負の炎を求めて ドラゴンライター?!☆★☆★


セラ : そういえば。みんな変な格好(※羽とか角とかしっぽとかつけた)になったってセラ聞いたよ?
ロック : 俺はなってないぞ。
エドガー : 俺もな。
ロック : そのほかの連中が魔族に身を売って……。
GM : セラも何かつけてみる?
セラ : セラ、もう左手についてる〜。
ロック : でも……セラ、角つけて、羽つけたら似合いそう。ほとんど、小悪魔。
セラ : あ〜〜〜ん。

前回欠席だったセラPLとのそんなやり取りを交えつつ。本日のセッション開始です。

GM : さて、前回山賊退治を終えて。北に向かおうとしてるところです。
エドガー : 北にきた〜。
一同 : しーーーん。
エドガー : なんだ〜、この静けさは〜〜。
GM : 何台かの幌馬車に同乗させてもらって、北に向かいます。
セラ : 馬車に酔ったりとかしたりして。
GM : 判定してみる?そうだね、運動技能で。
エドガー : 馬車に酔ったりしたら洒落にならんよ(コロコロ)あ、1足りない!酔ったぁ。
セイラ : え、71もあって酔ったの?
エドガー : 72が出たの!!
GM : 酔ったのエドガーだけ?あ、キーアも酔ってるや。
まあ、二人は気分悪くなりながら、1日目が過ぎます。
今夜は森の中の広場で野営することになりました。
真ん中にたき火をして、食事中です。

エドガーを除くみんなは、たき火のそばでわいわいと食事している。
エドガーは一人離れて、女の子をくどいてたりした。
そんな夕食時。


GM : たき火の脇にいる人、知覚判定して下さい。
成功した人はね、何か、気配がすることに気付く。
そのへんをちょこまかと、何か気配がうろついてる。
ロック : 気配?
GM : (コロコロ)セイラの髪の毛がつんつんと引っ張られた。
ロック : ……どっかにもいたな。そんなの。
セイラ : ひっぱられた。
ロック : は?
セイラ : だから、引っ張られた。
ロック : 誰に?
セイラ : 後ろを見る。
GM : さっきの知覚成功してないよね?じゃあ、何もいない。
セイラ : ……隣にいる人が引っ張ったんだと思う。
ゴットン : お疑いですか?
一同 : (笑)
ロック : ゴットン、何したんだよ。
ゴットン : 何も、まだ手を出してない。
ロック : そういう問題じゃない!!(笑)
GM : (コロコロ)セラ、頭に何か乗っかった気がする。
セラ : とりあえず、振り払ってみる。
GM : (コロコロ)ロックの肩に何か乗っかった気がする。
ロック : ふ〜ん
GM : で、耳元で『こんばんわ〜』って声がする。
その声、聞き覚えあるよ?
ロック : ……こういうことするのは、ああいう人しかいないというのはわかる気がするけど。
あの時のインプ?
GM : 『インプじゃないよ〜。ピクシーだよぉ。』
そんな声がして、ロックの肩の上にひょこっと姿を現したよ。
ロック : あぁ、ピクシー、ピクシー。
で、何しに来たの?封印されてたのにお許しが出たの?あのおじさんから。
GM : 『だって、守ってた武器なくなったもの。』
ロック : それで、何しに来たの?
GM : 『あのね、おじさんに頼まれて、お使いに来たの。』
セラ : あ、武器が出来たのかな。
GM : 『さぁ、わからないけど。あのね、これを渡せって言われたの。』
って、ちっちゃい水晶玉を出して来た。
ロック : 何これ?
GM : 『しらな〜い。』水晶玉の中からは、いびきが聞こえるよ。
ゴットン : あ、やっぱり、おやじ。
ロック : おいこら!おやじ!寝てるんじゃねぇ!
GM : そしたら、水晶玉の中に、それこそ寝起きって感じのおやじの顔が浮かんでくるよ。
『あぁん?やっとついたのか?待ちくたびれて寝てしまったよ。』
鍛冶屋のディーボさんですね。
ロック : で、何?何のよう?
GM : 『ちょっと頼みたいことがあってな。』
ロック : ん?武器は?
GM : 『いや、その武器がな……ちょっと困ったことになってなぁ。
わしは鍛冶屋をやっとるが……』
ロック : ……人の家に火をつける。
GM : 『は?』
ロック : 火事屋。
GM : 『違うわ!それは放火魔!あのな、いいか?』
ロック : いいよ?人の家に火をつけるんだろ?
GM : 『人の話を聞け!
あのな、わしは鍛冶屋だが、一応アンデットだろう?普通の火が使えないんだ。
それで、アンデッドになった時に知り合いの魔術師に分けてもらった負の力を込めた特別な炎を使っていたんだ。
それが、ちょっとした不注意で消えてしまってな。
現状、武器の制作ができず、頼まれた武器制作も中断してしまっているんだよ。』
ロック : ほぉ。それで?
GM : 『それでな。ここからがお前たちに頼みたいことなんだが。
今お前たちがいる近くに、昔炎を分けてくれた魔術師の住居があるはずなんだ。
そいつ本人は何十年か前に既に事故でなくなっているが。
研究室自体まだ地下に残ってるはずじゃ。
そこに、以前もらった負の炎の元になってる奴がいるはずでな。』
ロック : ……奴?
GM : 『あ〜〜あの〜〜な。まぁ、な。その……え〜〜〜っと。』
目が泳いでいる。
ロック : お前、行くんだから、ちゃんと言えよ!
GM : 『行ってくれるんだな?言うぞ?いいな?』
ロック : ちょっと待って!かくかくしかじかなんだけど、行く?
セラ : 話聞いてから〜。
ゴットン : 敵を見てからね。別に、無理に武器いらないし。もうひとつもらってるから。
ロック : だってさ。別にいらないって。「奴」だし。
GM : 『そこを何とか!マジックアイテムとかも残ってると思うし!』
ゴットン : ……しかたないな。行ってもいいぞ。
ロック : ゴットンが行くって。で、「奴」って何?
GM : 『……ドラゴンゾンビなんだが……』
一同 : し〜〜〜ん。
GM : 『いや、ちょちょっと行ってだな。
そいつの炎で火種を取って来てくれるだけでいいんじゃ!
ピクシーに持たせたもうひとつの水晶玉にちょいと炎を噴きかけさせてくれれば、それだけでいいから!
……いいかげん腐って知性はのこっとらんと思うが……。
別に倒せとは言っとらん。火種さえ手に入ればいい。』
セラ : 負の炎じゃなきゃダメなの?
GM : 『わし、アンデッドじゃからなぁ。』
ゴットン : 生きかえれや。
GM : 『生き返ったら死んでしまうじゃないか!』
エドガー : 何だか、訳がわからんな。……って、私はここにいないんだ。(女の子口説き中)
セラ : フェニックスの火じゃダメなの?
GM : 『わし、燃えつきるわ!』
セラ : あ、やっぱり?
私、一瞬、フェニックスの火を持っていって、じじいを成仏させるのもいいかと思ったんだけど。

相談の上、仕方なく行ってみることに。
ピクシーの案内で、魔術師の研究室に向かう。
そこは、崩れかけた塔の地下でした。


GM : 目の前に、崩れかけた塔があるよ。
ゴットン : おい、妖怪片目狼、何かないのか?
ロック : ……妖怪じゃない!!

扉の壊れかけた鍵をゴットンがたたき壊して、塔の中に侵入する。

GM : 入った先は広いフロアになってて、奥に地下への階段が見えるね。
長い間放置されてたとみえて、ほこりだらけだけど。
セラ : たいまつ、キーア持っててね。
ロック : ほら、人間掃除機。行け。
ゴットン : ころころころころ。
ロック : あ、本当に行ってるらしい。ゴットンがきれいにしてくれたよ〜。
エドガー : 猛虎の民は信じやすい……と。
ゴットン : 掃除するぞ〜、ごろごろ。
GM : ……え、何をしてるの?
ゴットン : 掃除。
GM : もうもうとほこりが舞いあがるね。
特になにもないフロアだけど、このまま地下に降りていいかな?
ゴットン : おお。他に扉はないんだろ?
GM : 降りて行くと、少し広めの部屋に出る。家具も何もないがらんとした部屋。
案内して来たピクシーが『ここらへんに隠し扉があるはずなんだけどぉ〜』って壁の前をひらひら飛んでる。
ゴットン : 見つけろ、ピクシー。お前が開けろ。
GM : 『う〜ん……よくわかんなぁ〜い。』
ゴットン : 人にものを頼むんなら、その位しろ。
GM : 『(ムカッ)私が頼んだんじゃないもんっ!』
エドガー : ロック!ロック、調べてくれ。
ゴットン : 片目狼、調べてくれ。
エドガー : お前!しつこいっ!
ロック : (ムッ)……やらない。
セラ : ごめんね〜。パパが変なこと言って。
ロック : しらな〜い。
セラ : 拗ねちゃったじゃない!
ロック : 自分で開ければ〜。
ゴットン : 開けようか?
ロック : 開けてみれば?
ゴットン : 壁をバンバン叩いてみる。
GM : まぁ……だいたいの場所はピクシーが示してくれてるし、古くて壁も痛んでるし……。
そうだな。マイナス20で知覚判定してみて。
ゴットン : (コロコロ)成功したぞ。
GM : じゃあ、がこんと壁に穴が開いた。その向こうに通路があるのが見える。
ゴットン : ほら、俺でも出来たぞ。
ロック : じゃあ、ずっとお前がやれば?(めちゃくちゃ不機嫌な声)
エドガー : 馬鹿者。シーフを敵に回したぞ。

拗ねまくったロックをなだめながら、通路を先に進む一行。
教訓、シーフの活躍の場は、他のキャラが取ってはならない。
拗ねたロックの機嫌はなかなか治らない……。
通路の途中で部屋を発見し、エドガーが調べに向うが、何も発見出来ない。


エドガー : 何もない……お〜い、ロック〜。ちょっと調べてくれ〜。
ロック : ……ゴットンに頼めば?
エドガー : ……なんで俺まで?(ゴットンに)お前のせいだ、このやろう!
ゴットン : お前らの愛が足りない証拠だよ。
エドガー : はぁ?……なぁ、ロック〜。調べてくれ。
ロック : ゴットンに頼めよ。
エドガー : 俺はロックに頼んでるんだ!
ロック : 俺は……
エドガー : 俺は!ロックに!頼んでるの!!!
ロック : あいつが何でも出来るって言ったんだからっ!!
エドガー : お前がやるの!俺は!お前に!頼んでるの!
セイラ : ロック、やって。
エドガー : 俺がこんなに言ってるんだぞ!
セイラ : そうそう。
ロック : (エドガーを一発殴ってから……)いやいや、やる。(コロコロ)成功。
GM : 机の下でね、蛙が干からびて死んでた。
ロック : ……………だから?
GM : (よけいに拗ねさせちゃったかな……)それだけだよ?
ロック : ……………………一応、持っとく。
エドガー : ……二三歩下がる。実は蛙が嫌いだったかも。
(ロックに蛙の干物をつきつけられて)うわ〜やめてくれ〜〜。
ゴットン : この部屋はこれだけか?何かの薬の調合にでも使っていたのか?

通路は更に先に進んでいる。
だんだんとじめじめしてきた通路を行くと、また部屋が脇に見えてくる。
この部屋には、棚に工具セットや火口箱が残されていた。
通路は何度も曲がりくねりながら先に続き、次に発見した部屋には、まだ扉が腐らずに残っていた。
ゴットンが勢いよく蹴り破ると、上から降って来たのが……巨大なめくじ。


ゴットン : 倒したぞ。で、この部屋は?
GM : ここにはベットとか家具が少し残ってる。
でも、なめくじのせいで部屋中べたべただね。
壁に亀裂が走ってて、なめくじはそこから入って来たらしい。
エドガー : ロック。調べて。家捜し、家捜し。
ロック : …………………………
エドガー : こらっ!
ゴットン : ここでやるのがトレジャーハンターじゃないのか?
エドガー : やめろ!お前は言うな!
ロック : ……ゴットンがやれば?
エドガー : ほら!もう!
ゴットン : ……シルヴァリのビーストマスターが欲しい。
GM : (まだ拗ねてるよ……本当に調停者が欲しいところだな。)
この部屋をシーフ以外が捜索するなら、マイナス40ね。
ゴットン : 知覚?(コロコロ)おお、成功した。
GM : 戸棚の奥の方から、麻袋が見つかる。
ゴットン : 開けてみる。
GM : 金貨が百ギル入ってた。

ロックはとことん拗ねまくりモード。はぁ。
通路を更に進むと、壁に等間隔で6つの扉がついているところに出る。
まず、一行は一番手前の扉に向かう。


GM : 曲がった廊下の先に部屋。
ゴットン : 開けるぞ! (コロコロ)あ、大失敗だ!
GM : なんでダイス振ってるの?!
鍵ないけど、あっても君は開けれないでしょ?!
ともかく、大失敗なら勢い余って足引っかけて転んだかな。
ゴットン : 不覚。
エドガー : 踏んで入ろう。
GM : 台座の上にほこりにまみれた水晶玉が置いてあるね。
ゴットン : 魔力を感じるかどうか、やってみて。
セイラ : センスマジック? (コロコロ)あ!
GM : え?……もしかして、大失敗?なぁ〜んにも感じないなぁ。舌もかんだかなぁ。
セイラ : でも、きっと魔力はかかってるわ。
エドガー : 絶対か?(笑)
ゴットン : じじいに聞いてみるか?
GM : 『あ?水晶玉?そんなものが残ってたのか?
わしはあいつの研究には興味がなかったからなぁ。』
セラ : ラー!ダイヤモンド・ラー!あんた、物知りだって言ったよね?
水晶だって、一種の宝石なんだし。
GM : 『なにか魔力がこもってるようではありますが、それが何かまでは……』
ゴットン : 持っていくか?
エドガー : え〜、持っていくの〜?
ゴットン : 持っていこう。いつか、何かわかるだろう。
GM : 持っていくのね?(メモを見て)これは特に何も起こらないね。
ゴットン : 不思議の水晶と名づけよう。
GM : 手に持った瞬間、少し光ったような気はしたけどね。それだけ。
ゴットン : じゃあ、隣の部屋だ。今度は普通に開けて入るぞ。
GM : 開いたよ。
ゴットン : よし、ひとつ学習したぞ。いつまで覚えてるかは知らんが。(笑)
GM : 今度も台座の上に水晶玉だね。
ゴットン : さっきの水晶玉と向かい合わせてみる。
GM : 何も起こらないね。
ゴットン : 持ってみよう。
GM : 持ってみるとね。(メモを見て)いきなりしゅるしゅると身体が縮んでしまいました。
身長10センチくらいになった。
エドガー : えっ、誰が?!
ゴットン : 俺が。念の為に、さっきの水晶玉にさわってみよう。
GM : この部屋の?
ゴットン : いや、前の部屋の。
GM : そしたら、しゅるしゅると元に戻ったよ。
ゴットン : おお、やっぱり。こんなもの、捨てていこう。
……いや、待てよ。ドラゴンに投げつけたら使えるかもしれんな。小さくなる方。
へへ、悪だくみ。この水晶玉を風呂敷に包んで持っていこう。
GM : この部屋の水晶玉を?
ゴットン : いや、両方。
GM : わからなくならないようにね。見かけは全く一緒だからね。

残り4つの部屋にも水晶玉があると予想し、手分けをして見てまわることに。
ゴットンが入った部屋の水晶玉に触ってみると、巨大化の効果でした。
頭が天井につかえて痛いくらいの大きさになるゴットン。


ゴットン : 小さくなる奴さわる。
GM : そしたら、10センチになったよ。
ゴットン : じゃあ、もう一個の方。
GM : 戻った。
ゴットン : なるほど、ニュートラルなんだな、これは。
区別しよう。大、中、小、だな。

その隣の部屋には、エドガーとロックとシバが向かった。

GM : 同じく、水晶玉がある。
エドガー : さわってみる。
GM : なんかね……変な気がした。知覚判定してみて。
エドガー : はい(コロコロ)大成功。
GM : 心臓が止まった気がする。
エドガー : あぁ〜〜〜さよぉなら〜〜。
GM : でもね、普通に動けてるよ?
エドガー : ロックの方に向き直って……、俺……心臓……止まった……。
ロック : ……っ(笑っている)
エドガー : お前!答えろよ!笑ってるなよ!
ロック : (ひたすら声を殺して笑ってる)
エドガー : 笑うなよ!!
ゴットン : おい、なんかそれって、「休んでる人〜」「は〜い」って感じだぞ。
ロック : (爆笑)
エドガー : だから、まじな顔してロックの方に向き直って「ロック……俺、心臓止まった気がする……」
ロック : 大笑いする。(笑)
エドガー : 馬鹿者。でも、俺、生きてるよ?
セラ : あぁ、ゾンビになったんだ。
エドガー : おい!なぁ、それだけ?水晶玉しかないの?
GM : うん。
エドガー : それだけ?俺、死んでるよ?
ロック : 吹き出す。(ぽかぽかっ)いてぇ!
GM : 生命力にマイナスの符号がついたよ。
エドガー : ひぇぇっ!マイナス55。俺、ゾンビ〜。
「近寄らないでっ!私はボディコニアンになったの!」
あれ? (笑)(←真女○転生ネタらしい)
ロック : (ずっと笑ってる)
エドガー : お前も、負の力を手に入れよう!

さて、その隣の部屋では、セイラが水晶玉とご対面。

セイラ : センスマジックかけます。
GM : 魔力感じるよ。でも、効果が何かはわからない。
セイラ : …………アモンに触ってもらう。
セラ : (使い魔の)猫に触らせれば?
セイラ : うーん。まぁ……触ってみる。
GM : 触ったらね……しゅるしゅると身体が縮んで、子猫になった。おそろいの子猫が2匹。
セラ : ケット・シーだぁ。
セイラ : え……、どうしたらいいんですか?

途方に暮れるセイラ。さて、隣の部屋ではセラちゃんが……

セラ : 触るよ、触るよ。触りますよ〜。
GM : しゅるしゅるしゅると縮んで……蛙。
セイラ : あ、良かった。
セラ : ………………
ゴットン : あ、この蛙だったんか?さっきの。
セイラ : 蛙よりは良かったわ。
セラ : ……何か、背中に寒いものが……さっさと引き返してみよう。
ゴットン : なんで蛙がくるんだ、おい?
GM : 引き返してみると、そこに集まってくるのは、蛙と、猫と、……エドガーは見た目はわからないね。
エドガー : 俺、心臓止まってるんだ。
ゴットン : この!アンデッドめ!!
セラ : ぴょんと跳んで(ゴットンの持っている最初の部屋の)玉に触る。
ゴットン : 来るな、蛙!俺は蛙嫌いなんじゃ。
セラ : うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。意地で触る!
ゴットン : よける。
セラ : わ〜〜〜ん。げこげこ。
エドガー : 心臓止まってます。(ひたすらアピール)
ゴットン : なんでアモンがいるのにお嬢がいないのだろう?
エドガー : お前、ひそかに笑ってるだろう?
ロック : ひそかじゃない。……ぷっ。

何だかすごい大騒きだなぁ。
この光景、イラストで見たいぞ。楽しそう。

ひとしきりじゃれあった後、ニュートラルの水晶玉を使って皆元に戻りました。
結局、大中小の水晶玉だけ持って先に進む。
通路はとうとうつき当たり、ひとつの扉の前に到達する。


エドガー : 開けてみる。
GM : 開かないよ。ここの扉は鍵がかかってる。
エドガー : 開けて。鍵を。
ロック : ………………
エドガー : おりゃ!開けろって言ってるんだ!
セイラ : 今日、エドガー、なんか強いね。
一同 : (笑)
エドガー : シャープに決めるぜ。
ロック : (コロコロ)開いた。……罠あるかもよ。
エドガー : 罠も調べろよ!
ロック : (コロコロ)成功。
エドガー : ん、開けた。
GM : おい、まだなにも言ってないのに……まぁ、罠はないからいいけど。
そこには、6つの彫像が並べてある。
手前から、人型の彫像、小さい人型、でかい人型、腐りかけた人、猫、蛙。
エドガー : 調べる〜。
GM : マイナス20で。
エドガー : ロック!調べろ!
GM : ロックなら、修正なし。
ロック : (コロコロ)大成功。
GM : 彫像の後ろに隠れるようにして、高さ20センチくらいの扉がある。
ロック : ……扉があるよ。
ゴットン : 俺、入れない。
エドガー : 誰も入れんわ!
セラ : 小さくなる水晶玉でちびっちゃくなって入ればいいんじゃない?
セイラ : ああ、本当よ。

みんなで水晶玉を使って、小さくなって扉をくぐる。
風呂敷包みの水晶球を引きずりながら、扉の先の通路を歩いていく一行。


GM : しばらく行くと2つに道が分かれているよ。まっすぐと左。
ゴットン : 俺は左だ。
エドガー : じゃ、まっすぐ。
GM : あれ?
エドガー : いや、二手に分かれた方が早いかなと。
GM : (早いか?)まぁ、いいけど。どっちに誰が行くのか決めてね。
エドガー : もちろん、ロックを連れて行く。
ロック : 俺、ぴんと来たのは左だったんだけど?
エドガー : ふ〜ん。
ロック : でも、いいや。まっすぐ行く。
ゴットン : こっち(左)はまかせてくれ。
エドガー : じゃあ、セイラさんも一緒に行こうか。
セイラ : うん。
ロック : あ、うなずいた。一緒に行こうか。
ゴットン : ぽつ〜〜〜ん。
セラ : セラはぁ?
エドガー : セラちゃん、一緒においで。
セラ : うん。
ゴットン : ………………アモン、ちょうだい。
ロック : キーアはどうする?俺らのとこに来るって。(←GMの答えを待たず勝手に決める(笑))
ゴットン : 負け〜て悔しい花いちもんめ♪
GM : 『あの……本当に大丈夫なんですか?』ってキーアがおろおろとゴットンを見てますが。
ロック : 大丈夫、大丈夫。
エドガー : 俺たちには、君の力が必要なんだ。
GM : 『はぁ……わかりました。』
ゴットン : 負け〜て悔しい花いちもんめ♪
セラ : みんなでまっすぐに行けば?
ロック : 大丈夫。俺の勘を信じて左に行って来い。
ゴットン : 今生の別れになるかもしれんな。
ロック : 頑張れよ。俺は左が正解だと、本当に思うんだ。
セイラ : はい。(と、アモンのキャラクターシートを渡す。)
ゴットン : あ、アモンくれた。嬉しいねぇ。
ロック : じゃあアモンを肩に載せて、一人旅ときたもんだ。
一同 : (笑)
ゴットン : さみしいなぁ。

さて、どうなることやら。

まずは、まっすぐ進んだエドガーたちから……。
壁に開いた穴の中のヒルの大群に出会う。
中にセイラがファイアボールを打ち込み、すかさず穴をセラがアースウォールで塞いで対処。

ゴットンの方は、途中で落盤に遭遇し、アモンが巻き込まれる事件が発生。


アモン :(エドガーPL)ひでえや、あんちゃん。
ゴットン : 通路ふさがったんか?悔しいな。お前トンネルか何かで、穴開けれないか?
アモン :いや。
一同 : (爆笑)
ゴットン : お前!助けてやったじゃないか!
アモン :お前がこういうことしたんだ!
GM : トンネルで穴は開けられるだろうけど、下の方に開けるとその穴も崩れる可能性はあるね。
ゴットン : 上の方に開けて、よじ登るか。
アモン :(コロコロ)開いた。
GM : よじ登るなら、穴の場所まで上がるのと、そこから降りるのとで2回運動判定してね。
ゴットンは鎧が重いから、マイナス40で。
ゴットン : (コロコロ)上がるのは成功。(コロコロ)降りるのはこけたかも。
GM : 転げ落ちたダメージが(コロコロ)6。
ゴットン : 鎧で止めた。しりもちかな。
アモン :格好悪いなぁ。これ、みんなに話したらおもろいやろうなぁ。
ゴットン : ……お前の人生、ここで、ジ・エンドにしてやろうか?
アモン :いやぁ、そんなことはいけませんぜ。
妖魔界にいる時は、わいがいなけりゃいけないんじゃないかと思うけど?
ゴットン : 人のあげ足とりやがって、こいつ。

さて、再び視点を変えてエドガーたちの方。
まっすぐと右、左の分かれ道に遭遇。右に向かう。
右の通路は、地面の亀裂に行く手を阻まれていた。
ロックがロープを持って先に向こう岸に渡り、それをつたってみんなが渡る。
が、セイラが判定に失敗し、落下。
とっさに羽を出したために、命に別状はなかったものの……


セイラ : 助けて〜って、下から見上げる。 (亀裂の底にいる)
ロック : 仕方ないなぁ。ロープ垂らしておいて。俺が降りて行くから。
エドガー、シバと一緒に支えといてな。シバに、ちゃんと言い聞かせとくから。
セラ : ロックがロープにつかまってたら、シバちゃん絶対に離したりしないよ?
エドガー : いや、私と喧嘩する可能性がある。
ロック : 降りて……抱えて上るか?
エドガー : いや、上から引き上げてやるよ。
ロック : じゃ、お嬢を先にあげて。俺、下で待機して、失敗した時に受け止めるから。
エドガー : わかった。操作判定でいい?(コロコロ)あ、9が出た。
GM : 落ちた。
ロック : 受け止める!ダメージちょうだい。
セイラ : 私、そんなに重くないもん。
ロック : まぁ、落下ダメージがあるからね。
GM : (コロコロ)落下距離1メートルだけだったからダメージはなしでいいや。下敷き?
ロック : エドガー!何やってるんだ!
エドガー : すまんっ、手が滑った!
セイラ : 私……なんか、もう一回やるのいやかも。
セラ : ほら、私も手伝うから。
GM : 手伝うなら、判定にプラス20していいよ。
セラ : (コロコロ)成功。
GM : 上がれた。
ロック : 俺は自分で上がる。(コロコロ)大成功。
まったく、亀裂を登るだけで、なんで……エドガー!だいたいお前が落とすから悪いんだ!
エドガー : 口笛吹いて〜♪(ぽかっ)いてっ。

ゴットンの方も、分かれ道に遭遇。まっすぐと左。
まっすぐの方からエドガーたちの声を聞いたゴットンは、合流を避け左の道を選ぶ。


アモン :(引き続きエドガーPL) いいよ?お前が一人でいたいって言うなら、おいらはいいよ?
ゴットン : ここらで何か発見していった方が、自慢出来るだろうが。
アモン :そうか。崩しただけなんて言えねぇよなぁ。よし、じゃあ、左行こうか。
ゴットン : お前、いつか殺す。

ゴットンが左の道を行くと、三叉路に出た。
また左を選んだゴットンの前に、何やら怪しい動く影が登場。
出現したでかいむかでを軽く叩き殺して、更に先に進んでいく。

一方、エドガーたちは、やがて広い部屋に出た。
部屋全体に永続的なライトの魔法がかけられていて、明るくかがやいている。


エドガー : ダークネスで打ち消しちゃえ。
セイラ : ダークネス?かけます。
GM : じゃあ、明かりは消えたよ。
部屋の中は、天井も高く、調度品も普通の人間サイズだね。
セラ : 水晶玉、誰が持ってたっけ?
一同 : し〜〜〜〜〜ん。
ゴットン : にぱ。

ちょうどその頃、ゴットンとアモンのコンビが進む道の先も……

GM : 通路の先がぼんやりと光っていたんだけど、いきなり暗くなったよ。
アモン :(エドガーPL):何や、あれ。
ゴットン : 魔物かもしれん。突撃するぞ!
アモン :突撃や〜〜〜〜〜〜〜〜!
ゴットン : うりゃぁ〜〜〜〜〜〜!!
GM : っていう声がするよ。(と、エドガーたちに)
エドガー : なんだ、あの関西弁(?)は!
ロック : おい、見ろよ。馬鹿が走って来るぜ。
エドガー : おぉ〜、とうちゃ〜く。
ゴットン : 死ね〜、魔物〜!
ロック : まてぇ!よくみろ!
ゴットン : おぉっと!ブレーキきかず、どか〜ん。
アモン :何や!わいまで巻き込むな!
ゴットン : 君が止まったところで俺がつぶした。

というわけで、にぎやかに合流。
ゴットンの持ってたニュートラルの水晶球を使って元の大きさに戻る一行。
部屋には、通常の大きさの扉が一つあり、脇にほこりの積もったプレートがあった。


セラ : なんか、プレートみたいなのがついてる。読める?
セイラ : 読めますか?
GM : 今の状態だと、ほこりが積もってて、良く見えない。
ロック : さぁ、人間掃除機、ほこりを吸え。
ゴットン : ごぉ〜〜〜〜〜。
セラ : はらえばいいじゃない!!(笑)
GM : ほこりを払えば普通に見えるよ。
プレートにはこんなことが書いてあるよ。 (とメモを渡す)
ロック : うわ、ひらがなばっかり。えっと?

  『まんとをきているひとならば
       とうぜんぶどうがだいすきよ

   えりんはろーぶがだいきらい
       だからぶどうもだいきらい

   ばなながすきなそのひとは
       ざーなのほかにいはしない』

プレートの前で悩み始める一行。
いや、ここで悩んでもどうしようもないんだけどさ。
まぁ、これだけではどうしようもないので、やがて扉の先に進む。


GM : 扉を開けると部屋があって、向かいの壁に三つ首のケルベロスみたいな像がある。
像の前の台座にボタンがある。
ゴットン : ボタン押す?
セラ : 押さなきゃ先に進めないよ。
GM : ボタンを押すと、三つの首がそれぞれ動き出して喋り始める。
まず、一番の首が言う。
『だから、マントを着た奴とローブを着た奴とサッシュをしめた奴がいるんだ。わかってるんだろうな?!』
セイラ : マントとローブとサッシュ?
GM : で、続けて二番目の首が言う。
『何だと!ばかにした口をききやがって!貴様こそ、三人の名前がエリンとザーナとアクロだってこと覚えてるのか?!』
ロック : エリンとザーナとアクロ?
GM : そして、三番目の首が言う。
『うるさいうるさい!だから一体、ぶどうとばななとみかんを好きなのはどいつらなんだ!』
更に続ける。
一番の首『エリンはみかんが好きなんだ。アクロはサッシュをしめてるし、ザーナはローブを着てるんだ。そうだろ?』
二番の首『違う違う。ザーナが着てるのはローブだが、アクロはぶどうが好きなんだ。エリンが着てるのがサッシュなんだ。』
三番の首『え〜い、馬鹿者どもが!ローブを着ているのはエリンなんだ。アクロがみかんが好きで、ザーナはマントを着てるんだ。そうだな!』
エドガー : ………やかましい!!
GM : 三つ首たちが言い終わると、続けて台座から声がする。
『正しき首を選べ』

さて、シンキングタ〜イム。
そして、見事正解。まぁ、あえて正解は書きません。良かったら、考えてみてね。


GM : 台座から再び声がする。
『正しき知恵を持つものよ。我が研究室にようこそ。』
そして横の壁が上がっていく。
ロック : ……天才だと言い張ったおじさんもおじさんだけど、この魔道士も魔道士だな。
エドガー : 友達なの?こいつら。
ロック : 友達なんだって。
エドガー : 類は友を呼ぶってこのことだな。
GM : 壁の向こうには、さらに部屋があって、左と真正面に扉が見えます。

研究室にはいくつかの部屋があり、マジックアイテムがいっぱい残されていました。
一応、戸棚にはすべて罠があったんだけど、全部見事にクリア。
ロック、絶好調です。
爆発系の罠がかけられてて、失敗したら中身壊すつもりだったんだけどね。

手に入れたアイテムリスト。
・緑色の小手(筋力+5)
・「……える薬」というラベルの赤い薬瓶(飲むと姿の消える薬)
・鳥の翼をかたどったアミュレット(シルフが宿っていて、風のバリア。つけたものの装甲値+1)
・青い宝石のはまったスモールシールド(魔法で強化されていて、ラージシールドと同効果)
・赤い宝石のはまった杖(残りポイントの不明な魔晶石がはまっている)
・4本のドラゴンの牙を組み合わせた腕輪(つけたものの抵抗力が+10)

ひとつくらいは壊れるだろうと思ったんだけどねえ。
それぞれ山分けして、先に進む一行の前にひとつの部屋。
エドガーが中を透視すると、スライムもどきが一匹するずるとはいまわっている。


ロック : どうする?開ける?特に何もないみたいだけど。
ゴットン : 何かあるかもしれないじゃないか。
ロック : え〜、開けるの?
エドガー : じゃあ、開けて、中に放り込んで、閉めて、待つ。
GM : 誰を?!
ロック : 何を放り込むの?
(皆の視線がゴットンに集まる。)
一同 : (笑)

結局、エンチャントウェポンをかけてもらった戦士二人組みが部屋に飛び込む。
戦闘1ターン目、攻撃を受けたスライムもどきは変形を始める。
そしてそこに現れたのは……


GM : スライムはエドちゃんの姿を取った。
エドガー : 美しくな〜い!そこが違う!とか言ってる。(笑)
ロック : コピーされたんだ。
ゴットン : 半透明なエドガーってきれいかもな。
エドガー : やめろよ!!
ゴットン : 氷の彫像みたいで格好いいじゃないか。
ロック : あぁ、そうだね。
エドガー : …………

そして、次のターン。
ゴットンの強烈な一撃で、あっという間にオダブツ。
……弱いぞ、スライムもどき。


GM : (コロコロ)あ、死んだ。
エドガー : こらぁ!お前、俺を殺すな!
ロック : 終わったの?じゃあ、部屋に入る。何もないの?
GM : うん。壁にそいつがはいまわった跡があるだけ。
ロック : 何にもないじゃないか。
エドガー : まぁ、楽しかったじゃないか!な!
ロック : エドガーの姿になってな。
エドガー : う……セイラさんの姿だったら良かったのにな。
ゴットン : 何でや。
エドガー : いや、なんとなく。
ゴットン : 俺が切れんとでも思ってるのか?
セイラ : 切るの?
ゴットン : モンスターと割り切っておけば。

さて、次に出会った扉の中には、腐った死体の固まったような正体不明の代物がいた。
そいつの中に指輪が埋まってると聞いたとたんに、ロックが中に入ろうと主張して戦闘開始。
こいつは毒を持っていて、ダメージはしょぼいんだけど、鎧を通ると麻痺毒に抵抗しなくちゃいけない。
結局、エドガーひとりがしびれた。

手に入れた指輪は、真珠のはまった指輪。
アンデッド系の麻痺やドレインを防ぐものでした。


セイラ : あぁ……エドガー、持っとく?麻痺とかから守ってくれるんだって。
エドガー : ……むか。いや、いいもん。麻痺ったらロックに治してもらうもん。
セイラ : そうね。そのチャンスがなくなるものね。
ロック : チャンス?(笑)
ゴットン : じゃあ、ちょうだい。
セラ : じゃあ、パパに。
ロック : ゴットンは、俺、治す気ないから。残念だけど。
GM : アンデッドの特殊攻撃からの完全防御ね。
ロック : よし、お前、前線に立ってドラゴンと戦え。
エドガー : オッケェ!決まったな!
ゴットン : ……炎は防げないと思うぞ、これは。

さて、最後の扉の前にやってきました。
この時点で、リアルの時刻は夜9時をまわっていました。焦るGM。


ロック : まずは……罠感知♪
GM : (なんかすげぇうれしそうだな……)罠はないよ。鍵はかかってる。
ロック : 鍵開け♪(コロコロ)成功。
GM : 開いたよ。廊下の途中に両開きの扉だね。
知覚判定するまでもなく、その向こうから吼えるような鳴き声が聞こえて来るよ。
ロック : さ〜て、最終決戦。
セイラ : え、もう?もう来てしまったの?
GM : もうって……今何時だと思ってますか?!帰れなくなるぞ!
ロック : ともかく、罠感知と鍵開け……
GM : 罠はないよ。鍵はちょっと強力にかけてあるから、マイナス20ね。
ロック : (コロコロ)開いたよ。……開いたけど……ねぇ、どうするの?倒すの?それとも……。
エドガー : 倒せないよ絶対。
ゴットン : 炎をどうやって取るかが問題だな。
……おお、こいつを小さくして持って帰って、おやじのところで炎をはかせれば終わりじゃないか!
エドガー : どうやって(水晶玉に)触らせるんだ?
ゴットン : 近くに寄って行って、えいってつける。
ロック : 誰がやるの?!
エドガー : 誰がやるの!!
ロック : 指輪持っているあなたが?
GM : (なるほど、そういう手で行こうとするか)
だれが猫の首に鈴をつけるか……だね。
セイラ : 姿が透明になる薬があったじゃない。あれ飲んで行けば?あ、2本あるんだ。
ゴットン : じゃあ、お前も来い。
エドガー : なんで俺が?!
ゴットン : なら、引きつけとけ。

基本、使えそうなアイテムをちりばめておいて、どうするかは丸投げが基本スタンスのGMです。
相談の結果……


ロック : 透明になって、水晶玉で小さくする作戦で行くそうです。
GM : わかった。で、扉開ける時には、残りの人達はどのへんにいるの?
ロック : ドラゴンの視界に入らない様に、壁際に。
GM : ふむ。で、誰が透明になるの?戦士2人?
エドガー : はぁ〜い。……ウォリアーってこんなもんさ。
GM : で、扉開けてからどうするの?
エドガー : 入って行く。
GM : ただ、どかどかと?じゃあ扉を開けると、正面に腐りかけたドラゴンの形した奴がいるよ。
(コロコロ)物音に気付いたらしく、何か来たなって感じでこっちを向く。
ゴットン : 誰かひとり、囮になってや。じゃないとやばいぞ。
GM : ふわふわ浮いてる(ように見える)水晶玉をじっと見てるよ。
エドガー : 早くぶつけてしまえよ!
GM : すうっと息を吸い込んでるよ。
エドガー : ほらっ!早く投げろ!
ゴットン : 誰か、物音立ててくれ!
エドガー : いいから!早く投げろ!えいっ、貸せ。投げた!
GM : 投げたの?じゃあね、当たるかどうか……
エドガー : ええっ!あんなにでかいのに?!
ゴットン : 当たり前じゃ!だから、慎重にやっとったのに!近くまで。まだ投げんわい!
ロック : でも、なんかしろったって、俺たち入口にいるのに、なにしろって?
下手なことしたら、こっちに向かって炎はかれるじゃないか。
ゴットン : だから、反対の方に何か……
セイラ : 何か投げる?
ロック : 入口から飛んで来たら、入口が怪しいと思うよ!馬鹿だな!
セイラ : なにかないかな……あ、音を反対側でたてるとか。
ロック : えらい!風はアミュレットがある。(シルフが宿ってるので、精霊魔法使える)
セラ : ウィンドボイス使うの?
セイラ : ドラゴンの真後ろに。
GM : なんて言うの?
ロック : 「ドラゴン、ふりむけぇ!!」
セラ : 単純に「わ〜〜」でいいんじゃない?
……ここで「馬鹿!」とか言ったら、最期かな?
ロック : 「腐ってる……」って、ぼそっと言う。
GM : (何だかなぁ)えと……(コロコロ)背後で音がしたことで、ドラゴンはびっくりした様にそちらに振り向いたよ。
背後に向かって炎のブレスを吐き出した。
ロック : 今だ!走れ!!
ゴットン : だかだかだか。(走ってるらしい擬音)
(コロコロ)よし、転んでないぞ。
(GMは何も言ってないのに勝手に判定してる奴等。楽でいいなぁ。(笑))
エドガー : (コロコロ)あ!危ない!大成功。01だよ。紙一重だった。
GM : あら、大成功?(じゃあ、あらためて判定しなくてもいいか。)
水晶玉を見事にべたっとくっつけたね。
ドラゴンの姿は、しゅるしゅるしゅるっと小さくなったよ。
ゴットン : よし、ピクシー、これ、持って帰れ。
GM : 『え?これ?持ってかえるの?私が?』
ゴットン : 口に縄をつけておけば、火、吐かないだろ。
セラ : ぴゃぁぴゃあぴゃあぴゃあ。
エドガー : ……ドラゴンゾンビがぴゃあぴゃあ言ってるの?
セラ : うん。
GM : なんか、ライターの様な炎をぽおぽお吐いて威嚇してるかもしれない。
ロック : かわいい〜〜〜
セイラ : かわいい〜〜〜
エドガー : でも、どろどろしてるんだぞ?!
セイラ : あ。腐ってるのか。
セラ : ねえ、でも、水晶玉に炎取るんじゃなかったの?
ロック : だって、また炎消されて、こういう事態になったらめんどくさいじゃない。
だから、直接火の根源をあげた方がいいじゃないか。
ということで、預かった方の水晶玉も一緒に……ピクシー、運んでな。
GM : 『え〜。重いな〜』
一同 : ………………
GM : 『嘘です、嘘〜。行きますってばぁ。』
ゴットン : まぁいい。俺が持って行こう。タレントのリープで届けて来る。
荷物のひとつにすれば持って行けるだろ。
セラ : ピクシーは?
GM : ピクシーは自分で飛んで帰るってよ。
お仕事終わって、ご機嫌でまた姿消していたずらしたりしてる。髪の毛つんつんって。
セラ : てえ〜い!ぴしぴしっ!髪の毛揺すってはたいてやる。
GM : からまった。
ロック : じゃあ、ゴットン、いってらっしゃい。
ゴットン : ちょっくら行ってくらぁ。
GM : では、以前に見慣れた洞窟に飛んできます。
また、くーかくーか寝てるよ。
ゴットン : ……顔に向かって炎ふかせるか。
一同 : (笑)
GM : ぼぉっ。『おぉっ?!びっくりした……帰って来たのか?んん?それは?』
ゴットン : これか。面倒くさいから、火の根源を持って来たんだ。
GM : 『なんだと……すごいことをするな。お前らは。』
ゴットン : 『死人専用ライター』とでも呼んでもらおうか。
ロック : あの水晶玉も渡して、ビックにしたかったらビックにして下さいと。
ゴットン : そうだな。今から、大きくしてやろう。
GM : 『え?!いや、結構だ、結構だ。遠慮しておこう。』
エドガー : 何かの役に立つだろうから、水晶玉もらっておけよ。
ゴットン : そうだな。これは俺がもらっておこう。
GM : 『まあ、それはかまわん。どうせ、持ち主は死んでおるしな。』
ゴットン : 持ち主はどうしたんだ?
GM : だいぶん前に事故死したらしいよ。
エドガー : まさか、そいつまでゾンビになってるんじゃあるまいな。
ゴットン : いや、まさか、そいつは蛙で死んだとか……。
エドガー : あ、あり得る。自分の館で死ぬほど情けないものはないぞ。
ゴットン : 戻してみようか、あの干からびてた蛙。
ロック : そうだねぇ。……おもしろいかもしれないねぇ。
ゴットン : そういえば、お前持って来てたろ?あの蛙。
ロック : うん。持ってるよ。(笑)
GM : (はは……そんなつもりじゃなかったけど。おもしろいかも……)
セラ : パパ〜、早く戻っておいでよ〜。
GM : まぁ、おやじ曰く『お陰で作業の続きが出来るよ。
後は最後の仕上げだから、もう2〜3日したら出来ると思うぞ。』
ゴットン : そうだ、おやじ。俺の剣に魔力宿らせることは出来ないか?なんでもいいから。
GM : 『魔力か?ちょっと難しいな。』
ゴットン : アイテムか何かはめ込むとか……。
GM : (お前の剣、十分強いだろうが……)
『まぁ、さがしておこう。何かあるかもしれんからな。』
ゴットン : あぁ、頼む。
エドガー : おれもーおれもーおれもーおれもー!(遠くからアピール)
ゴットン : 声は届かなかった。(笑)ちょっと抜け駆け。
GM : じゃあ、ゴットンも戻って来て、みんなで地上に出た頃には、そろそろ夜明けが近いね。
ロック : じゃあ、急いで商隊に戻ろう。
GM : 『おお。出発に間に合って良かったな。』
ロック : 眠いの。寝かせてね。
エドガー : 眠いぞ〜〜〜。
セラ : すぴすぴ。
GM : (徹夜だもんねぇ)じゃあ、幌馬車に乗せてもらって熟睡してるみんなとともに、商隊は出発するのでした。
ご苦労さまでした。

戻る