登場、ベルディアの将軍!! 捕らわれのロック☆★☆★
GM
: ここはベルディア帝国の首都、ドートンです。内戦中とはいえ、見たところは普通の街です。まぁ、ベルディアですから道行く人は、猛虎の民か暗黒の民がほとんど。妖魔と呼ばれるダークエルフやゴブリンなどもいます。
セラ
: ダークエルフとゴブリンが腕組んで歩いていたりしたらいやだなぁ(笑)
GM
: それは確かに嫌だね(笑)
さて、街に入って数時間後、突然ですがロックの姿が見えないことに気がつきます。
セイラ
: え〜〜、どこに行ったのぉ?
セラ
: まぁたひとりで……シバちゃ〜ん!シバちゃ〜〜ん!(呼んでみる)
GM
: シバちゃんの姿も見えないよ。
セラ
: シバちゃんが吠えなかったってことは、さらわれたわけじゃないよね。自分の意志でどっか行ったと。まったく……(苦笑)
ゴットン
: 逃げたか?
エドガー
: どこらへんまでは確かにいた?
GM
: そうだね、街に入った頃には確かにいたと思うよ。
ゴットン
: やっぱり逃げたか?
GM
: どうする?
セラ
: 自分の意志で行ったんなら、放っておいてもいいかしらね(苦笑)
エドガー
: でもまぁ、ベルディアだし。一応探した方がいいだろ?
GM
: 探すのね?どこらへんを?
セラ
: ま、適当に。来た道を戻ってみようか。
GM
: じゃ、そうだな。幸運度で能力値判定してみて。……しばらく戻ると、酒場のあたりに人だかりがしてるところに出くわす。なにかあって集まったんだけど、終わったんでばらばらと解散しかけているところみたい。
セラ
: おばさんおばさん、何があったんですかぁ?
おばさん
: 喧嘩だよ。猛虎の部族の戦士と銀狼の民がね。
エドガー
: げ……ロックだ……(汗)
セラ
: それで、銀狼の部族の人はどうなったんですか?
おばさん
: 猛虎の戦士が仲間たちと一緒になって連れていっちまったよ。
エドガー
: あぁ、ロック……
GM
: ちなみに店の中では、ひっくり返った机や椅子を店の主人がぶつぶつ言いながらかたずけてるよ。
エドガー
: そっちにも一応聞いてみるか。
GM
: 店の中に入ると、机の影に黒髪のかつらと脱げ落ちたフードが見つかる。ロックのものだね。
エドガー
: ロック……あの馬鹿……
店の主人
: まったく、帰ってきたら弁償してもらわんとな(怒)
セラ
: シバちゃんはいない?
GM
: いないみたいだね。
セラ
: おじさ〜ん、このくらいの小さい……犬、見ませんでした?
店の主人
: ん?あぁ、そいつならうるさく吠えながら、後ついていってたぞ?
セラ
: あ〜ん、ついて行くなってば。ロックの匂いをつけていってもらおうと思ったのに!
さて。いきなり行方不明になってしまったロック。一行は彼の行方を求めて情報収集を始めます。まずは彼を連れていったという猛虎の戦士を探します。
ゴットン
: 噂になるにはもう少し時間がかかるだろうと思うんで、夜になってから適当な戦士の詰め所を訊ねるぞ。
GM
: 適当な……ね。じゃ、幸運度で能力値判定してみてね。(出目を確認して)ゴットンが訪れた詰め所には何人かの戦士が酒を飲んでるね。
ゴットン
: 銀狼の民を捕まえた奴がいると聞いたんだが?
戦士
: あん?なんだ、お前も賞金目当てか?それならイオの奴だぜ?今ごろ賞金山ほどもらって酒場で酒でも飲んでんじゃないのか?
ゴットン
: イオ……だな。すまない。邪魔したな。……皆と合流してそのイオって奴を探そう。
GM
: 数軒の酒場を覗いて、ある酒場ですっかり出来上がっているところを見つけるよ。
セラ
: 聞いてみよう。
ゴットン
: おまえらが行くとこじれる。俺が行くから待ってろ。
イオ
: ん……?なんだ?
ゴットン
: 銀狼の民を捕まえたそうだな?
イオ
: おぉ!そうだぜぇ?良く知ってるなぁ。
エドガー
: むかむか。小石を後ろからこっそり投げつける!
イオ
: 何だなんだぁ?(きょろきょろ)
ゴットン
: エドガー!邪魔するな!……で、どこに売ったんだ?
イオ
: そりゃ、セリア将軍のとこに決まってるだろ!暗黒の民のな。知ってるか?かつて神王さまが与えたといわれるサーベルタイガーの爪のはまった剣を持ってるんだぜ!あの将軍は!
GM
: セリア将軍という名前におぼえがあるかどうか、ゴットン、知識判定して?
ゴットン
: (コロコロ)知らないらしい(笑)
GM
: どうやらすっかり忘れ去っているようである(笑)
セラ
: (ひょこっ)それで、そのセリア将軍の屋敷はどこなの?
ゴットン
: あ!来るなって言っただろうが!
イオ
: お?かわいいお嬢ちゃんだなぁ。まぁ、飲め飲め。将軍の屋敷か?街外れの大きな屋敷だよ。
セラ
: ところで犬はどうしたの?
イオ
: 犬ぅ?あぁ、あのこうるさいやつな。将軍の屋敷の前までついてきてたけどな。まだそこにいるんじゃないのか〜?
セイラ
: セリア将軍ってどんな人なの?
ゴットン
: あぁっ、お嬢様までっ!!
イオ
: (女性に囲まれて上機嫌)セリア将軍かぁ?なんでもかつて「獣の牙」との小競り合いで片目を銀狼の民につぶされたとかで、銀狼の民を個人的に非常に嫌ってるらしいぞ?だから、賞金までかけてるんだ。いい稼ぎになったぜ。はははっ。
セラ
: なんかそれって……ロックの身の危険を感じる…………
ゴットン
: 将軍の家に行ってみよう。
エドガー
: 立ち去りついでに、イオをはったおして行く!
イオ
: うわっ(がたたたっ)なんだ、なんだぁ?
GM
: 酔っぱらってるので、なにされたのかわかってないらしい(笑)
酒場を出て、将軍の家に向かいながら作戦を立てる。
正面から将軍に会って、ロックを返してもらおうとする組と、こっそり忍び込んで救出する組とに別れて行動することに。
さて。屋敷の前には……
GM
: 門の前には門番が二人立っています。その足元にシバちゃんが吠え掛かっては、うるさいっと怒鳴られて蹴飛ばされています。
シバ
: ワンワンワンワンワンワンワンッ!!!!
セラ
: シバちゃんいじめちゃ駄目なの〜〜〜っ!!!
門番
: ん?なんだ?お前の犬か?こいつ、うるさいから早くどっかに連れて行けっ!
セラ
: シバちゃん抱えて戻ってくる〜。この子の手当てよろしく、はい、セイラ。(手渡す)
セイラ
: え?(きょとん)
セラ
: ?あ、そっか。傷の手当てはキーアちゃんの担当だね。はい、キーアちゃん、よろしく♪(手渡し直す)
キーア
: あ、はい。ヒール(治癒)かけるの?
GM
: そんなに大怪我じゃないから、神聖魔法使うほどじゃないよ。
ゴットン
: じゃ、計画通り、俺とセラは正面から行く。エドガーとセイラお嬢様とキーアは後から潜入してくれ。
セイラ
: はい。
ゴットン
: (門番に)将軍に会いたいんだが。
門番
: ん?なんだ?何者だ?
ゴットン
: …………グレイが来たと伝えてくれ。
門番
: グレイ?ちょっと待ってろ。
GM
: (本名で来るかぁ)しばらく待たされてから、なんとか将軍に会うことが出来たよ。ダークエルフの女将軍ですね。右目が大きく傷になってつぶれていて、それを伸ばした前髪で隠している。
セリア
: グレイと言ったな。まさか数年前に行方不明になったという猛虎の部族の将軍か?
セラ
: 将軍??
ゴットン
: いや、単なる同名だ。俺はただのグレイだ。
セリア
: (興味を失った様子で)ふん……それで、いったい私になんの用だ?
ゴットン
: 銀狼の部族を捕らえたと聞いたが。
セリア
: あぁ、そうだ。それがどうかしたか?
ゴットン
: 今どこにいるんだ?
セリア
: 地下の牢に入れているが?
ゴットン
: 会わせてもらえないだろうか?
セリア
: なぜだ?
ゴットン
: 俺も奴に個人的な恨みがあるんだ。
セリア
: そう簡単に会わせるわけにはいかんな。あれは私が買った私の獲物だ。それにあれはかつて一度、ここを脱走している。そうそう人に会わせるわけにはいかんな。
セラ
: ロックをどうするのっ?!(叫)
ゴットン
: わっ、この馬鹿っ!(汗)
セリア
: ……なんだ、この小娘は。
セラ
: ロックになにかしたら許さないんだからっっ!!!(さらに叫ぶ)
ゴットン
: セラを抱え込んで黙らせるっ。いや、こいつ、俺の娘なんだ!
セラ
: がじがじがじ(抱え込んでいるゴットンの腕にかみついているらしい)
ゴットン
: 痛い……(苦笑)
セラ
: 抜け出して勝手に地下への階段を探す!ひとりで暴走する!
ゴットン
: おい!セラ、待てっ!!
GM
: 地下へ降りる階段は、割とすぐに見つかるけど……
セラ
: 降りていくっ!!
セリア
: (あざけるように)どうしても会いたければ勝手に探せばいいさ。ただし、多くの罠とわが部下を突破できればな。
ゴットン
: 罠?……うわぁっ!セラ、ちょっと待てっ!セラを追いかける。失礼した。
その頃、外で待機し、侵入の機会をうかがうエドガー、セイラ、キーアは……
セイラ
: もうちょっと情報収集できないの?
GM
: じゃ、待ってる時間を利用して、聞き込みをしてみた。将軍の屋敷の地下には、昔、捕らえた銀狼の民に逃げられて以来、増改築を繰り返したトラップ満載のダンジョンがあるという話が聞けるね。どうやら、地下深く、五階分くらいはあるらしい。
エドガー
: じゃ、機会をうかがって、裏口から入り込むぞ。
GM
: では、こっそりと侵入します。見つからないかどうか、運動技能で判定してね。
セイラ
: (コロコロ)……こけました(苦笑)<失敗したらしい
GM
: おや(笑)では、警備にあたっていたゴブリンが一匹、君達に気付きました。
エドガー
: 攻撃!……じゃなくて。セイラ、眠らせろっ!!
セイラ
: あ、はいっ!スリープクラウドかけます!
GM
: (コロコロ)……寝ちゃいました。
エドガー
: 止めをさしておいて……さて、行くか。
GM
: では、一階に入り込み、地下への階段までたどりつきました。
後発隊が侵入してきた頃、先に暴走していったセラは……
GM
: 階段を降りていくと、広い部屋に出る。上と同じような調度品で、こぎれい。階段降りたところに赤い絨毯なんかもひいてるよ。正面には両開きの扉があって、その両脇に虎の彫像が置いてある。どうする?ゴットンを待つ?
セラ
: つっぱしる〜〜〜〜!!!!
GM
: あらら(苦笑)扉は鍵がかかっていなくて、普通に開くよ。幅2メートルくらいの廊下が目の前に続いている。両脇の壁には虎のレリーフがずらりと彫り込まれている。
ゴットン
: そりゃ、あからさまにアロースリット(苦笑)
セラ
: とまらないと思うな。扉開いた勢いでつっぱしる!
GM
: それは……(苦笑)じゃぁ、そうだなぁ。そんだけ勢いよくこられたら、対処が間に合わないかもな。十個のレリーフのうち、後半の五つからだけ、矢が飛び出してくる。回避は運動技能でね。
セラ
: (コロコロ×5)二本あたったみたい。
GM
: じゃぁ、さくさくっと二本矢がつきささる。で?まさかそのままつっぱしらないよね?(苦笑)
セラ
: さすがに矢が当たったから止まるかな?(苦笑)
GM
: じゃぁ、ショックでその場にうずくまってるのね。そうしたら、レリーフが扉のように開いて、中からゴブリンがぞろぞろと出てくる。
セラ
: うっ、怪我してるのに……
GM
: ちょうどそこに、後から追いかけてきたゴットンが駆けつける。形としては、挟み撃ちのように、ゴブリンをはさんだ形ね。
ゴットン
: ゴブリンの真ん中突っ切って、セラの前まで行っていいか?
GM
: 保護者だねぇ。そうだな。ゴブリン達、セラの方に気をとられていたから……運動技能で成功したら突っ切ったことにしていいよ。
ゴットン
: (コロコロ)よし、行った!俺が相手するから、セラは後ろにいろ!
セラ
: はぁ〜い。でも、肩に矢を受けたからちょっと弓は使えないなぁ。呪文使おっかな?
ゴットン
: エドガーたちはまだ来ないのか?
GM
: もうちょっとしたら来るよ。ゴブリンはゴットンの方に襲い掛かるけど、廊下が狭いので、一度には二匹しか攻撃してこれませんので、ご安心を。
ゴットン
: よし、行くぞ!
ゴットンの剣がうなりをあげてゴブリンを叩き切る。その背中に隠れるようにしながら、傷を押してセラのコンフュージョン(混乱)の魔法が飛ぶ。魔法にかかったゴブリンが隣のゴブリンに襲い掛かる。
そして、しばらく後。背後の階段にエドガー達の姿が!
ゴットン
: セイラ!スリープクラウド!
セイラ
: はぁ〜い。
GM
: スリープクラウドの有効範囲は半径5メートル……っと。ここで使うと、ゴットン達も範囲に入っちゃうけど?
ゴットン
: 俺達は抵抗するからいい。
GM
: 了解。じゃ、抵抗判定してね。ゴブリンはっと……二匹を残してあとはばたばたと眠った。
ゴットン
: (コロコロ)……寝た(笑)
セラ
: (コロコロ)私も寝た(笑)ところで、混乱させてたゴブリンは?
GM
: そいつも寝てます。
セラ
: 結局役立たず〜〜
エドガー
: それじゃ起きてる二匹に向かっていこう!
セイラ
: 魔法、使います?
エドガー
: いい、いい。雑魚だ。武器攻撃だけでいいって。
とか言いつつ、これが攻撃スカってばかり(苦笑)
ゴットン
: 誰か俺を起こしに来てくれ〜〜〜、任しておけんっ!
エドガー
: ちくしょ〜、情けないっ(涙)
なんとかゴブリンを退け、一息。
ゴットン
: セラっ!なんであんな!危険だろっ?!
セラ
: だって!だって三年前、逃げてきたロックを看病したの、あたしだものっ!助けなくちゃ……ロック、何されてるかわかんないものっ!(号泣)
ゴットン
: わかった、わかったから……助けに行こうな?
セラ
: ……うん。
泣くセラをなだめ、ゴブリンがいた部屋の奥にあった部屋を捜索。
GM
: ゴットンが探していると、一冊の本を見つける。「セリア将軍戦果表」と書かれている。
ゴットン
: ほぉ?
GM
: 中を開くと、「ベルディア国ウルの村 全滅」という記述が目に入る。
ゴットン
: ……そうか……
セラ
: なになに?ゴットン、なにか表情に出てる?
ゴットン
: 難しい顔をしてる。
セラ
: どうしたの?なにか書いてあったの?ゴットン?
ゴットン
: いや……何でもない。
その他、いくばくかのお金を手に入れ、先へ進み、入った部屋。目の前に現われた石像が動き始め、襲い掛かってくる!ガーゴイルだ!!
彼らが激しく戦闘をしていたその頃……
GM
: さて。お待たせいたしました。ロック、よろしいかしら?
ロック
: あう……(苦笑)
GM
: ロックが意識を取り戻すと、あたりは薄暗く、両手は頭上で鎖に拘束されております。じめじめした陰気な場所。見覚えのある牢屋です。
ロック
: 暗い記憶が……
GM
: しばらくするとこつこつと足音が……
ロック
: 誰か来る……怖い……
GM
: やってきたのはダークエルフの女性。セリア将軍だね。後ろに二匹のゴブリンを従えている。将軍の顔にも見覚えがありますね。
ロック
: な、なんだよ!(びくびく)
セリア
: 久しぶりだねぇ?
GM
: セリア将軍は、手に持った鞭の柄でロックの顔を上げさせるよ。
ロック
: こ、怖いよぉ〜〜〜
セリア
: 三年前はよくも逃げ出してくれたねぇ?
ロック
: あれはっ!俺のせいじゃなくてぇ……エドガーが……その、あの、えっと……(だんだん声が小さくなる)
セリア
: それにしても、またここに戻ってくるとは、なんてまぬけなんだろうね、お前は?(嘲笑)
ロック
: あぁっ……(泣)
セリア
: また前のように逃げ出せると思ったら大間違いだからね?
まぁ、手始めにこいつらに少し可愛がってもらうんだね。……また後で来るからね……ボウヤ?
GM
: セリア将軍の声で、背後に従っていたゴブリンが近寄ってくる。手に鞭を持ってね。
ロック
: ゴブリンっ?!いやだぁ〜〜〜!早く助けに来い〜〜〜〜〜〜(号泣)
GM
: はい。では、ガーゴイルとの戦闘と行きましょう。
セラ
: なんかさぁ。今思ったけど、ここに来ずに将軍の部屋を探したら、直通の道があったような気がしない?(笑)
GM
: こらこら。今のロックのシーンは知らないんだからね?確かにあったけど(笑)
対ガーゴイル戦。総攻撃の果てに、ゴットンのクリティカルヒットが止めをさした。
そのまま、部屋を抜け、廊下を過ぎ、扉を抜けていく。そして、たどり着いた部屋で、ゴブリン&ホブゴブリンに遭遇!!セイラのスリープクラウドで眠らせた後、ゴットンが切り込んでいって蹴散らす!
GM
: ゴブリン達がいた部屋は割と広いです。部屋の四隅には魔法陣が記してある。
セイラ
: 魔法陣?なに?
GM
: 知ってる人がいるかなぁ?ソーサラーと悟りの民、それから、キーア、判定してみて。知識技能でね。
セイラ
: わかった。
GM
: じゃぁ、どこかで同じ物を見たことがある。トランスポーターっていう一種の移動装置ですね。
セラ
: 四つあるってことは、どれかひとつが正解なんだろうねぇ?
GM
: 魔法陣にはなんだかよくわからない文字が書かれているよ。ソーサラーになら一部読めるかも。
セラ
: セイラ、ファイト!
セイラ
: (コロコロ)読めましたけど?
GM
: 左側のふたつには「血」という単語が読み取れた。右側の奥の方が「休む」手前の方が「前」という単語が読めた。
セラ
: なぁに?それ?
ゴットン
: 「血」っていうのは多分戦闘だろうな。「休む」と「前」って何だ?
セラ
: 「休む」ってことは休憩できるのかなぁ?
GM
: 悩んでるようですから、この間にロックの方の様子を……
ロック
: こんでいいってぇ!(苦笑)
GM
: まぁまぁ、そう言わずに(笑)んと……(コロコロ)<ダイスの出目で出来事を決めている
ふむ。えっとね、しばらく後、またコツコツと足音が……
ロック
: ひぃ〜〜、また来た〜〜〜
GM
: ちなみに、今度は二人分の足音です。
ロック
: ふたりぃ?誰連れてきたんだよぉっ!(泣)
GM
: セリア将軍が、見るからに怪しげな魔術師を連れてやってきたよ。
ロック
: ソーサラー?何する気だよ……
セリア
: 少しはこりたかい?
ロック
: 何にこりるって?
セリア
: えらそうな口きくんじゃないよっ!(ぴしっ)
ロック
: あぁっ、ごめんなさい〜〜〜
エドガー
: ロック……お前、自分の立場わきまえろって(苦笑)
ロック
: は。誰かの声が聞こえる(笑)
セリア
: 少しは素直になる気になったかい?
ロック
: 知るかっ!!
セリア
: ほぉ?
ロック
: びくびく
GM
: あ、そうだった。あのね、ちなみに言っておくけど、武器防具はもちろん道具類もすべて没収されてるからそのつもりでね?
ロック
: ??
セリア
: 素直になる気はないようだね……じゃ、これを飲んでもらおうかねぇ?
GM
: セリア将軍に促されて、後ろにいた魔術師が怪しげなどろっとした液体が入った瓶を持ってきた。
ロック
: なんだよ、それ。
セリア
: お前……その色彩……銀狼の民のビーストマスターだよねぇ?
ロック
: それがどうかしたかよ。
セリア
: ビーストマスターのデータが欲しいんだよねぇ。お前でいろいろとデータを取らせてもらうことにしよう。これを飲んで、変身してもらおうかね。
ロック
: えぇ〜〜っっ!!?
セリア
: さ、飲んでもらおうか?
ロック
: さっき、荷物がないって言ったのはこのせいかぁ!そうくるかよ、ちくしょぉ〜〜!!
GM
: 素直に飲む気はないでしょうから、鼻をつまんで、無理矢理に飲ませることにしましょうかね。
ロック
: ひぃ〜〜
GM
: 結果は想像つくでしょうけど、やはり変身は出来ません。聖地に入った時のように、薬の効果はロックの体を傷つける方向にあらわれます。ダメージがっと……(コロコロ)あれぇ?少ないなぁ。つまらん、もう一個……(コロコロ)
ロック
: こら!そこっ!GM、増やすなっ!
GM
: あ、ばれた(笑)でも、振り足しても少ないよ。お前、フェネスの加護が強いんじゃないの?
将軍たちはロックが変身しないので、不思議がってます。
ロック
: ちくしょぉ。どうせ変身できないやいっ。血まみれっ、痛い〜〜〜
GM
: とまぁ、そんなところですね。さてと……
GM
: で?決まったのかな?
セイラ
: 「前」の魔法陣に入ります。
GM
: では、魔法陣に入ると、瞬時に移動させられました。
ちなみに、「血」に入るとハーピーとの戦闘。「休む」に入ると睡眠の効果のある煙が充満した部屋に送られて、強制的に休ませられるということでした。「前」で正解だったわけですね♪
正しい道へと進んだ一行は、鏡が並んだ部屋で何度も惑わされながらもなんとか奥へと進んでいく。
やっとたどり着いた扉はイミテーター。体当たりしたゴットンが絡め取られたものの、力任せに抜け出しセイラがかけたファイアウェポンで燃え上がる剣で切り捨てた。
途中、罠の仕掛けられた部屋などもあったが、それに引っかかることもなく廊下を進んでいき、緩やかに下っていく階段へとやってきた。
GM
: この階段は幅が狭いんで、一列でしか降りられません。隊列を決めてね?
一同
: (相談の末)先頭がゴットン、それからキーア、セラ、セイラ、で、しんがりがエドガー。
GM
: わかった。階段を降りていくと、途中踊り場があって、そこで右に曲がっている。しばらく降りてまた踊り場。さらに階段は下に続いている。
ゴットン
: これは……もしや……
GM
: (コロコロ)えっと……セラ!
セラ
: なに?
GM
: 踊り場のところで、足元がふっと沈んだ気がしたよ。
セラ
: 落ちるの?
GM
: 違うよ。
ゴットン
: 後ろを振り向くっ!
エドガー
: 同じくっ!
GM
: 予想されてたみたいだね(苦笑)正解。踊り場のところの壁が開いて、その向こうに鉄球です♪
ゴットン
: うわぁっ!!
GM
: ピンチですけれど。さて、その頃……
GM
: はい、ロック。お待たせしました♪
ロック
: 待ってないやいっ!
GM
: 今度はなにがおこるかな〜〜っと(コロコロ)え〜、つまんない〜。やっぱりお前、フェネスに守られてるわ、まったくもう(苦笑)
ロック
: なに?
GM
: 将軍と魔術師は去って、代わりにコボルトが来て、傷の手当てを簡単にだけど、してくれるよ。
ロック
: たいして深刻なダメージ受けてないんだけどな(笑)でもなんで?
GM
: 将軍としては殺してしまったら意味がないからね。とりあえずの手当て。それにしてもつまらんなぁ(苦笑)
GM
: では、戻って来て、鉄球組。ごろごろごろと。どうします?
ゴットン
: 逃げる!
GM
: それじゃ、運動技能で判定してね。しばらく廊下を走った先に扉がある。そこに逃げ込めるかどうか、判定してね。
エドガー
: うわ、こけたぁっ!
セラ
: ひぃ〜〜〜!!
セイラ
: やだっ!
これがまた、こけまくる、こけまくる。危うくつぶされるところで、かろうじて逃げ切ることに成功。
GM
: 全員が駆け込んで、扉を閉めるとほぼ同時に、鉄球が扉にぶつかる音がする。危機一髪だったね。
エドガー
: 迫力〜〜〜
GM
: 扉の中は部屋になっていました。入って来た扉と対角線上の位置にある壁に虎のレリーフが彫られている。他に出口は見当たらない。
エドガー
: レリーフを調べます。
GM
: エドガーがレリーフを調べようと近づくと、突然虎の口から水がざばぁっと!
エドガー
: うわぁっ!
GM
: 水はどんどん勢いを増して、部屋の中に溜まっていく。
セラ
: 入って来た扉は〜〜?
GM
: 鉄球が邪魔で開かない。こちらからいうと外開きの扉だから。
エドガー
: わたわた。レリーフの周囲を探す!
GM
: 特に何も見つからない。
セラ
: 探せ探せ〜
セイラ
: 探します〜〜〜
GM
: ん〜〜〜(内心:こっち側からは開く仕掛けはないんだけどなぁ)
セラ
: 私さぁ〜、水中で呼吸できる魔法、あるんだけどさ……精神力が足りなくて、一回だけしか使えないの(苦笑)
GM
: でぇぇ?嘘ぉ?!
あはは(苦笑)GMの読み違い。そんなに精神力が少ないと思ってなかった(^_^;)一応、前に入手したオルカの「星」や指輪に水中呼吸の特殊能力があるという設定はしていたものの、それとセラの呪文を使ってもらって……ともくろんでいたGMは予想外のことにちとパニック(苦笑)レリーフの奥に仕掛けを解除するボタンがあることに変更しちゃいました。
今考えたら、オルカの「星」の能力を拡大させて全員守るなりなんなりした方がよかったなぁ……
エドガー
: ボタン、押せ押せっ!
GM
: するとレリーフの反対側の壁がごごっと少し持ちあがってそこから水が排水されていく。
セラ
: 助かったぁ〜〜
GM
: 水がある程度引いた頃、側面の壁にあった隠し扉が開いて、そこからコボルトが顔を覗かせる。君達が無事なのを見ると、焦って引っ込んだ。
セラ
: 追っかける!
GM
: 追いかけていくと、隠し扉の向こうには部屋があった。隅の方でコボルトが脅えているよ。
セイラ
: タングの魔法を使って会話します。
GM
: いいよ?キーキーないてるけど。
セイラ
: 出口を聞きます。
GM
: 壁を指差す。そこにレバーがあるね。
セラ
: これを動かせばいいの?
コボルト
: ウン。
セラ
: 動かします〜
GM
: するとね、さっき少しだけ開いていた壁が完全に持ち上がって、その向こうに排水溝の深い穴と向こうの部屋に続いている橋が現われた。
セラ
: こいつ、道案内に連れていこうか?
GM
: え?コボルトを??……嫌がってるけど?(苦笑)
セラ
: なんで嫌なの?
コボルト
: オコラレル〜〜〜!
セラ
: 誰に怒られるの?怖いおねえちゃん?(笑)
GM
: そんなボス(セリア将軍)に会えると思うか?したっぱコボルトごときが(苦笑)
セラ
: まぁ、そうでしょうね。
ゴットン
: せいぜいがコボルトのリーダーだろうな。
セラ
: まぁいいや。連れて行くよ。
コボルト
: コワイ!イヤッ!!
セラ
: うるさいよっ!!!
コボルト
: ピィピィ(泣)
セラ
: 橋の向こうで離してあげるから。文句言わずについてくるのっ!
GM
: はい、ロック、お待たせいたしました♪
ロック
: また来た……
GM
: こつこつこつとまたもや足音が。セリア将軍がやってきます。
ロック
: ひぃ〜〜〜
セリア
: 少し聞きたいことがあるんだがな。
ロック
: な、なんだよ?
セリア
: かくかくしかじかな少女を知っているか?それと二メートル近い猛虎の部族の戦士。
ロック
: それは……セラとゴットン……って言わないよ(笑)
猛虎の部族ってのはでかいもんなんだろ?そんな奴知らない。
セリア
: なにか騒ぐだけ騒いで行ったんだがな。お前の仲間じゃないのか?
ロック
: 知らないって言ってるだろ!
セリア
: ほぉ……?
GM
: セリア将軍は後ろに従えていた魔術師に何事か指示してるよ。そして、改めてロックの顎に手をかけて顔をあげさせ、覗き込む。
ロック
: なんだよっ!
セリア
: お前……銀の眼だねぇ……?
ロック
: うっ……
セリア
: 私のこの眼をつぶした銀狼の奴も銀の眼をしていたんだよ……
ロック
: お、俺じゃないって。
セリア
: (ナイフを取り出し、もてあそびながら)私はね、だから……銀の眼が……大嫌いなんだよっ!!
GM
: 手にしたナイフで、ロックの右目をざっくりと切り裂く。
ロック
: い、痛い……
GM
: 血がぱたぱたと石床に落ちて……
うぇぇん、自分で言ってて痛いよぉ(苦笑)ちなみに、片目をつぶしてほしいとリクエストを出したのはロックPL本人だったりします。なので、GMを責めないように(笑)
GM
: はい。コボルトを連れた皆さん。目の前には橋があります。下には水が音を立てて流れております。
セラ
: ロックになにかあったような気がする(苦笑)いそぎましょ?
GM
: 橋を渡るんでいいのね?
セラ
: このコボルト、下の水になげこもうか?
GM
: こらこら。弱いものいじめはやめなさいって(^_^;)
コボルト
: ピィピィ〜〜(泣)
GM
: 橋を渡ると部屋がある。真ん中に二つ魔法陣があって左の壁にドアがあるね。
ゴットン
: これはまたどっちかが正解だな。
セイラ
: 調べます(コロコロ)あら?失敗しちゃったわ。
GM
: では読めませんでした。
セラ
: さっきの魔法陣と同じのとかない?おぼえてないかなぁ?
GM
: おぼえてません。見知らぬ文字をすぐに覚えてくるなんて無理でしょう。
ゴットン
: まぁ、二つにひとつだし。入ってみるか。(ダイスを振ってみて)右、が出たから、反対に左だ!
GM
: なぜ反対にするかなぁ(笑)誰が入るの?
一同
: じぃ〜〜〜(注目)
エドガー
: え?俺?(笑)いいよ、入るよ。
GM
: エドガーが左の魔法陣に足を踏み入れると、牙みたいなのが床からがっと飛び出して来て足に噛み付く。
セラ
: じゃ、エドガーはほっといて、右行こうか(笑)
エドガー
: まってぇ〜〜〜(泣)
GM
: はい、ロックの方の続きです。
ロック
: またぁ〜〜?
GM
: そう、またなの。目の前に血にまみれたナイフを手にしたままのセリア将軍が立っています。
セリア
: 素直に従う気になったかい?
ロック
: やだ!!
セリア
: じゃあ、これを飲んでもらうしかないかねぇ?とりあえず、知っていることをすべて喋ってもらおうか?
ロック
: げ……それって……
GM
: 背後の魔術師が差し出したのは、さっきのとはまた違ったどろりとした液体です。……はっきり言っちゃえば自白剤ですね。
ロック
: 飲まないっ!!
GM
: そんなの許すと思う?無理矢理でも飲ませるよ。
ロック
: あぁ〜〜〜
GM
: 意識が薄れていき……なにもわからなくなります。
ロック
: なに聞かれるんだろぉ?
GM
: さぁねぇ?
セラ
: で?魔法陣からどこに出たの?
GM
: 小部屋。薄暗くて、正面に扉がある。
セラ
: 扉を開ける〜
GM
: 扉の先は廊下が続いている。正面一面に鉄格子が並んでいる。中には誰もいないようです。右の壁に扉がある。
ゴットン
: そっちに行ってみよう。
GM
: 隊列は?
ゴットン
: さっきの鉄球の時と同じでいいだろ?
GM
: わかった。ドアを開けて中に入ろうとすると、床に突然魔法陣が浮かび上がる。
セラ
: えぇっ?!
GM
: 扉の前にいたみんなは瞬時に転送されます。最後尾にいたエドガーのみがひとりそこに取り残されました。
エドガー
: えっ?俺だけ?!
GM
: そだよ♪
エドガー
: ど、どうしよう〜〜〜
GM
: 開いたままのドアの奥から、ぶつぶつとなにか呟くような声が聞こえるよ。
エドガー
: ロックか?……行く。
GM
: 魔法陣を避けて奥へ進む。廊下があってその奥に鉄格子がある。中に人影。……ロックだね。
エドガー
: ロック〜〜〜〜〜!!鍵は?
GM
: 鞄錠って言うのかな?おっきな鍵。剣かなにかで殴れば壊すこともできるんじゃないかな?
エドガー
: 壊す!(コロコロ)17!成功!
GM
: 愛の力だねぇ(苦笑)壊れたよ?
エドガー
: 中に入ってロックに駆け寄る!大丈夫か?!
GM
: 傷だらけの血だらけ。意識も半分ない状態でぶつぶつととりとめのないことを呟いている。
エドガー
: 鎖を外す。
GM
: 剣で叩き壊せば?
エドガー
: (コロコロ)12!
GM
: やっぱり愛の力だ……鎖が切れて、ロックはへたへたとその場に崩れ落ちる。
エドガー
: ロック!しっかりしろっ!
セラ
: ねぇねぇ、私らはどこに行ったのぉ?
GM
: あ、はいはい。ごめんね〜。今そっちに行きます。じゃ、ロックとエドガーはそこで二人の世界をつくっておくように♪(笑)
エドガー
: は、恥ずかしいぞ?(苦笑)
GM
: じゃ、飛ばされた方ね。転移されて出てきたところは、さっきとは打って変わって豪華な部屋です。左の奥に扉があります。
セラ
: これは……将軍様の部屋ね、きっと。扉に聞き耳立ててみます。
GM
: 人の気配はするよ。でもひとりかな。話し声はしないね。
ゴットン
: これはエドガーたちも来るのを待ったほうがいいだろうな。
セラ
: そうだね、待とうか?
それでは時を戻して、エドガーとロックの会話を……
エドガー
: ロック、ロック?
ロック
: どこに連れてくんだよ……(誰だかわかってないらしい)
エドガー
: ……声でわからんか?
ロック
: ………………?
エドガー
: 声でわからんか?
ロック
: ……エドガー……?
エドガー
: …………(無言)
GM
: ちなみにロック自白剤が残ってますから、嘘つけませんので(笑)
ロック
: 嘘ついちゃいけないの?(苦笑)
エドガー
: (それ聞いて)ロック……スリーサイズは?(笑)
ロック
: ピーーーーー(答えてたけど、教えてくれなかった。GM聞いてなかったのにぃ〜。けちっ!)
エドガー
: あ、なんか本気で素直(苦笑)じゃシリアスに。
ロック。三年前のこと……どうして俺を許したんだ?
ロック
: ……一緒に…………いたかったから……
エドガー
: 俺のこと……好きか?
ロック
: …………だ〜い好き……
エドガー
: (赤面)……は、恥ずかしいぃぃぃぃぃっ!!苦手だよぉぉぉぉっ!!(発作を起こすPL)
ゴットン
: お〜〜い。そろそろ最終決戦挑みたいんだが。とっととこっちに来ないか?
エドガー
: はっ!どうやって帰れば?
セラ
: だから、魔法陣使ってこっちにおいでよ。
GM
: うん、扉の前には魔法陣がまだ残ってるよ。
エドガー
: じゃ、ロック抱いて行こう。
魔法陣を通って、ロックを連れたエドガーが合流する。そして共に隣の部屋へ。
セリア
: よくここまで来れたことだな。
ゴットン
: 一つ聞きたい。ウルの村を焼き払ったはお前か?
セリア
: ん?……そんなこともあったな。何だ、お前?あそこの関係者か?
ゴットン
: そうだ。妹の敵、村人たちの敵。取らせてもらう!
セリア
: 来い。相手をしてやろう。
GM
: セリア将軍は、サーベルタイガーの爪のはまった魔剣を構える。
セリア将軍。ダークエルフの女戦士。精霊魔法も使えるが、剣を好む性格で今回は魔法なしという設定で戦闘が始まる。
セラ
: 一太刀!一太刀だけ与えたら、私後衛に下がってロック見てる!だから、エドガー、恨みはらしておいで!!
いや、それがエドガーってばスカッてばっかりで……さっきの愛の力はどうしたんだ?やっぱり相手が女だと本気出せないの?(苦笑)
セイラ
: タレント使っていい?
GM
: いいよ、ご自由に。
セラ
: きゃぁ、気がついたら、セイラ、頭が鷲になってるぅ〜〜〜!
GM
: あ、パーシャルビーストだったのね(苦笑)
どうやらセイラも結構怒ってたようですね。ロックってば、みんなに愛されてますねぇ♪
セラ
: (後衛でロックをかばいながら)ロック、なにか言わない?何も言わなかったら、私、エドガー許さないよ?シバちゃんと同じ態度取るよ?
ロック
: …………エドガー……ありがと……
セラ
: ……ま、許そっか……
ロック
: 実は、側にいてくれるの、まだエドガーだと思ってたりする……(笑)
セラ
: ……なんかちょっと……私はなに?(苦笑)
激しく剣が打ち合わされ、魔法が飛ぶ。しかし、人数の差。そしてセリア将軍には回復が出来ないこともあり、やがてセリア将軍が崩れ落ちる。
GM
: (生死判定を行って)セリア将軍、気絶はしてるけどまだ死んではいない。
ゴットン
: とどめを……やめておこう。殺しても何の解決にもならない。
GM
: かっこいいねぇ。えぇと、部屋の隅には同じような魔法陣があって、その横に見慣れない装置が置いてある。調べてみた結果、行き先を変更できるらしい。非常用の街の外の丘の上というのもあるね。
セラ
: じゃ、脱出はそれでするとして。ねぇ、将軍の髪、切らない?
GM
: はい?
セラ
: このまま、ただ去るのはちょっと……女の人だし、髪切ってやったらダメージ大きいんじゃないかなぁ?
エドガー
: 馬鹿って書こう!
GM
: え?
エドガー
: 髪の毛剃って、馬鹿って剃り残すのは?
セラ
: そうしよっか?まぁ、右目の傷があるから前髪は残しておいてあげようね?
GM
: おいおいおい(苦笑)
結局、このとんでもない提案は実行されてしまいました。信じられない行動に出るパーティだな(苦笑)
ゴットン
: 剣は持っていく。これが「星」なんだろう?それに、本来、バルバスが授けたこの剣は、猛虎の民が持つべきものだ。
GM
: いいよ。あとはいいかな?やりのこしたことはないね?
セラ
: ないと思うけど?
GM
: では、魔法陣で脱出します。装置を操作して魔法陣に入ると、街を見下ろす丘の上に出ます。風が吹いています。
セラ
: とりあえず追っ手のかからないところまで逃げて野営しようか。
GM
: じゃ、ベルディアの首都ドートンを離れ、密林の中で野営することにした。
セラ
: さて。ゴットン?一部始終の過去、話してもらいましょうか?
ゴットン
: う?
セラ
: ほら、早く?
ゴットン
: お嬢さんが寝てから……
セラ
: じゃ、セイラは寝た。うん、寝たよ?
ゴットン
: じゃ、話そう……
ぱちぱちと燃える野営のたき火のほとりでゴットンの過去が語られる。
ゴットン
: 俺はかつて、ベルディアの神王のもとに仕え、彼の親衛隊として部族を統率し、死神将軍と呼ばれ、恐れられていた。
その頃、俺には、十歳近く年の離れた妹が一人いた。両親はすでになく、荒れた俺の心を癒してくれるのは、その妹アリエスだけだった。アリエスは俺の宝であり、またよき理解者でもあった。俺はアリエスが幸せであるよう、何不自由なく暮らせるよう、神王に仕え、それを正義と信じて生きていた。
だが、神王の失踪ですべてが崩れた。国の乱れ、内戦。俺の故郷、ウルの村も戦火に飲まれた。急いで村に戻った俺が見たものは……妹の亡骸だった。
俺は神王に疑問を持ち始めた。あれだけ王に尽くしてきたというのに、なぜ一辺の幸せすら与えてはくれないのか……と。
俺は名前を変え、神王を探すたびに出た。そして、旅の途中でアリエスにうりふたつのお嬢様に、セイラに会った。俺はそのまま彼女の用心棒をかってでて、今にいたるわけだ……
GM
: その夜はそうして過ぎていき、翌朝、ベルディアを離れるために再び旅立つのでした。
と、無事終わった筈でしたが。その帰宅途中の道での会話。
GM
: (突如)あぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!
ロックPL
: 何?どうしたの?
GM
: 大変なこと忘れてた(汗)……ロックの荷物、丸ごと忘れて来てる(苦笑)
ロックPL
: あぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!
GM
: ねぇ、他のものはまぁいいとして、銀狼の「星」も忘れて来てるよね。そして、ロックは自白剤で何を喋ったかわからなくて……くわえて、髪を剃られた将軍は復讐に燃えているだろうし。…………これは面白くなりそうだねぇ♪(にやり)
ロック
: 嘘だ〜〜〜〜〜〜(泣)
GM
: (わくわくわく)
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