GM : 時間ないから始めるよ〜?今いるのは、ダナーン地方の首都のスパイアーの宿屋です。
祭器を見つけに行きたいわけなんですけど、場所がとりあえずわからないので、滞在中なわけです。
ロック : 場所がわからないよぉ〜?どこにあるんだろうねえ。
エドガー : で、なんで俺に聞くわけ?
ロック : いや、エドガーを頼りにしてるんじゃないか!
セラ : ○モ!
ロック : ……ま、それらしいところに情報を…
GM : はい。とりあえず、地図ね。
ロック : よし!城に行く!……でもなぁ、突然行ってもなあ。
エドガー : たのも〜〜〜
ロック : う〜〜、どうしよう。とにかく……まあ…寝よう。
セラ : 寝るのぉ?
エドガー : ところで、 ここ滞在して何日目くらい?
GM : まだ、そうたってない。
ロック : まず、図書館にいこう!
キーア : 寝るんじゃなかったの?
ロック : まぁまぁ、……まあ、気にするな。(笑)
盗賊ギルドにも行きたいなぁ。おいら、盗賊ギルドに行きたい〜〜〜!
結局、ロックは盗賊ギルドに、セラは図書館に、ゴットンは偉い人を探しに (?) エドガーは……海でナンパしに?(笑)
それぞれでかけることになりました。
GM : じゃあ、まず、盗賊ギルドから行こうか。
ロック : たのも〜〜
GM : 『はいよ〜』
ロック : あのね。…千ゴールド払いに来た。
GM : (あぁ、そっか。よく覚えてたなぁ。)持ってるの?
ロック : 持ってるよ?
GM : (?)……あ、そっか。(ちょっと裏でロックとGMの間に取り引き?があったりしたのでなぜか、大金を持ってるロックなのであった)
ロック : 払ったよ。ちゃんとね。
GM : ん。わかった。じゃ、加入したと。
ロック : 暗殺者、差しけちゃだめよ。
GM : 『あぁ、わかった、わかった。』
ロック : それでね。祭器の件なんだけどね。
GM : 『祭器?』
ロック : うん。大白鳥の部族が昔いたって噂を聞いて来たんだけど。
あの祭器は今どこらへんにあるとかいう情報は、ないかな……率直に聞いてみよう。
GM : (本当に率直だな……)『そうだなぁ。大白鳥の祭器か。
とりあえず、実物見たものはいないんだが。噂でいいなら。
この首都の南側の方に湖があるだろう?あの辺に大白鳥の民の遺跡がかたまっているんだがな。』
ロック : 湖の下に?
GM : 『いや、ほとりの方に。それで、そこに大白鳥がやたらと住みついていて。あの辺は、自分たちはどうも近付けないんだ。』
ロック : ふ〜〜ん。それで?
GM : 『どうも、あそこには、大白鳥のビーストマスターが一緒じゃないと入れないらしい。』
ロック : はぁ。
GM : 『だから、あそこにあるんじゃないかという噂はあるな。ただ、実物を見たものはいない。
そのほかの場所は、ほぼ情報網が行き渡ってるが、ほかのところにはそういう噂はない。
あの辺だけが空白地帯なんだ。だから あるとしたら、あの辺じゃないか?』
ロック : ふ〜ん。あ、そう。ありがと。もういい。
GM : 『も、もういいのか?』
ロック : 何か他に聞いてほしいことがあるのか?
GM : 『いや、別に構わんが?』
ロック : その祭器ってのは、昔のままの状態であるわけ?やっぱり。
GM : 『だから、入ったものがいないんだから、知らない』
ロック : あ、 そっか。じゃ、もういい。
エドガー : 数日たってるなら、酒場の情報とか、もう仕入れてるよね。
GM : 酒場に通ってるならね。
ロック : かよってるだろ。このメンバーなら。
GM : それなら、冒険者らしい男達の一団がね。わらわらと、酒飲みながら話してるのが聞こえてきた。
…南にある湖は「白き湖」と呼ばれているんだけど、その中に島があって、遺跡がたっているの。
ダナーン大学の教授が、遺跡の調査をしているのだけれど、その湖の真ん中にある遺跡には近付けないから、誰かそこの調査をしてきてくれないかみたいな募集をしたらしい。
それで、その冒険者達は行ったんだけど、……あ、ちなみに、そいつらも新しき民ね。
で、行ったんだけども、近寄ったら、別に何があったわけでもないのに、怪我をしてしまった。
しかたなく帰っ てきてしまったというような話をぶつぶつぶつぶつと。
エドガー : 結局、役目を果たせずに帰ってきたわけだね?
GM : せっかく金がもらえると思ったのに!みたいな?
エドガー : なるほど。
図書館では、特に情報は得られませんでした。エドガーとゴットンは、大学に行ってみることにします。
エドガー : 「白き湖」の遺跡について調べてる人に会いたいんですが。
GM : あぁ、その教授なら、あの部屋に……って、部屋に通してくれるよ。白髪の老教授がいます。『あぁ、何か用かね?』と。
エドガー : 遺跡のことを調べてるそうだが?
ゴットン : 偉そうにするな!相手は教授だぞ!
エドガー : じゃあ、お前言え!!
ゴットン : 遺跡について調べているそうですが、何か、私たちに情報いただけないでしょうか?
GM : 『情報?情報っていうのは?』
ゴットン : だから、おたくの研究チームが、あの遺跡を研究してるんでしょう?
エドガー : なんか、腰低いな。こいつ。元将軍だったわりには。
GM : (確かに……)『あぁ、してるけれども?』
ゴットン : 我々にぜひ行かせてもらえないでしょうか?
GM : 『行ってきてくれるのか?』
ゴットン : 行ってもいいんですが。その代わり大白鳥の民がいなくては入れないという情報があるんですけども。
GM : 『そうだったのか?』
ゴットン : そうなんですよ。だから今まで入れなかったんですよ。
GM : 『なるほど、そうだったのか。』って、なんだかすごく感心している。
ゴットン : だから、大白鳥の民について、もっと深く知りたいんですが、あなたは偉いから知ってるでしょう?
GM : 『そうだな。本来の大白鳥の民は、ずいぶん昔に滅亡しているそうだから……
今の時代には、王家の血筋の中に何人かビーストマスターの力を持ったものがいるらしいと聞いたことがあるが。』
ゴットン : ビーストマスターがいるんですね?じゃあ、それを連れて行けば、あそこに入れるということですか。
GM : 『まぁ、そういうことかなぁ。』
ゴットン : わかりました。かしこまりました。それでは、ビーストマスターを連れていってみますので。
GM : 『もし、中に入れたら、その後ここに来てくれれば、その情報を買い取らせて頂くから。』
ゴットン : おお、それはもう。やった、みんな。儲かったぞ。
GM : 『まぁ、よろしく頼む。』
ゴットン : はい。わかりました。……おい、商談成立だぞ。
まずは、城に行ってだな、ビーストマスターが何人かいるから、それらを、協力を得に行くぞ。
ロック : じゃあ、城だね?
ゴットン : 言っておくが!家捜しはするなよ。 問題を起こしたら、困るんだ。
ロック : わかってるって!もう。わかったよ!開けろって言うところしか、開けないから。(笑)
ロック・エドガー : たのも〜〜(笑)
ゴットン : そんな偉そうにしたらいけんがな。(笑)ごめんくださいまし〜〜。
エドガー : 元将軍のくせに、腰低いぞ、こいつ!(笑)
ゴットン : うるさいっ。社交辞令いうものがあるんだ!
エドガー : しかし…(笑)
GM : (ゴットン……なんか、性格かわった?浪花の商人かい?)門番さんがいますが。
ゴットン : 失礼しますが、大学のホニャララ教授の紹介で来たんですけど。
GM : いつ紹介したんだろう?(笑)
エドガー : ほんと!紹介状もないぞ!
ゴットン : 世渡り術ってものよ。(笑)
遺跡を調査したいんですが、どうやら、王たちの協力が必要なんですよ。一度、話をさせてもらえないでしょうか?
GM : 『はぁ… 王はちょっと今多忙なんだが、大臣クラスくらいなら……』
ゴットン : あぁ、その方たちで結構です。どうもありがとう。
GM : じゃ、応接間みたいなところに通してくれるよ。『ここでしばらくお待ち下さい。』と。
ゴットン : うむ。もう良いぞ。
GM : (なんか、いきなり偉そうだぞっ)
エドガー : お前!ころっころ、かわるな?!
ゴットン : いや、もう用無しだから。こいつ。
GM : 呼んでこなくていいのか?
ゴットン : まぁ、すまないな。
エドガー : 変なとこで腰低いな。
GM : じゃ、ま、しばらく待たされて、大臣ぼい男の人がやってくる。『何か用ですか?』と。
ゴットン : まぁ…(と、扇子を取り出すゴットン)
ロック : ベンペン(笑)
エドガー : いつの間に扇子なんか?!
ロック : こないだ道具屋で買ってるの見たぜ?
ゴットン : いや、それがですなぁ、あちきどもがなぁ、パーティーがですなぁ、大学の教授に頼まれてですなぁ、遺跡を調査することになったんですけど。
あそこの遺跡は、ビーストマスターがいないと入れないと。
ロック : ちゅうことなんです。
GM : 『ほう。ビーストマスターがねえ。』
ゴットン : で、教授の話によると、この城には、どこかに潜んでいるという話でっせ……
GM : なんかその・・・・・ 『モンスターのように言うのはやめてくれないか?!』
ゴットン : それでげすなあ、あんたがた王さんたちの、まぁ、大臣さんでもいいんですけども、力がぜひ必要なんですよ。
ところで、ビーストマスターさんはいらっしゃいますか?
GM : ビーストマスターさんは………まぁ、何人かいるんだけども、王家の一員だからね、そうそう外に出るわけにもいかない身なんだ。
ゴットン : 偉いから?それとも、危険だから?
GM : 王子とか、王女とか、そういう関係になるからねえ……
ゴットン : うん!王子でいこう!
エドガー : 王女!!…あ、ごめんなさい。(注:ロックがにらんでいる)
GM : 『まぁ、城を出た王家のものの関係だと……。今の王様の、第一王妃じゃなくて、別の妃のお子様がいらっしゃるな。
直系にはなるんだが、本人が争いに巻き込まれたくないからと、王族の資格を捨てて、ソーサラーの修業に学校へはいっている。母親の実家が魔術師の家系でな。
彼女が、ビーストマスターの力をもっているな。』
ロック : “彼女”?
エドガー : いえ〜〜い。あ、ごめん。(注:またもや、ロックがにらんでいる)
GM : 『だから、彼女なら、協力してくれるかもしれない』
ゴットン : あいや、わかった。
GM : 『ソーサラー学校か、もしくは彼女の母親の実家の方にいらっしゃると思うが。』
エドガー : 母親の実家はどこに?
GM : 一応貴族関係のお家なの。だから、城の周りにある屋敷の中のひとつ。
ゴットン : じゃあ、そこに行けば……じゃ、あなたから紹介状を書いて頂けませんか?
GM : 『ああ、……かまわないが?』と、まぁ、さらさらさらと。
ゴットン : とっても謝々ね。
エドガー : お前、なに人や!
ゴットン : さあ、まあ、聞くこと聞いたし、皆で帰りましょう。
セラ : どしたの?お嬢様いなかったら、すごく浪花の商人。
ゴットン : じゃあ、まあ、みなさん、この大臣はんにお礼しましょうや。
ロック : じゃ…きをつけ!……れい!
一同:ありがとうございましたぁ!!
そして、一行は、魔導士学校へ。
ロック : たのも〜。
ゴットン : こんこんこんこん。
エドガー : 何の音?
ロック : おばけだぞ〜〜
エドガー : わ〜〜、逃げろ〜〜(笑)
GM : (なにやってんだか。)
ゴットン : もしもし、ごめんください。
GM : 『はいはいはい?』と、修業中の小さな女の子が出てくる
ゴットン : まあまあ、かわいいお出迎えだこと。
エドガー : あ〜〜。誘拐してる!
GM : 『何かご用ですかぁ?』
一同:(しばし、沈黙。)
ゴットン : ……どうして、魔術師学校に来たんだっけ?
一同 :爆笑
GM : (忘れるな〜〜〜!!)
セラ : だから!これこれこういう女の子について。
ゴットン : あぁ、そうか。
ロック : でも、 小さい子なら、誰か、話のわかる人を……。
ゴットン : あぁ、君のご主人様に、会わせてくれないかな?
セラ : ご主人様?それより、先生といった方が。
GM : 『わかりましたぁ。』と、奥に引っ込んだ。
セラ : かわいいねえ、ちっちゃい子は。
ロック : お前もちっちゃいだろ?
セラ : でも、十三になったのよ?
GM : (十分小さいって。)入れ替わりに、ソーサラーのお兄ちゃんが出てきます。
ゴットン : 若造か。……それが、実は、大臣から聞いたのだが。
王の直系の子孫が、そなたの魔法学校で学んでいたという事実を聞きつけて来たんだが。
GM : 『あぁ、いるけれども。何か?』
ゴットン : 彼女は、ビーストマスター……
ロック : し〜〜。それを言ってはいけないよ。会わせてもらいたいって言うだけでいいよ。
GM : うん。一般人は知らないからね。
ゴットン : 例えば……突然白鳥になったりとか。
一同:爆笑
ロック : まてぇ!!
エドガー : みんなで口をふさぐ!
ロック : あ、あの!会わせてもらえませんか?
ゴットン : ……じゃかぁしい!!
ロック・エドガー : うわああああああ!
GM : 『な、何を騒いでいるんだ?』
エドガー : 今回の〜トラブルメーカー〜〜!!
ロック : その子に会わせてもらえませんかっ!
ゴットン : その少女に会わせてもら……
ロック : わぁあぁぁっ!うるさい!黙ってろ!もう言うな!
ゴットン : ここまで、何にもしてないくせに文句言うな!
ロック : 俺、盗賊ギルド行ったよ?南が怪しいって聞いたよ?
ゴットン : いちゃついてたくせに。
ロック : いや、それは…
GM : 『彼女なら、今、実家の方に戻っていますけれども?……なんでしたら、地図を描きますが?』
ロック : あ、描いて下さい。お願いします。
セラ : ロック……久しぶりにリーダーらしいことしてるね?
そして、実家へ。
ロック : これこれこういう少女に会いたいのですが、こちらはその少女のお家ですか?
GM : 『あぁ、お嬢様は居りますけれども?どちらの方からのご紹介で?』
ゴットン : 大臣殿からのお墨付きがあるぞ〜〜〜!
ロック : あ、ゴットンから、盗んで……(笑)はい、これが紹介状です。
GM : 『それでは、お預かり致します』と。そのうち、戻って来て、『お嬢様がお会いになるそうです。』とのことです。
で、通された部屋で、二十歳くらいの少女が待ってます。純白の髪でね、 藤色の瞳の少女です。
ロック : あ、きれい、きれい。
ゴットン : これは、これは、美しいお嬢様。
エドガー : ちょっと待った!それは俺の専売特許だぁ!!!
ロック : あなたが、ビーストマスターだって聞いたんですけれども?
GM : 『え?えぇ、…まぁ。』
ロック : あの、俺たちこれから南の「白き湖」まで行きたいんだけれども。もし良かったら、一緒に……。
ゴットン : 俺たち、みんなビーストマスターなんだから。
ロック : 俺は、銀狼の民です。
エドガー : 悟りです。
ゴットン : そして、俺が猛虎の民です。
セラ : ……あの、「そして」って言われたら…続けられないんだけれども?
エドガー : 終わってしまった!(笑)
ゴットン : まぁ、娘代わりの、大蛇の民です。
ロック : みんなビーストマスターなんだけど。
キーア : ……みんなじゃないんだけど・・・・・ね。
ゴットン : ビーストマスターと、そのご一行団。
ロック : まぁ、そういうわけなんだけど。……とにかく、協力してほしいんだけど。
GM : 『えっと、湖には、何をしに?』
ゴットン : 調査。……名目はね。本当のことは言っちゃいけないぞ 大学の依頼で調査をね。
ロック : そうそう。どうしても、中を調べたいっていうことで。
ゴットン : これも、世界の発展のために。やむを得ずやってることでございます。
キーア : ちょっと違うと思う。
GM : 『調査?調査だけですか?』
セラ : だと、思うけど?
ゴットン : 調査と言うのは、発掘も調査に入るわけだよ?
ロック : いや……祭器がちょっと必要なんだよ。
GM : 『何のために?』
ロック : いや……
ゴットン : それは世界の平和のために。果ては大きな目的のためにとでも言いましょうか。
キーア : ちょっと違う……
セラ : 全部しゃべった方がいいんじゃない?この際だから。人払いして。
ゴットン : ここにおわすお方をどなたと心得る!
ロック : …………は?
セラ : パパが変〜〜〜〜
GM : (な、なんなんだ、一体。)
ロック : あのね、母親が死んでしまったんだけれど、どうしても聞いておきたいことがあるんだよ。
それで 大白鳥の民の祭器に、死者を生き返らせる力があるって聞いたから。ちょっと貸してもらいたいなと思って。
GM : 『確かに、あそこには、祭器があります。』
エドガー : お嬢さん!どうか、私たちに協力を!
GM : エドちゃん、来るわけね?そしたらねぇ、例の、エドちゃんがロックから預かってるペンダント……憶えてる?
(注:キャラクター設定の中にそういうアイテムがあるのであった。)
エドガー : あ?……あぁ、憶えてる、憶えてる!ばっちり憶えてるよ!
GM : あれ、首にかけてる?
エドガー : うん………たぶん。
GM : じゃあ、せまってきた時に、それが見えたらしく。『そのペンダントは……あなたのですか?』とたずねてきます。
ゴットン : 何のペンダント?
ロック : 俺がね。一番最初の仕事で報酬にもらったペンダント。
エドガー : ……もらったんだ。
GM : 『誰から?』
エドガー : あ…………みんなの目が怖いよ〜〜。…こいつから。(と、ロックを指す。)
GM : 『どこで手に入れたんですか?これ。』
ロック : え?いや、ある村で……報酬代わりにもらったんだけど?
GM : 『どなたから?』
ロック : ……変な老人。(笑)
GM : 『そのペンダントは、私たちシャロン家のメンバーが持っている証しのようなものなのです。
あまり外の方が持ってるはずはないのですが。一体どこで?』
ゴットン : あのじじい……
ロック : お前は会ってない!
GM : 『もともと持ってらしたかたをご存じないですか?』
ロック : 知らない。
GM : 気になりながらも、とりあえずそれ以上の追求はしてきません。
セラ : それもきっと行ったらわかるから。……ということにしておこう。(笑)
ゴットン : セラもたまにはいいこと言うなぁ。たまには。
セラ : がぶっ(かみつく)
ロック : 今、毒吐いたろ。毒。今、意識して毒吐いたろ?(笑)
エドガー : こんな奴等はほっといて!私だけのために協力をしてはくれないだろうか!……わ〜恥ずかし〜〜
ゴットン : あ〜、もう二度と助けん。こんな奴。
エドガー : あ。ひどい(笑)
GM : (ま、そんだけしゃべってくれればいっか。 慈悲をつかさどる大白鳥の民だし。)
『まぁ、そのような事情があるのでしたら、協力してもかまわないのですけれど。祭器については、詳しく御存じなんですか?』
ロック : いや、全然知らないよ?
ゴットン : 祭器については、情報が足りないのですが、まぁ、これまでの祭器の例からして、小型でしょうなぁ。
GM : 『ええ、まぁ。水晶の白鳥の像なんですけれど』
セラ : 耽美〜
GM : 彼女はリラと名乗り、祭器について説明してくれます。
『私たち新しき民のビーストマスターには、失われてしまった力ですが。
もともと、大白鳥の民のビーストマスターには「スワンリザサテイト」というタレントがありました。
死者の魂を連れ戻す力を持ったタレントです。その力の発現を助けるのが、祭器です。』
(注:GMが勝手に作った設定です。本来のルール上はそんなことはありません。あしからず。)
『祭器を使用し、我々ビーストマスターの導きがあれば、今でもその力を使用することができます。
ただし、その力を使用するのは、死者に近しいものでなければなりません。』
ロック : ふ〜ん。
GM : 『しかし、今では失われたタレントです。本来の使われ方でないため、かなり危険が伴います。
下手をすると、死者の世界から戻れなくなることも考えられます。
眷属の力の込められたアイテムか何かがあると、その危険はずっと減らせるのですが……お持ちですか?』
ロック : うん。いっぱい持ってるよ?今まで集めて来たよね。確か。
ゴットン : おお。五つか六つ、あ、一個なくした。
ロック : 1個なくしたあ〜〜〜
GM : 『いくつ?』
ゴットン : 一、二……四つかな?
ロック : いや、五つだろ?一個なくって、もうひとつは大蛇の部族だから。うん、五つだよ。
GM : 『それだけあれば、危険はかなり少なくなると思います。』
セラ : ……ちょっと思っちゃった。私、一年間村に帰ってたんだよね。
GM : 持ってくれば良かったって?
セラ : どうして、持ってこようとかいう考えが浮かばなかったんだろう?
ロック : そうだよね、そういえばね。
GM : (もう遅いよ〜〜ん。後で、ちゃんと取りに行って頂きますわ。それなりに苦労してね。)
『まぁ、そういうことでしたら、祭器借用の許可を取って来ましょう。』
そして、翌朝、出発の運びと相成りました。
GM : リラちゃんが、大白鳥の民のタレント、コンダクターを使って、白鳥を道案内に立ててくれるんで、 道中特に何もなく。
ゴットン : ……おまるみたいな……
エドガー : 言っちゃいけない!!!
セラ : 一生懸命言わんように努力してたのに!
ロック : (大爆笑)
GM : ……泣く、もう!
セラ : でもさぁ、クリスタルでできてたら…やめとこうね。(笑)
ゴットン : 見えてしまう。(笑)
GM : もう!やめない?おまえら!
セラ : 一生懸命言わないようにしてたのにねぇ。
エドガー : うんうん。 幼児のお友達とかねえ。
GM : (そうか、おまえら、人の話聞かずに何かごそごそ言ってるなと思ってたら、そんなこと言ってたの ?まったく。)
まぁ、そうやって行くとね。湖に、道中何もなくつきます。安全なところを選んで案内してくれたからね
ロック : ちょっと待って?
GM : 何?
ロック 聖地がある?
GM : えっとね、湖の真ん中の神殿のある島の周囲が聖地です。
ロック : あっ、そう。
ゴットン : ロック、どうする?
GM : 上陸したら、そこが聖地ね。とりあえず、今湖のほとりです。
エドガー : ロック、下りろ。
ロック : あのね、俺、行けないんだよ、聖地に。
GM : 『あ、そうなんですか?』
ロック : ちょっと訳ありで聖地に入れないから…
GM : 『それでしたらここでお待ちになりますか? 神殿の中は入り組んでるわけではありませんので。』
ロック : そうなの?じゃ、待ってる。待ってます。
セラ : じゃ、 エドちゃんおいていこうか。
エドガー : え?
ロック:連れていけば?
エドガー : いや、います。
ロック : シバがいるから大丈夫だよ。お嬢様のために行ったら?
エドガー : あ、やいてるの?やいてるの〜〜? (何やら、嬉しそうである。)じゃ、エドガー、残る。
ロックは、リラから、ヘイストの魔法の込められたリングをもらいます。
攻撃技能+10防御技能+20の効果のあるリングです。
いわゆる、コモン・ルーンって奴ですね。
スカウトに似合わぬ高い精神力を持つロックへのささやかなブレゼントです。
エドガー : え?エドガー、残るよ?
ロック : 行けよ!
セラ : 残るの?じゃあね、その間に、シバちゃんにサイレンスかけておいてあげよっか?(笑)
エドガー : OK!!
ロック : そういうことはしなくていいの!そうやって魔法を消費しないの!
GM : 船も用意されてます。 『では、まいりましょう』
ロック : 行けば?
エドガー : 戦闘がおこりそうな気がするから、ここにいる。
GM : じゃあ、エドちゃんは残るのね?わかった。
じゃあ、船で行く側と、残る側、それぞれ四回ずつダイスふってね。(コロコロ)……両方とも、特になにもなしだね。それなら、無事、島につきました。
ゴットン : ねぇ、ねぇ、虎になって、蛇になった?
GM : 上陸したらね。
セラ : うわぁ〜〜。……にょろにょろ。
キーア : 人間、私一人だけ?
ゴットン : 気にするな。って、虎語でしゃべる。
キーア : そんなの、わからないよ!
神殿の中で、無事祭器を手に入れた一行。さて、一方その頃、岸に残った二人と一匹は……
シバ(ロック) : ウゥ〜〜〜ワゥ〜〜
エドガー : ロック!何とかしろ!
ロック : 良かったね。好かれてるんだよ。
エドガー : 何とかしろ、このくそ犬を。何とかしろっ!
ロック:愛してる、愛してる、愛してる、お前のこと、食べてしまいたいくらい好きだって。
エドガー : うわ〜〜ちょっと、かまえる。
何をやってんだか……(笑)さて、 帰り道。
ゴットン : じゃあ、聖地から出よう。……どうしよう。
一同:爆笑
セラ : だから、聖地にはいったら、変身するのわかってたんだから、脱いでるわよ。ちゃんと。
ゴットン : そうだな。用意周到にぬいでるよな。
セラ : だから、パパ、あっち向いててね。
ゴットン : じゃ、行こうか。
GM : じゃあ、帰り、また、四回ダイスふって?… あ、ちょっとストップ。その目は……1出たね?
えっとね、帰り道の半分くらい来たあたりで、船の上に、どんっとタコの足が。
セラ : きゃぁ〜〜〜
と、モンスターにかたわれが襲われてる時、岸辺では……
シバ(ロック) : 何やってんのよ、ちかよんないでよ。やめてよ、やめてよ。ロックは私のものよっ!って言ってる。
エドガー : ロック〜〜〜
ロック : 俺、別に命令しないもん。
エドガー : ロックぅ!何とかしろぉ〜〜。
ロック : お前だって、好きにしてるんだから、俺だって好きにさせてもらうもの。
エドガー : やいてんの?やいてんの?………ペットの匂い消し、買ったのに〜〜。
ロック : 見えるからねぇ。
エドガー : だろうなぁ。
ロック : 目で見ればいいことだもの。
エドガー : うう〜〜。目隠ししてしまえ〜。きゅっ。
ロック : しかもね、シルバーウルフはね、聴視覚と、超嗅覚とね、超聴覚がね。
エドガー : 畜生〜〜。超ペットの匂い消しを買う。
のんきにたわむれている(?)二人と一匹であった。
ゴットン : たこ足、たこ足〜〜
セラ : かぷっ。
ゴットン : よし!噛め!
GM : イニシアティブとってください。
ゴットン : 3だ。
GM : こっちが先である。
ゴットン : 八回攻撃とか恐ろしいこと……
GM : そういうことです。
ゴットン : やはりな。
GM : お、出目がいいぞ。 えっとね、セラに三回、ゴットンに一回、キーアに一回、リラに一回。で、キーアには、大成功がいってます。防御して?
ゴットン : 防御成功。
キーア : 失敗。
GM : じゃ、ダメージ、8で、その上、締めつけられてます。
セラ : あたしも失敗〜〜。
GM : ダメージが……7、4、8。
とまぁ、戦闘が続いて、恐怖の八回攻撃に苦戦しながらも一応撃退。
何と言っても、ゴットンが強いから。そして、岸に戻って、合流を果たした一行であった。
セラ : 新婚さんしてんじゃないわよっ!
ロック : へ?
GM : まぁ、まぁ。『それで、生き返らせたい方の肉体はどこに?』
ロック :あ、あの、フォレースル地方の山脈です。氷の山脈です。
GM : 『白き谷の氷の洞窟ですね?あそこは、寒いので、一度、町に戻って装備をそろえた方がいいでしょう。』
エドガー : 寒いのはいやだ〜〜!……セラ、眠くなるぞ。ちなみに、エドガーも動けなくなるぞ。丸くならないと。こたつの上で。
そして、町に戻って、防寒着と、ドワーフの造った火酒を買い求めた一行。
そして白き谷までやって来ました。目の前に広がる吹雪の山。
エドガー : 寒いよ〜〜
セラ : 眠たいの。眠たいの〜〜
GM : 水の洞窟までは、道に迷わなければ、六時間ほどで着きます。
キーア : 道に迷わなければ?
GM : さて、一時間目です。代表で誰か、D6ふって下さい。……その目だと……スノーウルフが六匹襲いかかってきます。
エドガー : 話つけろ!
ロック : できるかよ。 雪のウルフなんか!
エドガー : 雌だろ、雌。どうにかならんのか!そこの狼!
シバ(ロック) : ウゥ〜〜〜
ロック : ロックに近付くなって言ってるだけだ。
エドガー : 役にたたないな!まったく!
ロック : イニシアティブとりま〜す。7。
GM : そっちが先です。
この戦闘中、リラちゃん(ソーサラーレベル7)は、魔法を唱えようとしましたが……おや?何と、失敗。
皆 にばかにされてしまいました。哀れな少女。
まぁ それでも、割と楽勝気味に倒しかけていたのです…… が!
最後に残った一匹が死力を振り絞ったのか、冷気のプレスが大成功!
しかも、ダメージのダイス目がこれまたいいときた日には……。
ノーマルで12、大成功だから24、冷気が弱点のセラなんか、抵抗失敗してるから48ダメージ。
こりや生きてるわけがない。
集中力使用で、何とか一命は取り止めたものの、他のメンバーも結構大ダメージ受けてます。
エドガー : 回復して〜〜
セラ : 回復〜〜
キーア : 誰にかけるの?
一同:いる〜〜!
エドガー : 大打撃だったりする。
GM : (う〜ん、こんなに炸裂するとは……)
さて、二時間目は順調。
三時間目も順調。
四時間目、ちょ〜っと、吹雪で道に迷い。
五時間目、更に道に迷い(笑)
六時間目にフラウ三匹に遭遇。
この戦闘でのハプニングと言えば……ロックが大失敗出して雪の中に突っ込んだとか。あと、またもやリラちゃんが魔法に失敗したとか。
その後、七時間目、八時間目と順調で、何とか到着。
エドガー : さ、寒い。
GM : 目の前に、洞窟の入口が開いてます。入口は 少し細いですが、のぞいた感じでは、奥は広くなってる ようです。ちょっと暗いかな?外、吹雪だし。
セラ : ぐーzzz
ロック : あ、寝てる。ね、いつ着くかわからないから、“星”を渡しといてほしいんだけど。
……ギャグじゃないからね!「星」を渡しといて「ほし」いんだけど。(笑)だからね、着いたら、すぐやりたいからね。だからね。よい?
ゴットン : ああ、いいけど?
セラ : いいよ?
ロック : じゃ、一応全部もらったね。
GM : セイラ(本日不在)が持っていたのも、預かっていたことにしておいてね。
ロック : あぁ、わかった。よし、これで、いつ着いても大丈夫、と。
ゴットン : 一時的にな。
ロック : うん、終わるまでね。よし、行こう。
GM : じゃあ、入ってよろしいですか?
ロック : いいよ。
GM : 細い道です。
ロック : 何人くらい通れそう?
GM : 入口自体は一人ずつくらい?奥はすぐ広くなってるから。
ロック : あ、入口だけね。誰が先頭?俺?
GM : 誰が最後?ゴットン?0K。さて、中に入るとね。すごく、天井高いし、横幅広いしみたいな広いホールみたいになってる。
ゴットン : 幻想的だなあ。ファンタジックだなあ。
ロック : きれい、きれい。
GM : で、壁の方も、凍りついてるって感じで。
ゴットン : おお、心がとぎ澄まされるようだ。
ロック : べっとりひっつく。べちっょ。ごめんなさい。
ゴットン : 愚か者!
エドガー : ロック、ロック、それは美しくない。
ロック : お前は関係ないだろ!
GM : 一列で入っていきます。
一番最後。ゴットンが裂けめから出て、広間の方に入った時です。
グワッていうような音がして洞窟がゆれる。
雪崩っぽいのが起こったらしくて、入口がふさがれてしまいます。
ロック : げ。
ゴットン : 予想通り。
GM : 最後の人だけ、巻き込まれないかどうか、運動技能で判定して?
ゴットン : (コロコロ)ばっちり。
GM : 大丈夫ね?0K。入口が雪でふさがれてしまいました。
ただ、天井の高いところには裂けめなんかが見えてます。
ロック : じゃあ、登れないことはないわけね。
GM : うん。ただちょっと高いかな。
後は、奥の方から風が吹いて来たりしてるから、他にも出口はあるんじゃないかと。
ロック : わかった。じゃ、行こう。ホールすぎたらどんな道?
GM : 奥に続く道が二本。右側が少し細め。左が広めではあるけど、その奥で、更に二本に別れてるって感じかな?
ロック : (コロコロ)右。
GM : 細い道がしばらく続いてます。……明かりつけるって言ってないよな?奥の方はよく見えません。
キーア : 明かりつけた方がいいよぉ?
ロック : 明かり、つけよう。ウィル・オー・ウィスプ呼んで?
セラ : じゃ、アモンに呼ばせるね。
GM : 明るくなった。
で、そろそろ、みなさん、寒さに体が冷え切ってきました。火酒、飲んだ方がいいと感じます。
ゴットン : じゃあ、飲もう。……ぶは〜。生き返るぜ。
セラ : んくんくんく。 なんか、寒さより、お酒によって眠くなりそう。
ロック : 酔っ払って、仲間に魔法かけるとか。
ゴットン : 何本が限界か、決めとこうか。
GM : 決めとこうか?それぞれ、皆さん十面ダイスふってみて下さい。
エドガー : え〜〜、いつも飲んでるの、ハンディないの?
ゴットン : 九本や、九本!
セラ : あたし、四本。
ロック : う……
GM : ロックはお酒に弱いようである。キーアちゃんと並んで、一本。
さて、……明かりはつけたのね?
ロック : つけたよ〜。
GM : じゃあ、壁がきらきらと光ってますね。氷が反射して。
ゴットン : きれ〜。
ロック : 顔が映るんだろうな。きっと。
GM : 隊列はさっきのままでいいのね。細いところを抜けて。先頭の二人。知覚判定をどうぞ。
ロック : 成功。
エドガー : あ、…大失敗。
GM : エドガーは余所向いてたみたいだね。
まわりは多少広くなってます。
で、その部屋の片隅の方にね。イエティが二匹うずくまってます。
ロック : どっちの壁?
GM : 右。
ロック : 右側の壁にイエティがいるよ(小声)どうする?
GM : こっちには気付いてないようです。
エドガー : じゃあ、逃げた方がいいのでは?
ゴットン : さわらぬ神にたたりなし。
ロック : そうそうそうそう。こっそり行く。
GM : では、運動技能判定だね。先頭から一人ずつ行ってみましょう。
エドガー : (コロコロ)成功。
ロック : (コロコロ)成功。
セラ : 次は……魔法使い系二人よね
ロック : レベル七の女。
GM : (あそっか。リラちゃんの番か。)(コロコロ)あ。
ゴットン : それで失敗するなよ!
GM : この娘…どうにかして〜〜(注:さっきから、何をするにも自動的失敗ばかりの彼女であった。)
セラ : 要するに……こけたのね? (笑)
ロック : ほぉ〜〜?魔法はかけられないし?お荷物になってるし?冗談じゃないよ、こんな奴。
エドガー : そういじめてやるな。いつか役に立ってくれるから。
ロック : いつかってね、別れる前に役に立ってくれないと困るんだよ!
セラ : ま、現状の段階で、祭器借りてくるまでは役に立ったんだからいいじゃないの?
ロック : 知らない。
GM : ごめんなさい〜〜。こけました〜〜。
セラ : あ、あたし、ちょうど後ろにいるから、踏んだかもしれない。
GM : 念の為、残りの二人も判定しておいてね?
キーア : (コロコロ)成功してるよ?
ゴットン : (コロコロ)うん成功。
GM : じゃ、リラちゃんがこけてるだけだね。イエティ、こちらに気付きました。
セラ : 置いて行こうか?
GM : う……え〜ん。
ロック : はぁ〜〜
セラ : ニ十五の男が、二十歳の女の子相手に、大人気ないねぇ。
ロック : やかましい!
VSイエティ。戦闘開始。
やたらと、気合いの入っているロック。ニターン連続で大成功。
それに対して、エドちゃんが二ターンとも失敗。
どうしたんでしょうねぇ。
イエティ二匹を倒した一行は、更に先に進みます。
GM : ここから、道は左側にカーブしてます。
ロック : 行く。
GM : 曲がって行くと、大きな広間に出ます。
来た道と、その隣にもう一本の道があって、向こう側にさらにもう一本の道が見えてます。
で、入って右の氷の壁の中に、御母様の姿があります。
ゴットン : 服は?
ロック : 着てるよ!当たり前。
エドガー : 御母様に、じきじきに認めてもらわなくては……って、違うって。
ゴットン : ロック、さっさと儀式を初めましょうや。
ロック : うん。やる。……お前、役に立つの?本当に!一応、信じてるんだからね!守ってもらわなくちゃ困るよ?
セラ : ごめんね?この人、気が立ってるから。お姉ちゃん、ごめんね?
ゴットン : ここで失敗したら、おおごとやの。
GM : (う〜〜ん、プレッシャーが…)リラちゃんが御母様の姿を見て、驚いてます。
ロック : どうしたの?
GM : なんかね。リラちゃんの御母様とよく似ていると。ただ、そっくりっていうんじゃなくて、面影がよく似ているって感じ。
セラ : 何?同じ血族って奴?いわゆる。親戚とかっていう。
ロック : ふ〜ん。そうなんだ。
ゴットン : よし、頑張ってこい。
セラ : いってらっしゃ〜〜い。
ロック : うん。
GM : それじゃあ、例の水晶の像を出して来て。
ゴットン : オマルにまたがるのか?ロック。
エドガー : それは美しくない〜〜!
GM : 違う〜〜(泣)
リラちゃんが祭器を前に、呪文を唱えます。
やがて、その水晶の像がゆっくりと羽ばたき出す。
きらめく白鳥はそのまま氷の中に入って行く。
同時に、ロックは意識を失います。
体の方は仮死状態に入るわけですね。
ゴットン : サイコダイブするわけか。
セラ : シバちゃんが、すっと脇に行くわけね。で、エドガーが近寄ろうとしたら、ウゥ〜〜と。
一同:ウゥ〜〜
エドガー : なんでみんなで〜〜(泣)
ロック : 脅しておいたから大丈夫。来ないから。
セラ : 誰も近寄れない。(笑)
GM : 次にロックが気がつくと、まわりは暗闇です。
足下から細い道がずっと続いてます。その道の両脇には、死霊がうごめいています。
道の上空を水晶の白鳥がゆっくりと飛んでいます。
ロック : 追いかける。
死後の世界で、ロックは、御母様の霊を捜して歩きます。
互いにD6をふり合って、同じ目がでたら発見ということでしたが、三回目にして、発見したロックなのでした。すごいわ。
その頃、残された方は……
ゴットン : ロックはん〜。早く帰っておいでね〜。待ってるよ〜〜。
エドガー : ゴットン〜、お前はそういう趣味だったのか〜(笑)
ゴットン : いやいや、左うちわで待っていよう。
セラ : まあ、女装させたし。前。
エドガー : 女装?
セラ : あ、そっか。憧えてないんだ?!
ゴットン : セラちゃん、よけいなこといわないようにね。
エドガー : 何のことかな?
セラ : あの、巨体の女ねえ。
エドガー : あの、ニメートルあるご婦人か?…鳥肌が立って来た、いまさらながら。
ゴットン : あれは、俺じゃあないぜ。いいな。
エドガー : え、そんなこと……え?
ゴットン : あれは、俺なんだぜ?
エドガー : えぇっ?!うそっ?うわ〜〜気絶。
GM : (ロックの方が一段落着いて、ふと気がついたGM) 何してるの?そっちで?
ロック : 二メートルのご婦人の話をしてる。
ゴットン : セラがばらそうとした。
セラ : もうばれてる!
エドガー : ちょっと、立ち直れない。しばらく。
GM : 二メートルのご婦人?懐かしい話が出て来たね。(悟りの民のところじゃない?)
さて、 無事母親の魂をつれて生還したロック。
感動の親子の対面と相成りました。
GM : ロック、御母様のことなんて呼んでるの?
キーア : ママがいい!
セラ : 母さんじゃないの?
ロック : でも、二十五だからなぁ。おふくろでいいんじゃない?なんでもいいや。もう。
エドガー : 投げやりである。
ロック : いや、そういうわけじゃあ……
セラ : お母さんいくつで死んでるの?
ロック : えっとねぇ、俺が……えっと……
セラ : もしかして、母親の方が若いとか…
ロック : いや、それはないよ。……いや、可能性としては……あるかも・・・・・
GM : そんな若かったっけ?
ロック : 俺が十八の時に帰ったら、もうだいぶん前に死んだって言われたから。
GM : なら、三十は越してるでしょ?若くしてロックを産んだにしても……
ロック : まぁ、二十七か、八にしときましょうか。
セラ : 何にしろ、若いと。年は近いのね。
GM : じゃあ、描写進めます。
水晶の白鳥は氷の中から再び現れて、地面に舞い降りて動かなくなる。
やがて氷にひびが入っていき、パリーンと割れる。
セラ : なかなか耽美ですねぇ。
GM : 氷の中から解放された御母様の頬に赤みがさしてくる。
で、シバちゃんの背中にもたれて意識を失っていたロックも、そこで気がつく。
ロック : じゃあねぇ、近付いていく。
GM : 御母様は、しばらくして目を開けますが、状況がよくわかっていないようです。
ゴットン : さあ、ロック、かっこいいせりふをはくんだ!それが男ってものだぞ!
ロック : のぞき込んでねえ……どうしよっかな。いきなり襲う(笑)違うって。
一同:爆笑
セラ : 近親相姦はいけないよ。
ロック : 違うって。 (笑)えっとね……一応、大丈夫か?って聞こう。
セラ : 母親に、「大丈夫か」だって。
ロック : うん。いいや。
GM : 『あ、はい。』何だか、ぼ〜って感じ。
ロック : じ〜〜〜〜〜
エドガー : いてっ。最近冷たいんだよな。(ロックにちょっかいだしてはたかれた。)
ゴットン : じゃまするな、馬鹿野郎。対面中だ。
セラ : でもねぇ、エドガー。お母さんに手出しちゃだめよ。関係ややこしくなるからね。
エドガー : いや、一瞬いいなと・・・・・いやいや。
セラ : くどいたら、ロックのお父さんになっちゃうよ?
ロック : ロックだって名乗る。
GM : 『ロックなの?』
ロック : うん。二十五になっちゃった。
GM : 『…………私、いくつ?!』
セラ : 御母様、死んだのは憶えてるよね
GM : 今は、記憶が混乱してる状態かもしれない。
ロック : うん。……生き返らせようと思って。ここまで来たんだけど。
GM : 『それは……。……大きくなったわね。』
ロック : うん。大きくなったよ。百七十五センチだよ。でかくなって、シルバーウルフもつれて。
GM : 『まあ……』
セラ : なんか、シバちゃん、『御母様、はじめまして』の状態。
ゴットン : しっぽを立ててふりながら。
ロック : なんか、やりそう。すごく、やりそう。
GM : 『……私……死んだのよね?』
ロック : うん。死んだよ? (笑)いや、だから、生き返らせたんだって。聞きたいことがあって。
GM : 『何?』
ロック : 小さい頃に聖地に入るなって言ったでしょう?……入ったんだよ。……また。
エドガー : ちっちっちっ。また、また、また、また(げしっ)いたっ(笑)
ゴットン : よつまた、いつつまたぐらいかな。
ロック : 小さい頃は、強くなれば、きっと変身できるだろうって思ってたんだけど。
どうしても変身できないからその理由が知りたくて。
ゴットン : まだ強くないんだ。 己の限界を越えろ!
エドガー : やかましい!お前はだまっとれ!
GM : 『それは……伝えなくてはいけないと思っていたんだけれど……』
ロック : うん……教えてもらえないかな?
GM : 『それは……私の…血のせいだと思うわ』
ロック : 何?それは……?
GM : 『私が銀狼の民ではないから…・』
ロック : じゃ、何の民?
GM : 『私は……新しき民なの。』
ロック : ふぅ〜ん。……ひょっとして、こいつに見覚えありません?って、あの役立たずの女を出す!
GM : いや、リラは二十歳だし……
ロック : あ。そうか。二十歳か……そうか。
GM : あ、でも、リラの下げてるペンダントを見てね。『あなた……あなたの御母様の名は?』って、聞きます。
で、リラが答えたら『それは……私の、妹だわ。』と。
ロック : ほう……
セラ : すると……いとこか?
ロック : いやだ…俺。すごく、いやだ。
GM : リラちゃんも、ちょっと呆然。
セラ : この人があたしのいとこ?って?
でも、いとこじゃあんまりインパクトないよねぇ。この人があなたの兄さんよ、とか言われたらショックだけど。
ろじゃあ、ずっと、変身できないってこと?
GM : 『新しき民が聖地に入れないのは、昔のルーミスの結界が聖地に残っているからなの。
だから、大蛇の民の村に行ってみたら、何か方法があるかもしれないわ 』(これも、勝手に創った設定)
ロック : だって〜、セラ。
セラ : らしいね。
ロック : らしいねじゃない!
セラ : うちに帰るの?そしたら。
ロック : じゃあ、大蛇の部族に行けばいいわけね。
GM : 『保証はできないけれど……』
ロック : うん。いいよ。できるかぎりやってみるだけ。
セラ : まぁ、長老とかなら何か知ってそうではあるけれど。……年くってるから……早く帰ろうか? (笑)
ロック : 死んでたら、何にもならないよ。(笑)
GM : 『でも、あなたがフェネスに選ばれたっていうのは確かなことだから。』
ゴットン : カイルじゃなかった?
ロック : 二人選ばれたんだよ。
セラ : 神様、ショタコンの気があったんだよ、きっと。
ロック : まぁ、お母さん、ここに残していくわけにいかないから。新しき民のところまで、一緒に帰る?
エドガー : 冷たいぞ!お前!
ロック : だから一緒に帰る?って聞いてるんだよ。
ゴットン : この役立たず魔法使いと一緒に帰らせれればいいだろ?
エドガー : そう役立たずっていってやるなよ。
セラ : まあ、連れて帰れば、身内なんだし、追い出されはしないでしょ?
……でも、もう妹の方が年上なのよね?ねぇさんなの?って、ちょっと老けたおばさんがね。
ゴットン : まるで、人魚の森だな。
GM : (あそこまで老けちゃいないだろ?) まあ、そうやって話をしているとだね。
入って来た通路の向い側の通路があったでしょ?あっちの方から不意に声がかけられる。
『話は済んだかな?』
ゴットン : そ〜の〜こ〜え〜は〜〜セリア〜〜♪
GM : 気がつくとね。ここ、三つ通路があったわけだけれども。
ひとつに、セリア将軍と、後ろに一人、前に二人。
入って来た方からは、三人。
もう一個の道からは、一人と、あと、変なモンスターが二匹。
いつのまにか囲まれている。
ロック : じゃ、三・三だね?
GM : で、セリア将軍のとこが四。
ゴットン : やれやれ、人のくさい芝居をのぞくとは、お前もなかなか嫌なやつだなぁ。
エドガー : ところで、傷は治った?あ、 傷じゃね〜や。
キーア : はげの剃り込み、治った?
ゴットン : あのまま殺さなかったのに、また死にに来たのか。お前は。
GM : まったくその辺無視して。『ボウヤ?約束を果たしてもらおうか?』
キーア : なんか約束した?
ゴットン : ロック、それは聞いてないぞ?
ロック : 近寄っていく。
GM : 『こっちへおいで?』
ロック : “星”を手渡す。
エドガー : は?
ロック : ……ごめんなさい。みなさんっ(泣) あぁぁっ、ごめんなさいっ!!
(部屋のすみに隠れるプレイヤー)
セラ : …・だれか、抑えててよ。暴動に出るよ。私。
ゴットン : やめとけ。
ロック : “星”渡しました。
ゴットン : セリア〜〜!ロックに何をした!貴様っ!ダークエルフ得意の洗脳術か?!
GM : 『ま、お前たちもかわいそうにね。信頼してる仲間に裏切られたわけだ。
まぁ 根むんなら 、……そ この悟りの族長さん?あぁ、元か。元族長さんだね。あんたの民を恨むんだね。……ロック?教えてやったらどうだい?』
ロック : ……………マリアを、売ったよな。……マリアを売ったんだっ!悟りの民が!!
キーア : そうだったの?!
エドガー : (絶句)
GM : 『まぁ、これで、“星”も後ひとつになったわけだ。』
セラ : がぁっ!!……でも、私、ひとつ気がついてしまったわ。
今回、なるべく戦闘を避けて逃げてもいいわ。田舎に帰らせてっ!!あたし、自分の村に危険を感じるっ!!
ゴットン : そう思うな。最後の一個だしな。最終決戦地は、セラの村?
セラ : 結局帰んなきゃいけないのなら、早く帰ろ〜よ〜。
ロック : ……俺に言っても……
GM : お前はこっちにいるんだよ?
ゴットン : ロック〜!!戻ってこい〜〜!
ロック : マリアの命にはかえられないんだ。
エドガー : ……攻撃〜!
GM : 誰に?
エドガー : とりあえず、セリア将軍に。
GM : 将軍の前には二人いるよ?
エドガー : ちいっ!攻撃ぃ〜〜!
GM : 『ま、お前たちも用済みだ?復讐も兼ねてここで死んでもらおうか。』
一同:(大爆笑)
エドガー : しつも〜ん。それは何の復讐ですか?!
ゴットン : 待て!俺は関与してないぞ!!
GM : 『……よくも、まぁ、やってくれたよな!!おまえら!』
セラ : ねえ、誰かに見られたの?あれ。
GM : 『……さぁね。』
一同:(再度、大爆笑)
GM : (ちょっと、悔しい……)セラが聞くのね?
ヴァルジャベ飛んでいくよ。 (注:ヴァルジャベとはヴァルキリージャベリンの略称。シャーマン魔法のひとつ。かなりの威力。)
ゴットン : だからやめとけと言ったのに。さあ、生きてここから出ようぜ!
セラ : 怒るってことは……とりあえず、見られた?
ゴットン : 怒らせてどうする!怒らせちゃいけん!敵を怒らせたら、ろくなことにならないぞ!
セラ : ……何?ヴァルキリージャベリン?……これ抵抗したら0になるのはいいけど、失敗したら死ぬよ。
ロック : 頑張れ!
セラ : (コロコロ)
一同:うわぁ〜〜〜〜〜!!9!(自動的失敗)
GM : (コロコロ)あ、でも、大したことないよ?……でも、レベルが高いからなぁ。……25。
セラ : ついでに教えてあげようか?今の生命力、現在値、22しかないの。
ロック : -3だ!
GM : (こんなところで死んでたら、まぬけだよな)……誰か、かばってやれば?飛び出してくるなら半分そっちに行ったことにしてもいいけど。
ゴットン : じゃあ、俺が行くよ。
GM : 運動技能判定で成功したら、かばえたことにするわ。成功?じゃ、そっちに13。セラに12ね。
セラ : 12。残り10。……ひぃ〜〜ん。
ゴットン : 泣くんじゃない。よけいなこと言うからだ、こいつぅ。
セラ : ひぃ〜ん、ひぃ〜ん。
ゴットン : リターンマッチと言うわけか。セリア将軍。
GM : 『そういうわけだな。』
ゴットン : あの頃、俺に勝てなかったのを、忘れたわけではあるまいな。
GM : 『人数に不利があったからな。』
ゴットン : 何を言うか!俺の二撃で死んだくせに!
GM : 『一年間で私もいろいろとあったからね。』
エドガー : 過去のことはあんまり言わないで!笑いたくなるから。
GM : (シリアスなシーンのはずなのに〜シリアスにならない〜〜)
そして、戦略を決め、隊列を決める一行。戦闘開始!
ゴットン : タレント、リーブでロックの脇に飛ぶ。抱えて、帰ってこないと。
セラ : 同じことして帰ってくるの?
ゴットン : いや、抱えてこれないからそれはできない。ロック、置いて来てしまう。意味がない。(笑)
ロック : なんだあいつは!って?(笑)
セラ : ファイアーウォールを創ります!
GM : 火がないよ?明かり、ウィル・オー・ウィスプでしょ?
セラ : あ、そうか。じゃ、このターンで、火をつけます。たいまつに。
ゴットン : 必ず助け出してやるぜ、ロック!
GM : ロックは、自分の意志で来てるの忘れないでね?
ゴットン : 無理やり連れて帰ればいいんだろ?こいつを。戦いの邪魔、ここにいたら。
GM : ロック、邪魔扱いされてるよ?(笑)
ゴットン : 邪魔と言うかセリアをかばう可能性がある。やばいよ。エドガー、取りに来い!(笑)
エドガー : ええっ?!どうやって?!(笑)無理だよ!!
GM : えっと、ゴットン、ロックの脇に来てるんだよね?じゃ、セリア将軍の前の二人、ゴットンに攻撃かけます。
ゴットン : しゃらくせぇー!(コロコロ)あ、一回防御失敗。二回目成功。
エドガー : 気合いはよかったんだけどな。
セラ : シリアスの戦闘シーンが、どうしてギャグるんだろう?
GM : (まったくだよ……)ダメージ、9ね。で、 こいつら、二回攻撃できるから、もう一人行きます。
ゴットン : 防御成功。
セラ : セリア将軍、かっこつければつけるほど ギャグになる〜〜
GM : さて、セリア将軍は、とりあえず、様子見てます。ロックを愛でてます。
セラ : ボウヤ、いい子だね。とか言ってんだよ、きっと。
GM : で、エドちゃん?飛んでいるモンスターが二匹。行きます。
エドガー : え?とんでるの?!今知った。
GM : だって、おまえら、よく見なかったでしょ?何かって聞かなかったから、教えてあげない。
エドガー : 何?
GM : もうダメ(笑)一匹目、ダメージが十一。
エドガー : うきゃ〜〜いた〜い。
GM : 後は失敗。
ゴットン : バーティ始まって以来の大ピンチだな。
GM : で、モンスターの後ろにいたフードの魔法使いが、……セラ、抵抗して?
セラ : (コロコロ)失敗。
GM : 麻痺です。十ターン、麻痺してて下さい。さて、こっちの三人が……エドちゃんかな?一人目が……。
エドガー : 防御成功。
GM : じゃ、二人目。大成功と成功。
エドガー : ひゃあ、失敗!!やばい、死ぬかもしれない!!
GM : えっとね、……22とね、9。
エドガー : ぜいぜい。あと、生命力8で〜す。
ゴットン : とりあえず“星”は返してもらおうか。
ロック : いいですか?
GM : 何でしょう?
ロック : 将軍の後ろに行く。
ゴットン : のぉおおおおおおおっ!お前好きなんか?!……しょうがないな。人質取られてるらしいしなあ。将軍ぶっ殺すしかないな、こうなったら!
セラ : せめて“星”だけでも……。
ロック : 将軍に渡してるよ?
ゴットン : 将軍、“星”を返せ!
GM : 『それで素直に返す馬鹿がいると思うか?』
ゴットン : 一応言ってやったんだ。
エドガー : 同情はいいから、"星”をくれ (笑)
一同:(爆笑)
ゴットン : それが、おまえらダークエルフの汚いやり方か!
GM : 『そういうことだ。』
ゴットン : つばかけてやろうか、こいつ。
一同:(笑)
ゴットン : 俺はな、ダークエルフが嫌いなんだ!!
エドガー : やってることが、姑息だぞ?(笑)
次のターンで、アモンが背後にファイアーウォールを立てました。
それによって、エドガーが、前方にまわり込みます。
キーアが回復をしようとしたものの、精神力が足りない!ピンチ!
ゴットン : そろそろ、ファイアーウォールのせいで天井が崩れるんじゃないか?
エドガー : 切実だなぁ。GM、落とせ!
GM : (あのね、人数が多いから、結構時間たったように思えるけど、実は、まだ2ターンしかたってないのよ?(笑)まだ、落ちないわよ。)
空飛んでるモンスターが、炎の壁乗り越えてこようとしてます。
エドガー : やばい!倒れたらまずい!この状態で倒れたらまずい。かなり無責任だ。
GM : えっと、一匹目は抵抗成功。二匹目は、失敗したから、越えてきません。
ゴットン : リラが残ってる。ロック麻痺させる!
エドガー : え。でも……なんにもしないし。
ゴットン : いざとなった時、やばいだろ?
エドガー : そうだけど……エドガーは賛成出来ないよ。ごめん。プレイヤーとしては、賛成できるけど、エドガーとしては賛成出来ない。
ゴットン : どうするんだよ、それじゃ、この場を!
エドガー : ごめ〜〜ん!
セラ : エドガーはできないでしょうねえ。このお兄さん、負い目もあることだし。セラはねえ、死なない程度ならいいよ。
ゴットン : じゃあ、かけよう。
ロック : (コロコロ)抵抗、大成功。
エドガー : あ!(笑)
ゴットン : いや、こっちが、大失敗だ。(笑)
ロック : 何考えてんだ!
ゴットン : いとこだもん。(笑)
ビンチだ、ピンチだ。大ピンチだ。
キーアは、積神力が底をついてて何にもできないし。
セラは動けないし。
エドガーは生命力残り8だし。
ゴットンは、かすかすと 生命力削られてるし。
ゴットン : ロック君。こっちに戻ってきてくれ〜
エドガー : ついに、説得し始めた。
ロック : いやだ。
ゴットン : じゃあ、麻痺させるしかないか。
ロック : (コロコロ)抵抗成功。(笑)
ゴットン : ……後ろの逃げ道にしようか。もう、ここは逃げようか?
セラ : もう、動けない人間、みんなそろって神頼み状態。
ロック : お願い、もう帰ってって?
ゴットン : もう、 引こう、本当に。
GM : 待った。引くまでもなく、次のターンで動きがあります。
セリア将軍が言います。『まぁ、いつまでもこうやってても仕方がないからね……このまま、ここで埋もれてしまえ。』
ロック : 止める!!
エドガー : お?!
ゴットン : お?!ロック?!……ドラマやねえ。
ロック : それだけは止める。
ゴットン : ロック!人質はどうなるんだ?!
ロック : いや、“星”さえ手に入ったら、本当は良かったはずだから。
GM : (おお、止めるか?)どういう行動に出る?具体的に。
ロック : 腕を持つ。
GM : じゃ、攻撃技能で判定して。
ロック : (コロコロ)大成功。
GM : (コロコロ)ごめん。こっちも大成功。そうだね、いったんつかんだけど、ペシッとはたきおとしたって感じかな?
ロック : いやなんでも言うこと聞くから!
GM : (ほぉ、なんでも……ねえ。 ま、いいか。)
じゃ、セリア将軍は残りの連中に向かって、『好きにしな』 と言い残し、後ろのソーサラーを呼んで足下に魔法陣描いてロックもつれて、テレポートする。
エドガー : うわ〜〜ロック〜〜!!
セラ : ところで、火の壁の向こうの奴等は?
GM : そのまま置き去り。どうしょうかなぁ状態。ロックは特に抵抗しない?
ロック : うん。……え?抵抗できるの?
GM : いや、魔法陣描いた時点で、外に出るとか。
ロック : いや、……抵抗しない。
セラ : 抵抗しようとしたとたんに、マリアちゃんの顔がふっと通って、あ、できないってなるわけよ。この子は。
ロック : 抵抗しない。行くよ。
GM : (ああ、またもや、バーティが分裂してしまった……めんどくさい(笑))
じゃあ、セリア将軍 はまわりにいた奴等だけ引き連れて消えてしまいました。
後に残されたのは、変なモンスターニ匹。
それと炎の向こうでうろちょろしてる奴等。
さて、逃げようとする一行ですが、モンスターが二匹襲ってきます。
エドガー : リュンクスウォークで、セラを助けに走ります。
ゴットン : タイガーロアーで、モンスターの技能を下げます。
GM : じゃあ、エドちゃんが食い止めてると言うことで、キーアたちは逃げていいです。
で、 エドちゃんへの攻撃は……失敗してるね。
エドガー : よかったぁ〜
ゴットン : 感謝しろよ。次のターンでワープしてエドガーの前に出ます。代わりに食い止める。
ロック(乱入) : で、エドガーは、セラを抱いて、そのまま逃げると。
エドガー : うん。
セラ : これはやっぱり、脇に抱えられるんでしょうね。おぶってやるとか、抱いてやるとかそんな……
ロック(乱入) : そんな余裕はない!
エドガー : ぜいぜい言ってるもん。
GM : リラとお母さんも、キーアと一緒に逃げてます。
ゴットン : お母さん、いたのか。そういえば。
セラ : ロック、ロック、ひとつ聞いていい?
ロック : …いない。
ゴットン : お母さんの前で、裏切ったな。(笑)
セラ : ロック。ひとつ聞いていい?
ロック : いない!
セラ : いや、ブレイヤーにひとつ聞かせて。ロックが勤いたのは、お母さんのため?エドガーのため?みんなのため?
ロック : え?みんなのため。
セラ : みんなのため?偉い、偉い。
ゴットン : じゃ、まぁ、お母さんにフォローしておいてやろう。あいつは好きな子のために身を売ったんだ。
セラ : 一応、そういうフォローはしておこう。これこれこういうわけで、こういう女の子がいてね、その子がつかまってしまったのよ。って。
ロック : 悟りの民がね……。
エドガー : う……
GM : そういう話をしてる場合じゃないでしょ?
セラ : ま。それは、後から話してるということで。とにかく逃げよう状態?
ゴットンが、身を張ってモンスターを食い止めてる間に、(生命力のこり6だぞ……)逃げたメンバーは、壁に細い亀裂を見つけ、そこをたたき壊して外に脱出。
GM : 一応、人は通れるけど、モンスターは通れないくらいに隙間が開きました。
ゴットン : 俺が通れんじゃないか!!(笑)
エドガー : あ、助けに行きます!
GM : (2メートルの巨体だもんな)
ゴットン : お前、自分の生命力考えろ!
エドガー : だって!お前の方が低いだろ!!
ゴットン : 大丈夫!生きて出てくるから!!信頼しろ、仲間を!
セラ : だから、隙間を壊して、広げて!
ゴットン : さあ、こうなったら、三十六計逃げるにしかずだ。このターン、逃げられなかったら、危ない。運動技能かな?(コロコロ)ああぁ〜〜!
ロック : わぁぁっ。うそっ!
エドガー : ひゃぁっ!!
セラ : 警戒しながら退却してる?
ゴットン : いや、全力疾走してる。すまぬ、みんな。約束は果たせぬようだ。
ロック : 集中力使えばいいのに。
ゴットン : 使うのか?29しかないのに。(コロコロ)あ!
エドガー : ラッキー!!
セラ : 成功した〜!
GM : (危ないなぁ〜〜まったく……)じゃあ、逃げたね。
かろうじて外に出ると、壁の向こうで、きいきいとモンスターが鳴いてます。
ゴットン : 俺が出られて、あいつら出られないの?
GM : 翼があるからさ。引っかかるのよ。幅があるから。
ゴットン : まぁ、そろそろこの辺で、洞窟は崩れるな。ファイアーウォール×2だから。危機一髪って感じか?
GM : そうだね。
ゴットン : 初めて、瀕死になったよ、俺。
セラ : とにかく、回復したらあたしの田舎に帰ってもらわないと困るんだけど……。
ゴットン : もう、体力十分の一だから、片膝ついてるよ。
エドガー : 俺も。
セラ : あたし、一応宣言しとくね。ここにくる前、村の方に、“星”を取られてて、危ないってことは言ってきてるから。で、村を出る時にも言って出たのよ。
ロック(乱入) : 言ってはいても……ベルディアだからねえ。
セラ : うん。ただ、相手の戦力と、こっちの戦力の問題で…すでにおちてる可能性があるから、早く帰り たいのよ。全面戦争とかになったら、怖いよなぁ。
シバ(ロック) : くぅ〜ん。くぅ〜ん。
ゴットン : わかった、わかった。お前の主人はすぐに助けるから。
エドガー : 一応シバちゃんにごめんなさいを言っておく。すまんな、シバ。
シバ(ロック) : エドガーの傷はなめてあげよう。
エドガー : え?
シバ(ロック) : 回復するよ?
セラ : わんこ、どうしたの?
GM : そしたら、今日は、雪原の上で、崩れ去る洞窟を前に、みんな傷だらけで呆然としたまま終わります。そうだね、この結果だったら……
ゴットン : 失敗だから、(経験点)1500か?
GM : いや、そうでもないんだ。お母さん死ななかったから。
セラ : お母さん、忘れてたんじゃなかったの?
GM : ううん。タイミングはかってたら、出せなかったの。
あそこでね、ロックが止めなかったらお母さん死んでたよ?たぶん。
……かっこいいせりふがあったんだけどな。吐きたかったな。
まぁ、無事だったから、(経験点)2000あげよう。ということで、今回のセッション、これにて終了致します。
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