣)
GM : 大失敗?なら、間違いなく刺したな。ちくっと刺さって……何の毒かわかるかどうか、判定して。
ロック : (コロコロ)大成功でわかった。
GM : 遅効性ではあるけど、致死毒の一種。ちなみに、キーアは外です。
ロック : ……ま、ともかく、罠は発動したけど、宝箱は開けられるよな。
GM : いいよ。ちょっとくらくらしてるけど。
ロック : それは仕方がない。(コロコロ)よし、開いた。
GM : 開けた。中、からっぽ。
ロック : ぶっ。……怒るぞ、俺は!!
ゴットン : 命よりも宝が大切と言うトレジャーハンターの本能が出てしまったようだな。
ロック : …………ひっくり返してみる。
GM : 何もないよ。
ロック : ほこりも出てこない?
GM : ほこりくらいは出てくるけどね。
ロック : かき集める気にもなれんわい!
GM : じゃ、ゴーレムの方ね。
エドガー : (無言で十面ダイスを示す)
GM : ?……あぁ、イニシアティブね?
ゴットン : おまえ、その位しゃべろよ(笑)

ゴーレムVSエドガー戦。
途中からロックやシバ、ゴットンも参戦。
意地でもしゃべらないエドガーの行動を横からひたすらロックやゴットンが通訳してました。
その戦闘終了後。


エドガー : (書き書き)『はじめて3回あたった←感動。』
ゴットン : (計算して)3回で35ダメージか。俺は、1回で40ダメージだったぞ。
エドガー : (泣)
ゴットン : まぁまぁ。
ロック : キーア〜〜。毒消して〜。
GM : とりあえず、鉄格子のこっちに来てくれないと。
ロック : 解除する〜。 (コロコロ)しっぱ〜い。
もう、頭がくらくらして、何も手につかないんだ。
GM : じゃあ……とりあえず、鉄格子のそばまでおいで。隙間から手を差し出してあげよう。
ロック : ずりずり。ね、抱えてって。エドちゃん。

鉄格子越しに毒を消してもらったロック。

ロック : あ〜、すっきりした。
エドガー : (何やら身ぶり手ぶり)
ゴットン : おまえ、書かないとわからん。
エドガー : (書き書き)『アンロック。』
セイラ : あ、私が開ければいいのね。(コロコロ)あっ!
ロック : ……はっきりした頭で、もう一回やっていい?
GM : 失敗したのね?しかたないね。いいよ。
ロック : (コロコロ)開けたよ〜。ここには何にもなかった。

さて、さらに道を引き返します。
一つ目の分かれ道を進んだ先に、またひとつの扉。
扉にしかけてあった油が降ってくる罠を解除し、ロックがドアを開ける。


GM : ドアを開けると、目の前に石像が立ってて、目が合った。
ロック : へ?目の前に?
GM : うん、ドアを開けてぎりぎり当たらないくらいのところに、獅子のような像が。
ロック : 目が合った?……動かない。
GM : 次の瞬間、かぱっと口を開けて、ごぉっと炎を吐く。
ロック : 何じゃ、これは〜〜!!!もう、俺、シーフやめますぅ、もういい〜〜。くそ〜。
GM : (コロコロ)13ダメージ。で、服のあちこちに火がついてる。
ロック : ねぇ、誰か水ぶっかけて〜!
GM : そうしたら、石像の後ろの柱の向こうから声がする。
『こっちに水があるわよ!』女の人の声だね。
ロック : なんだ?行ってみる。
GM : 回りこんでみると、部屋の半分くらいが池みたいになっている。
その中央にある岩の上に女性が座っているね。
ロック : なんか怪しいなぁ。これ、ホントに水か?セラ!これ、ホントに水か?
セラ : ウンディーネさん、ウンディーネさん。いらっしゃいますか〜?
GM : いるよ。ところで、悠長にしてていいの?
ゴットン : 化学反応が起こるとかな。
ロック : これで、もしまた何か変なことあったら、もうスカウトやめるから。飛び込む。
GM : 確かに火は消えたよ。
ロック : その「確かに」っての、いやだなあ。さっさと上がる〜。
GM : 水に入ったら、その足に何かがするりと巻きついたよ。
ロック : ……スカウト、やめさせて頂きます。
GM : 女の人を中心に、バシャパシャと水を叩いている蛇の足。
セラ : ここ、どのくらい広い?
GM : 結構広いよ?
セラ : セラちゃん、変身して入ろうかな。
GM : 女の人が近づいてくる。水の上には上半身しか見えてないけど。
ロック : ……何だかわかった。もういやだ〜、俺スカウトやめる〜〜。えどがぁ〜〜〜。
GM : ついでに、ロック知覚技能判定してみて。あ、大成功?
その女の人の首に、ネックレスみたいなのがかかってる。金色の鍵。
セラ : で、どういう状況なの?下半身蛇のおねぇさんが近付いてきてるのね?
ロック : ねぇ、おねぇさ〜ん。
GM : 『なにかしら?』にこにこ。
ロック : 俺、ちょっと、死ぬ前に頼みごとがあるんだけど、いいかな。
GM : 『なにかしら?場合によっては聞いてあげてもよろしくってよ?』
ロック : いや、君の美しさにめろめろで、う〜ん、なんて言っていいのかわからないんだけど。
GM : 『あら、もっと褒めて、もっと褒めて(はぁと)』
ロック : 冥土の土産に……違う、仲間への土産をね……。
君の美しい首にかかっている、その美しい……君よりも劣るけどね、その美しい鍵をね。
俺の代わりに仲間にあげて欲しいんだけど。』
GM : 『この鍵のこと?別に、拾ったものだからかまわないけれど。』
ロック : じゃあさ、あっちに向かって、投げてくれる?
GM : 『いいけれど……その代わり、あなたは私に食べられてくれるのよね?』
ロック : 俺……、人間じゃないけど、いい?
GM : 『そんなこと、気にしなくってよ?』
ロック : そうなんだ。俺も、そんな女性にめぐり合えて、嬉しいよ(笑)
セラ : ……がぁっ!!
ロック : わぁ!怖いよぉ〜〜。まぁ、ともかく、その鍵、岸に投げてくれる?
GM : 『ええ、よろしくってよ?ぽい。』
ロック : あ、投げた〜。
GM : 『これでいいわね?じゃあ、楽しいお食事タイムね。』
セラ : よ〜し。変身してもいい?
ロック : いや、別に、俺をつぶすことがなけりゃ何してもいいよ?
セラ : じゃあ変身するよ〜。あ、ダイヤモンド・ラー。
変身するけど、ショックで死んだりしないでね。
GM : 『え、変身って何ですかぁ!!』とか叫んでるけど。(笑)

さて、うまいこと言って鍵を手に入れた一行は、そのまま彼女に襲いかかる。
約束が違うと怒り狂う彼女とセラが変身した大蛇との激しい闘い。

ちなみに、余談ですが。
ロックが彼女を言いくるめてるその後ろで。
エドガーのプレイヤーはカルピスのコップをひっくり返し、大惨事を引き起こしていました。
しかし、それでもなお、一言も口をきかなかったのでした。
徹底してるなぁ。


セラ : 変身して、かみつきま〜す。
GM : いいよ。彼女はパニックしてるから。
『なによ、これ〜〜!』と叫びつつ、でもロックは離してない。
ロック : ……俺、そんなに気にいった?
GM : 『久しぶりの食べ物なんですもの。食べていいって言ったじゃない!』
ロック : でも、俺、ライバル多いよ?
ゴットン : ロックは食人鬼のおばさんのえさだからな。(←セッション14のネタ)
ロック : ……なんだよ、それは。

蛇同士の激しい闘いの中、ロックはやっとのことで抜け出して、逃亡。

GM : 『どこに行くの!』
ロック : 君の追いかけてこれない遠いところだよ。……余裕あるなぁ。
GM : 『ひどいわ、ひどいわ!私に食べられてくれるって言ったのは嘘だったの?!』
ロック : ごめん。 君をだまして。と言いながら泳ぐ。

さて、必死に逃げるロックと攻撃に回るセラですが、他のメンバーはただ見守るばかり。
蛇対蛇の闘いに下手に手を出すと巻き込まれそうで……。結局、セラ一人で彼女を倒しました。
追いすがる彼女に攻撃を受けたロックは、残り生命力8というぼろぼろ状態でエドガーに岸に引き揚げられた。

ようやく鍵を手に入れた一行は、再度、扉まで戻ってきます。鍵を差し込み、扉が開かれる。


GM : ぎぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと扉が開く。
その先にはかなり広い洞窟が広がっています。
床一面に宝石が見えます。
ゴットン : 宝石だ、ロック。拾え!
ロック : 寄生されるよ!
セラ : ラー。これが子供たちなの??
GM : 『いえ、ここには子供たちもいますし、大人たちもいます。』
ねずみとかにはまって動き回ってるのもいる。
セラ : いや〜。……この奥に、ドラゴンがいるの?
GM : 『はい。』言われて見てみると、奥に扉があるね。
セラ : とりあえず、ねずみさんにはまってる方たちだけでも寄ってもらえません?脇の方に。
踏んじゃいますわ。
GM : 『ああ、はいはい。』
どうやらテレパシーのようなもので互いに会話をしてるようですね。
みんな、ざざぁっと脇にどける。
まぁ、子供たちは聞いてくれないから、ぽつぽつと残ってるけど。
セラ : じゃあ、子供たち、ちょっとどいてね、っていいながら、奥の扉に行こう。

奥の扉の先には、網の目状の道が広がっている。
セラがノームを呼び出してドラゴンのいるところを聞こうとする。
けれど、斜めの方向を指してあっちにいると言うばかりでらちが明かない。
結局、ロックがただ勘に任せて道を選んだが……見事と言うか、何と言うか。
途中に配置してあったモンスターなどすべてよけて、まっすぐ目的地にたどり着いたのでした。
すごいの一言。さすがトレジャーハンターと言うべきか?


GM : 片方の壁に大きな穴が開いてる場所に出た。そちらの方から、何か息づかいが聞こえてくるよ。
ロック : あっていたらしい。
ゴットン : さすが。
セイラ : すごい。
ロック : 暗視してみる。首を突っ込む。
GM : はい、ドラゴンがいます。
奥の方は外に向かって、バルコニーのように張り出してるようですね。
中にはドラゴンが座ってる。
ロック : 寝てるの?
GM : そういう訳じゃなさそう。何かを抱いてる。
ロック : 近づいてく。
GM : ドラゴンが気配に気づいて振り向く。目が合ったよ。
ロック : にっこり。
GM : 『おまえ、なに?』
ロック : 俺は……え〜っと……ビーストマスターっていうの。
GM : 『なにそれ。』
ロック : 興味ある?
ゴットン : ドラゴン、何才や?
GM : 比較的、小さめの種類のドラゴンみたいだけど、成体にはなってるようだよ。
セラ : ドラゴンさん、今日は。
GM : 『お前たち、何なの?』
ロック : ビーストマスターって言ってね、動物に変身するんだ。
GM : 『ライカンスロープなの?』
セラ : 違うの。よそから来たの。
GM : 『何しに来たの?まさか、私の卵を奪いに来たの?!』
ロック : 違う違う。
セラ : 違うよぉ。食べれないじゃない。
GM : 『まぁ!食べられたら食べるの?!』
ロック : いや、ちょっと待って。聞いて。あのね、こいつらがね、馬鹿だからね。
セイラ : 馬鹿?
セラ : 馬鹿じゃないよ〜。セラちゃん馬鹿じゃないもん。
ロック : ジュエリーっていうね、知ってるでしょ?あれにね、寄生されちゃったの。
でね、ドラゴンの咆吼を聞けば、そいつらが離れるって聞いたから、頼みに来たの。
GM : 『ふぅん。別にいいけど……具体的に私に何をして欲しいの?』
ロック : まずね、ここにいる連中のジュエリーを外して。
それから、待っててもらってる隊商の場所まで行って鳴いてくれれば、それで一件落着なんだけど。
GM : 『そこまで行くの?』
ロック : ごめんね。でも、卵抱いてるんだよね。
GM : 『そうなの。この子を外に持ち出して、万が一割れたりしたら取り返しがつかないから。』
ロック : 変な奴が取りに来ないように、俺が見ててやるから。
GM : 『でもね、誰かが抱いててやらないと……』
セラ : じゃあ、蛇さんが抱いててあげるよ。
GM : 『蛇は……冷たいじゃない。
そうね。あの向かいの山の火口の中にフェニックスさんが住んでいるのだけどね。
彼女は私のお友達だから、頼めば留守の間抱いててくれると思うの。』

というドラゴンの提案。
けれど、いちいち行くのが面倒だと策を巡らす一行。
結局、ウィンドボイスを拡大して、お隣のフェニックスさんのところにお電話かける。(笑)


セラ : どこそこのドラゴンさんからの伝言です〜。
かくかくしかじかなんで、来て下さい〜〜。
GM : 『何?私に子守しろって言うの?』
一同 : (笑)
ロック : そのとおり。
GM : じゃあ、呼び出されて、フェニックスさんがやってくる。ばさばさばさと。
ロック : 熱いだろうなぁ。
GM : そうだね。
ゴットン : すいません、生き血ください。
GM : (火の鳥かい)『そういうことを言うなら帰りますよ、私。』ばさばさばさ。
ロック : あぁっ!ごめんなさい。嘘です、嘘です。
あのね、ドラゴンさんがちょっとでかけてる間、卵を温めてて欲しいんですが。
セラ : 卵平気なの?ゆで卵になったりしない?
GM : 『私の卵はそんなにやわじゃないわ。』だそうです。
えっと……(コロコロ)あ、フェニックスさんの好みは、ゴットンらしい。
『あら、いい男がいるじゃない。』
ゴットン : え、じゃあ、生き血ちょうだい。
GM : 『あらまぁ(うふん)ずっと私と暮らしてくれるなら、あげてもいいわよ?
私、婚活中なのよね〜。お友達ばっかり先に結婚しちゃって、私だけいつまでも独り者なんですもの。』
ゴットン : あなたが人間の姿になってくれるんだったらね。
GM : 『人の姿がお好み?なりましょうか?』しゅんって、人間に近い姿になるよ。全身燃えてるけど。
ゴットン : 燃えるような恋ですね。いくつ?
GM : 『……1万と980才。』(てきとう。)
ゴットン : おお、年上じゃ。(笑)見かけ年齢いくつ?
GM : 見かけは、割と若いよ?
ゴットン : あなた、体温下げること出来ないんですか?
GM : 『燃えるのは私たちフェニックスの習性ですから。』
ゴットン : 30何度に抑えるとか。
ロック : で、頼めるかな。あ、その間はね、あいつを好きにしていいから。
GM : 『あら。うふふ。ほんとうにいいの?』
ゴットン : ……助けてくれ。焼け死ぬよ、俺。
ロック : どうかな?やってくれる?
GM : 『そうね、彼を置いて行ってくれるなら、やってもいいわ。』
ロック : よっしゃ。決まった。おい、ゴットン。頑張れよ。
GM : 『まったく、あいかわらず男好きなんだから……』とかドラゴンさんが卵抱きながら言ってる。
ロック : じゃあさ、道案内するから、背中に乗せてよ。
GM : 『いいわよ。どうぞ。』
ロック : わ〜い。ゴットン、頑張れな。
ゴットン : 君たちが帰ってくるころには、消し炭になってるよ。
エドガー : (書き書き)『はずれた?ほーせき』
GM : まだ。先に一回ここで吼えてもらう?
ロック : お願い。
GM : じゃあ、がおぅと一吼え。
エドガー : はぁ〜〜〜〜〜〜!!喋れる〜〜!!!やった〜〜〜〜〜!!
GM : 石は外れますが、ついでに抵抗判定して。失敗したら、本人も恐怖の余り失神する。
ロック : エドガー。大丈夫か。エドガー。(ぺちぺちとほっぺを叩く。どうやらエドガーは失神したらしい)
エドガー : あ〜、やっと喋れる〜。結構つらいね。
ゴットン : さ、俺も行くか。
GM : 『あなたはここにいるんでしょぉ?』
ゴットン : え〜?
ロック : ゴットン、頑張れな。
セラ : ちゃんと迎えに来てあげるから。
ゴットン : 生きてればね。確かに、美人なんだが、熱過ぎる。
エドガー : 君の愛は、俺には熱過ぎるぜ。
GM : 『私の愛はこんなに燃えているわ(はぁと)』
ロック : 今日は、何だか女くどくのが多いなぁ。
ゴットン : 何だか、ぬ〜べ〜とゆきめさんみたいだな。
ロック : まぁ、君のあっつ〜い抱擁をかましてあげてよ。
GM : じゃあ、ゴットン以外のみんなを背に乗せて、ドラゴンはばさっと空に飛び上がります。
『で、どちらに行けばよろしいんですか?』
セラ : あっち〜!
ロック : あっち〜!
(てんでばらばら)
ゴットン : どっちや?あっち指したりこっち指したり。
GM : 交差してるよ?
ロック : ほら、あそこに見えるだろ?
GM : 『あぁ、あのごま粒ですか?』
ロック : そう、あのごま粒だよ。
ゴットン : あのごま粒を燃やしてしまえ〜。
ロック : こら!間違えて炎吹いたらいけないの!
セラ : がお〜って。がお〜って言って?
エドガー : なぁ、あのソーサラーのおじさんはドラゴンが吼えたらとれるって知ってるのかな?
ロック : 知らないんじゃない?
エドガー : だましてやろうよ〜。絶対やらんと気がすまん!
ロック : でも、どこに行ったかわからないんだぞ?
セラ : 次に会った時にね、みんなでバンダナ巻いててさ。
『どうしたんだ?』って言われたら『おまえがこんなのつけるからだろ!』ってだますの。
エドガー : あぁ。
ロック : じゃあ、ここらへんで吼えて下さい。
GM : 『はいはい、わかりました。よろしいですか?吼えていいですか?』
ロック : ちょっと待って。耳塞ぐ!はい、どうぞ?
GM : じゃ、下の方ではこっちを見つけて大騒ぎになっていますが。
右往左往する彼らにむけて、がおぉって吼える。
みんなぱたぱた倒れる。怖いって。
一同 : (笑)
セラ : セイラ〜。翼出せるから降りられるよね?ちよっと行って、石回収してきて?
セイラ : じゃあ、私は石を取りに行きます。

さて、寄生から外れた石を集めて数えてみる。
しかし、どう見ても前の晩にクラークが持っていた石の数よりも少ないのに気付く。
彼の行方が気になりながらも、洞窟にひきかえしてきました。


ロック : ゴット〜ン。大丈夫か〜?
ゴットン : もう……意識がない。
GM : あせだらだらで、この辺焦げてたりして。
セラ : 帰って来たよ〜、おばさ〜ん。
GM : 『あ、惜しいところで!もうちょっとだったのに!』
ロック : ありがと!もういい!
GM : 『…………また、遊びに来てくれる?』
ゴットン : 生きてたらね。
セラ : ありがとね。もういいよ?
GM : 『もういいんですか?あれだけでいいのですか?』
セラ : 今のところはね。
ゴットン : あのフェニックスさん、何かいいものくれんかな。
ロック : ……熱い口づけ。
ゴットン : いや、肉体的なものはいいからっ!実用的なものを。
セラ : 熱い口づけ。熱い抱擁。
ゴットン : 君の熱い心を利用したいんだ。僕が死んだらいけないだろ?
ロック : 何を考えてるんだ、おまえは!
エドガー : なにかっこつけてるんだよ
ゴットン : 君に、何か助力をして欲しいんだけど。
その炎の力を。愛があるなら教えてくれ。
エドガー : おまえ、強いじゃないか。絶対死なないって。
GM : 『じゃあ……私の羽1本持って行きますか?』
セラ : 燃えてるんじゃないの?
GM : 燃えてるよ。だから、小瓶か何かにいれて。
セラ : 何に使うの?
GM : そうだね……ずっと燃えてるから……
ゴットン : 炎の精霊はずっといるな。これはおいしい。
GM : そうだね、水の中だろうとどこだろうと平気で燃えてるから何かの役に立てばと。
『じゃあ、これを私だと思って。』と、ぶちっと羽を抜いて渡してくれる。
『ぜひ、また来て下さいね?』
ゴットン : はいはい。また出直してきます。
セラ : ドラゴンさんはどうしてるの?
GM : また卵抱いてるよ?『もう少しね。』っていいながら。
ロック : ねえ、記念に名前かいていってもいい?卵に。
GM : ……まぁ、どうせ割れるだけだけど……、なんで?
ロック : いや、何となく。
セラ : 中のドラゴンが、ロック〜ロック〜っていってたらやだよ、私。
GM : 殻を見ながら、『おかぁさん、何か書いてあるよ!なんて書いてあるのぉ?』って。

さて、ジュエリーの子供たちの一部を洞窟に返したあと。
ダイヤモンド・ラーと、今後のことについて話し合います。


GM : 『まだ全員戻ってきていませんし、奴も子供たちを使って何をするつもりなのかわかりません。
よろしかったら、残る子供たちの捜索のために、連れていって頂けませんか?』
セラ : 私?うーん、額はキチェが割れるからね、手の甲でもいい?
GM : 『奴を見つけ出すまで、どうかお願いします。』
ロック : ……なぁ、このパーティ、人間外の奴がどんどん増えて行ってるのは気のせいだろうか?
セラ : じゃ、手の甲にいてね。(キャラシートの所持品の欄に書いてる。←どうやらもの扱いらしい。)

さて。隊商に戻った一行。
とりあえずはそのまま隊商とともに次の町へと向かいます。
その道中。ソーサラーのおじさんの行方の手がかりを求めて聞き込み調査。


GM : 踊り子のおねえちゃんたちが比較的良く話をしてたみたいかな。
ロック : 聞きに行ってみよう。
GM : せっかく買った宝石がなくなって、残念がってるよ。
ロック : あの、あのおじさんと話してた?
GM : 『ええ、してたわよ?安くしてもらったの。もったいなかったわ。』
セラ : 安かったんだから、いいじゃない。
ロック : あの……あのね、どんなこと話したの?
GM : 『あの人ね、どこかのお城で、昔貴族だったって言ってたわよ。
悪い人にだまされて城から追放されたんだって』
セラ : 自分がだまして来たんじゃないの?
GM : 『でね、一財産築けたんで、今からふるさとに戻るんだって。』
ロック : そのふるさとってどこか聞いてない?
GM : 『さぁ……どこだって言ってたっけ……?』
ロック : おねがいっ!思い出して!
セラ : あのね、思い出してくれたらね、あの金髪のお兄さんの熱いキッスがあるからね。
GM : 『え、本当に?』
エドガー : あ?
セラ : あ、銀髪のお兄さんがやきもちやいてるぅ。
じゃあ、こっちの筋肉ムキムキのお兄さんはどう?
エドガー : なんかさ、こう、セラちゃんがね、ざっと『よりどりみどりよ?』とか言ってそう。
ロック : 1番2番3番どれがいい?って。
エドガー : タイプが全部違うもんな。
セラ : この金髪のお兄さんにする時には、銀髪のお兄さんのいないとこでなきゃダメよ。怒られるからね。
でも、おねぇさんたちは大丈夫よ。後で金髪のお兄さんが殴られるだけだから。
それから、銀髪のお兄さんにするなら、ほっぺくらいにしておいてね。後で落ち込むから。この人。
ロック : …………(無言)
エドガー : いや、私たちが(ほっぺに)するということで。
GM : (何だかなぁ)『じゃあね、今晩みんなでお酒につき合ってくれる?』
エドガー : よし、コンパしよう!
ゴットン : 合コンだ〜。合コンだ〜。
セラ : 男の子たちだけ〜?
GM : 『え、皆さんも一緒に飲む……の?』
ロック : あ、いやならしい (笑)。今回はがまんしな、セラ。
セイラ : 私、男の姿になれるよ?
一同 : (大爆笑)
ロック : じゃあ、そうしよう。女の子たちの好みを聞いて、変身すると。
セラ : セラはぁ?セラはぁ〜〜?
ロック : 今回は我慢しろ?情報を聞き出すためだ。
セラ : じゃあ、セラ、商隊の長さんのところに行って話してよ。
エドガー : じゃあ、4人と5人で合コンだ〜(踊り子のおねぇちゃんは5人いたのです。)

お姉ちゃんたちの機嫌を取りまくって仕入れた情報によると。
クラークの向かった国は悪魔族たちの国。
アズヤルクナと敵対している国で、アズヤルクナ帝国の隣にあるリオネ王国という国とのこと。
アズヤルクナへの道はまだまだ遠い……。


<おまけ>
合コンの酒盛り中と、酒盛り後の光景。

ロック : (情報を聞いた後)ふーん、そうなんだ。ありがと。おやすみ。
GM : 『お酒飲むんじゃなかったの!!』
ロック : 飲む、飲むよ。飲む。でも、俺、弱いよ?
GM : 『あら、それはおもしろい……いえ、なんでもないですわ。』
セラ : ぱたぱたぱたぱた。ロック酔わすとね、エドガーが連れて帰っちゃうからダメよ。ぱたぱたぱた〜。
GM : 『……ねぇ、飲ませてみるの、おもしろいと思わない?』こそこそ。
セラ : ねぇ、お姉さんたち。あの二人……ホ○なのよ。特にね、銀髪の方はね、オンリーなのよ。
GM : 『え、そうなの?じゃあ、夜中にこっそり覗いて見ようかしら。』
ロック : …………俺、もう人生やめたい……もう〜〜。(泣)
セラ : 久々に出ました。セラちゃんの「あの二人ホ〇なのよ」攻撃。
ロック : 俺、もういや。今日中にスカウトやめさせて頂きます。もういい。
ゴットン : 酒なら、いくらでもつき合うぞ、姉ちゃん。
セイラ : 私も飲めますよ?8本までなら。
GM : じゃあその晩は夜遅くまで酒盛りが続いた訳ですね。
さてその夜何があったのかは秘密です(笑)
ロック : 頭いて〜〜。酔っ払った〜。……何?何があったの……?
セラ : じゃあ、情報は教えてね。かくかくしかじかって。
ゴットン : おぉ、あの女の子は良かった。(笑)
セラ : ……パパ?
ゴットン : お?あぁ、まだちょっと酔ってる。
ロック : あぁ〜!昨日のことを覚えてない〜〜!
エドガー : ばっちり、メモってた。スリーサイズもばっちり。(笑)
ロック : 何覚えてない〜。エドガー、何人相手した?
エドガー : はははははは。
セラ : ……3P?
一同 : …………
ロック : あの……俺覚えてねぇよ。

まったく、危ない会話だ。
冗談!冗談ですから!


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